2023年4月12日

【すばらしい新世界】生殖医療と、性同一性障害/性別変更/性転換

「性(男と女)」は具わっているものではなくて選ぶもの、という理念観念思想信条主義信仰…

性別変更した夫と人工授精の子は「親子」最高裁

 性同一性障害で女性から性別変更した兵庫県内の男性(31)とその妻(31)が、第三者の精子を使った人工授精で誕生した長男(4)を法律上の夫婦の子(嫡出子)と認めるよう求めた審判で、最高裁第3小法廷(大谷剛彦裁判長)は、嫡出子と認める決定を10日付で出した。

 一般の夫婦と同様に、「妻が婚姻中に妊娠すれば夫の子と推定する」という民法772条の規定が適用されるとの初判断を示した。

 性別変更した男性と血縁関係にない子どもとの親子関係を認める判断で、生殖医療が急速に進歩する中、家族のあり方について議論を呼びそうだ。

 裁判官5人のうち3人の多数意見。裁判官出身の大谷裁判長と学者出身の岡部喜代子裁判官は「男性に生殖能力がないことは明らかで、父子関係は認められない」と反対意見を述べた。

(2013年12月11日19時55分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131211-OYT1T00919.htm



性別変更父子認定 最高裁決定要旨
2013年12月12日3時2分 読売新聞

http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20131212-118-OYTPT00009


>最高裁第3小法廷が、性同一性障害のため女性から性別変更した男性と、人工授精で誕生した子との父子関係を認めた10日の決定の要旨は次の通り。




(書きかけ)








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家畜人ヤプー - Wikipedia
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(2013年12月12日)(追記12/15)

205 件のコメント:

  1. 性別変更の夫婦の子で初判断
    12月11日 17時54分

    第三者から精子の提供を受けて産まれた子どもについて、「性同一性障害」で戸籍の性別を変えた夫が自分の子と認めるよう訴えたのに対し、最高裁判所は「血縁関係がなくても父親と認めるべきだ」という初めての判断を示して訴えを認める決定を出しました。
    家族の形が多様化するなかで、決定は生殖補助医療を巡る国の法整備の議論にも影響を与えそうです。

    兵庫県の31歳の男性は、女性として生まれましたが、心と体の性が一致しない「性同一性障害」と診断され、5年前に戸籍の性別を男性に変えました。
    その後結婚し、妻が第三者から精子の提供を受けて長男を産みましたが、法律上の子どもである「嫡出子」と認められなかったため、裁判所に訴えていました。
    最高裁判所第3小法廷の大谷剛彦裁判長は、「現在は性別を変えることができるようになったうえ、性別変更後に結婚することも認められている。結婚できる以上、血縁関係がなくても子どもの父親と認めるべきだ」という初めての判断を示し、「嫡出子」と認める決定を出しました。
    一方で、5人の裁判官のうち2人は、「制度上は結婚できても遺伝的には子どもを作ることができず父親と認めることはできない」などとする反対意見を述べています。
    「性同一性障害」の夫婦の子どもについては、法務省の見解に従ってこれまで「嫡出子」と認められてきませんでしたが、決定によって国は今後、対応の見直しを求められることになります。
    また、生殖補助医療の技術が進み家族の形が多様化するなかで、人工授精などについて、法律の整備を求める意見は国の審議会でも上がっており、最高裁の決定は今後の国の議論にも影響を与えそうです。

    裁判官も意見別れる

    今回の決定には5人の裁判官のうち2人が反対していて、最高裁の裁判官の中でも「結婚しているかどうか」と「血縁関係」のどちらをより重視するかで意見が分かれる結果となりました。
    このうち嫡出子と認める立場の寺田逸郎裁判官は、「結婚制度は夫婦の関係を認めただけでなく子どもを嫡出子と認めることと強く結びついている。性別を変更して結婚を認めた以上は、血縁がなくても嫡出子とする可能性を排除していない」と述べています。
    これに対して反対意見を述べた岡部喜代子裁判官は、「嫡出子とは本来、夫婦の間にできた子どものことだ。制度上は結婚できても遺伝的に子どもを作ることができなければ父親と認めることはできない」と述べ、血縁関係を重視するべきだという考えを示しました。
    また大谷剛彦裁判官は、「親子関係をどういった場合に認めるかは、本来、立法によって解決されるべきだ」と指摘し、国に法律の整備を求める意見を述べています。

    家族に対する法整備を急ぐべき

    最高裁の決定について、家族に関する法律に詳しい早稲田大学大学院法務研究科の榊原富士子教授は、「生殖補助医療の進歩で家族の形が多様化しているのに法律の整備が追いついていない。国は家族に対する法律の整備に慎重になっているが、法整備を急ぐべきだ。今回の決定はその後押しになるのではないか」と話しています。

    現状と今後の対応は

    「性同一性障害」を巡っては、9年前から性別の変更や結婚ができるようになりましたが、子どもについてはこれまで法的な夫婦の子である「嫡出子」とは認められてきませんでした。
    心と体の性が一致しない「性同一性障害」の人については新たに法律が整備され、平成16年から性別を変更できるようになり、この結果、結婚もできるようになりました。
    最高裁によりますと、平成16年から去年までに「性同一性障害」のために性別を変更した人は合わせて3500人余りに上っています。
    また、法務省によりますと、性別変更した男性と結婚した妻が産んだ子どもの出生届はこれまでに39件出されているということです。
    しかし、戸籍には性別を変更したことが記録されているため「夫との間に血縁関係がないことは明らかだ」とする法務省の見解に従って、これまで「嫡出子」とは認められてきませんでした。
    今回、訴えを起こした男性の場合も父親とは認められず、これまで戸籍上、子どもの父親の欄は空欄になっています。
    また、3年前には当時の法務大臣がこうしたケースを「嫡出子」と認めるかどうか検討する考えを示しましたが議論は進みませんでした。
    しかし、今回、最高裁が男性を父親と認め「嫡出子」としたことで、国は今後、対応の見直しを求められることになります。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131211/k10013753581000.html
     

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  2. 性別変更した夫と人工授精の子は「親子」最高裁
    2013年12月11日19時55分 読売新聞

     性同一性障害で女性から性別変更した兵庫県内の男性(31)とその妻(31)が、第三者の精子を使った人工授精で誕生した長男(4)を法律上の夫婦の子(嫡出子)と認めるよう求めた審判で、最高裁第3小法廷(大谷剛彦裁判長)は、嫡出子と認める決定を10日付で出した。

     一般の夫婦と同様に、「妻が婚姻中に妊娠すれば夫の子と推定する」という民法772条の規定が適用されるとの初判断を示した。

     性別変更した男性と血縁関係にない子どもとの親子関係を認める判断で、生殖医療が急速に進歩する中、家族のあり方について議論を呼びそうだ。

     裁判官5人のうち3人の多数意見。裁判官出身の大谷裁判長と学者出身の岡部喜代子裁判官は「男性に生殖能力がないことは明らかで、父子関係は認められない」と反対意見を述べた。

     男性は、性別適合手術を受けて女性から男性となり、2008年に性同一性障害特例法に基づき性別を変更し、妻と結婚。09年に長男が誕生し、12年に出生届を本籍地の東京都新宿区に提出した。しかし、男性の戸籍から性別変更が判明し、区は「父子の血縁関係はない」と判断。長男の戸籍に「妻の婚外子」と記載した。このため夫婦は同年3月、父の欄に男性の名前を記載するよう審判を申し立てた。

     審判では民法772条の規定を適用できるかが争点となり、1、2審は長男を嫡出子とは認めなかった。

     最高裁決定は、性別変更が認められた人には特例法により、変更後の性別として民法も適用され、結婚も認められていると指摘。「性別変更した男性の結婚を認めながら、妻との性的関係では子ができないことを理由に、父子関係を認めないのは相当でない」として、一般の夫婦と同様、長男は男性の実子と推定されると結論づけた。

     裁判官出身で法務省民事局長も務めた寺田逸郎裁判官は、補足意見で「性別変更で男性になった夫にも、家族形成を認めることが特例法の立法趣旨に沿う。ただ、基本的には国会で決められるべきことだ」と指摘。一方、大谷裁判長は反対意見で「生殖医療に伴う親子関係の問題は、本来は立法によって解決されるべきだ」と述べた。

     ◆性同一性障害=身体的な性と意識上の性が一致しない状態。2004年7月施行の性同一性障害特例法により、性別適合手術を受けた人は、家裁の審判で戸籍上の性別を変更し、変更後の性別で婚姻や養子縁組もできるようになった。同法に基づく性別変更は3584人(12年末現在)。性別変更した夫の妻が出産したケースは39件あり、子どもはいずれも「婚外子」とされている。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20131211-118-OYT1T00919
     

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  3. 性別変更父子認定 最高裁決定要旨
    2013年12月12日3時2分 読売新聞

     最高裁第3小法廷が、性同一性障害のため女性から性別変更した男性と、人工授精で誕生した子との父子関係を認めた10日の決定の要旨は次の通り。

     【判断の理由】

     性同一性障害特例法は、性別変更した者は、法律に特別な規定がある場合を除き、他の性別に変わったとみなすと規定している。従って、性別変更した男性は、民法に基づき夫として婚姻することができるだけでなく、婚姻中に妻が妊娠した時は、民法772条の規定により、その子は夫の子と推定されるべきだ。

     もっとも、妻が妊娠すべき時期に、既に夫婦が事実上離婚していたり、遠隔地同士で夫婦間に性的関係を持つ機会がなかったりするなどの事情があれば、その子は嫡出子としての推定を受けない。

     性別変更した者は、妻との性的関係により子をもうけることはおよそ想定できない。一方で、特例法で婚姻を認めながら、妻との性的関係により子をもうけることはあり得ないことを理由に、嫡出子としての推定が認められないとすることは相当でない。

     そうすると、戸籍の事務担当者が、夫と子に血縁関係がないことが明らかだとして、その子が民法による嫡出子の推定を受けないと判断し、父の欄を空欄にするなどの戸籍の記載をすることは法律上許されない。

     本件でみると、長男は、妻が婚姻中に妊娠した子であるため、夫が性別変更したとしても、民法の規定で夫の子と推定される。夫婦の実態が失われていたなど、長男が民法の推定を受けられない事情はない。長男を嫡出子とする戸籍の届け出は認められ、戸籍の訂正を許可すべきだ。

     【補足意見】

    ◇寺田逸郎裁判官

     民法の「夫婦」を成立させる婚姻は、単なる男女カップルの公認にとどまらず、夫婦間の子を通じて次の世代への継承を予定した家族関係を作るための制度だ。

     抗告人の夫婦は、性別変更した夫の直接の血縁関係として、妻との間に嫡出子をもうけることは望めないが、それでもあえて夫として婚姻を認めたということは、血縁関係とは切り離された形で家族関係を形成できると考えるほかない。つまり、「血縁関係の子をもうけられない男女に特例を設けてまで婚姻を認めた以上、血縁関係がないことを理由に、嫡出子を持つ可能性を排除するようなことはしない」と理解すべきだ。

    ◇木内道祥裁判官

     民法の解釈として、血縁がないという確定的な証明があれば、嫡出子と推定できないとする見解があるが、これは血縁のみによって父子関係を定めるということで、嫡出子の推定を定めた民法の規定の趣旨に反し、賛同できない。

     抗告人らの子にとっての利益だけでなく、今後生まれるべき子にとっての利益を考えた場合、嫡出子と推定することは父を確保するもので、子の利益にかなう。嫡出子の推定が認められなければ、血縁上の父が判明しない限り、父は永遠に不明となる。

     高度化する生殖医療など民法の立法時に想定しなかった事象が生じており、きめ細やかな工夫を盛り込めるのは立法による解決だが、現状では解釈が可能な限り、現行の法制度の枠組みでより妥当な解決を図るべきだ。

     【反対意見】

    ◇岡部喜代子裁判官

     嫡出子とは、夫婦間の婚姻で性交渉が存在し、妻の妊娠の結果、生まれた子だ。抗告人である夫は生物学上は女性であり、性別変更が認められても、男性の生殖機能を持たない以上、妻を自然に妊娠させることはあり得ない。民法の嫡出推定は、妻が夫により妊娠する機会があることを根拠としており、本件の場合は推定の根拠はない。

     なお、この反対意見は、非配偶者間の人工授精で生まれた子らの嫡出推定の可否に触れるものではない。

    ◇大谷剛彦裁判官

     特例法の制度設計では、性別変更した者が遺伝的な子をもうけることは想定されていない。

     変更後の性別で自らの子を持ちたいという願望を持つことは理解でき、それは生殖補助医療により可能だ。ただ、この問題は、本来的には生命倫理や子の福祉を含む多角的な検討の上、親子関係を認める場合の要件などについて立法によって解決されるべきものだが、立法に向けた議論は十分煮詰まっていない。性別変更した者の父子関係を裁判で認めることは、現在の民法の枠組みを一歩踏み出すことになる。本来は立法で解決すべき生殖補助医療による父子の親子関係の問題に、その手当や制度整備もないまま踏み込むことになると思われ、ためらいを覚える。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20131212-118-OYTPT00009
     

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  4. 各裁判官の判断

    裁判官 出身 判断

    寺田逸郎 裁判官 ○
    大橋正春 弁護士 ○
    木内道祥 弁護士 ○
    大谷剛彦 裁判官 ×
    岡部喜代子 学者 ×

    ○親子関係を認めるべきだ
    ×認めるべきでない
     

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  5. 性別悩む人に光…性変更元女性を父に認定
    2013年12月12日3時3分 読売新聞

     性同一性障害で女性から男性に性別変更した夫の子を、法律上の夫婦の子である「嫡出子」と初めて認めた10日付の最高裁決定。支援団体からは「画期的な判断だ」と歓迎される一方、家族のあり方に詳しい識者などからは「踏み込みすぎでは」と疑問視する声も上がった。

    「踏み込み過ぎ」声も

     「認められた。くつがえした。あきらめず、頑張り続けた結果だ。応援してくださった方々、本当にありがとうございます」。決定を受け、今回の裁判で父子関係を認めるよう訴え続けてきた男性(31)は11日、自身のブログに喜びをつづった。

     性同一性障害の当事者団体「gid.jp日本性同一性障害と共に生きる人々の会」(東京)の山本蘭代表理事(56)は「様々な人に道がひらける判断だ」と決定を評価した。山本さんも性同一性障害で、2008年に女性に性別変更した。

     同団体によると、性同一性障害を持つ人は全国に1万5000~2万人。ただ、性別変更して男性になって結婚し、妻が出産しても、嫡出子と認められることはなかった。そのため第三者の精子による人工授精(AID)で子どもを持つことをためらってきた夫婦は少なくないという。山本さんは「子どもを持ちたいという人間の本能が制限されるのはつらいこと。努力した夫婦と子どもの親子関係をきちんと認めれば、親も子も幸せになれる」と話した。

     一般の夫婦の場合はAIDで子どもをもうけても嫡出子と認められており、二宮周平・立命館大教授(家族法)は「性別変更した人と一般の人との間にあった不合理を取り除くものだ。法律上の父親を必要とする子どもの視点からも大きな利益になる」と高く評価する。

     一方で、AIDで誕生した子どもの立場から、決定を疑問視する声もある。

     水野紀子・東北大教授(家族法)は「AIDで生まれた子は、出自について深く苦悩する」と指摘する。特に、女性から性別変更した男性が父親の場合、子どもにとっては、生まれた時から「血縁上の父」でないことは明らかで、「性別変更した男性のアイデンティティー(自己認識)のために、子の福祉を犠牲にすることは許されない」と批判した。

     法務省の幹部は「生殖医療や家族の問題に関する法整備がきちんと整っていない段階で、今回の決定は踏み込みすぎているという印象だ」と話した。

    【嫡出子】 法律上の結婚関係にある男女間に生まれた子どものこと。民法は、結婚して200日を経過した後、または離婚から300日以内に産まれた子どもについては、夫の子と推定すると規定し、夫婦の嫡出子としている。民法には、嫡出子は結婚していない男女間の子(婚外子)より相続分が2倍になるとの規定もあったが、今月の法改正で廃止された。

    生殖医療巡り 相次ぐ裁判

     民法は、第三者の精子や卵子を使った生殖医療による妊娠や出産などは想定していない。このため、生殖医療を巡る親子関係は度々、裁判になってきた。

     最高裁は2006年、夫の死後に凍結した精子を使って体外受精をした妻が出産したケースで、夫との父子関係を認めないとする判断を示した。また、夫婦の受精卵を代理母が出産したタレント・向井亜紀さん夫妻のケースでは、07年に最高裁が「生んだ女性が母」との判断を示し、向井さんとの母子関係を否定した。いずれのケースも、生物学的な親子のつながりがあっても、法的な親子関係は認めなかった。

     今回のケースでは、父と子に生物学的なつながりはないのに、法的に夫婦の子と認めた点に大きな特徴がある。

     第三者の精子による人工授精(AID)では、少なくとも1万人以上の子どもが生まれている。一般の夫婦の場合、出生届を出す際にAIDかどうかを確認せずに、親子関係が認められている。ただ、法律で「AIDでも親子関係を認める」とする明文規定はない。

     今回の決定は「妻との性的関係の結果生まれた子ではあり得ないことを理由に、親子関係を認めないのは相当でない」としており、今後、生殖医療を巡る立法に影響を与える可能性もある。

     法務省は、女性から性別変更した男性と子どもとの親子関係は「認めない」との見解を示してきたが、決定を受け、戸籍上の父として扱うよう自治体に通知する方向で検討に入る見通し。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20131212-118-OYTPT00099/
     

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  6. 性変更元女性 実父と認定…妻、人工授精で出産 最高裁初判断
    2013年12月12日3時4分 読売新聞

     性同一性障害で女性から性別変更した兵庫県内の男性(31)とその妻(31)が、第三者の精子を使った人工授精で誕生した長男(4)を法律上の夫婦の子(嫡出子)と認めるよう求めた審判で、最高裁第3小法廷(大谷剛彦裁判長)は、嫡出子と認める決定を10日付で出した。一般の夫婦と同様に、「妻が婚姻中に妊娠すれば夫の子と推定する」という民法772条の規定が適用されるとの初判断を示した。

     性別変更した男性と血縁関係にない子どもとの親子関係を認める判断で、生殖医療が急速に進歩する中、家族のあり方について議論を呼びそうだ。

     裁判官5人のうち3人の多数意見。裁判官出身の大谷裁判長と学者出身の岡部喜代子裁判官は「男性に生殖能力がないことは明らかで、父子関係は認められない」と反対意見を述べた。

     男性は、性別適合手術を受けて女性から男性となり、2008年に性同一性障害特例法に基づき性別を変更し、妻と結婚。09年に長男が誕生し、12年に出生届を本籍地の東京都新宿区に提出した。しかし、男性の性別変更が判明し、区は「父子の血縁関係はない」と判断。長男の戸籍に「妻の婚外子」と記載した。このため夫婦は同年3月、父の欄に男性の名前を記載するよう審判を申し立てた。

     審判では民法772条の規定を適用できるかが争点となり、1、2審は長男を嫡出子とは認めなかった。

     最高裁決定は、性別変更が認められた人には特例法により、変更後の性別として民法も適用され、結婚も認められていると指摘。「性別変更した男性の結婚を認めながら、妻との性的関係では子ができないことを理由に、父子関係を認めないのは相当でない」として、一般の夫婦と同様、長男は男性の実子と推定されると結論づけた。

     裁判官出身で法務省民事局長も務めた寺田逸郎裁判官は、補足意見で「性別変更で男性になった夫にも、家族形成を認めることが特例法の立法趣旨に沿う。ただ、基本的には国会で決められるべきことだ」と指摘。一方、大谷裁判長は反対意見で「生殖医療に伴う親子関係の問題は、本来は立法によって解決されるべきだ」と述べた。

    進む生殖医療 法整備に遅れ

     今回の決定は、性同一性障害を抱える「性的少数者」の権利を擁護したものと言える。一般の夫婦間では、夫が人工授精を承諾すれば、父子関係が認められており、その差異を解消することも強く意識した。

     だが、2人の裁判官が反対意見に回り、賛否が拮抗(きっこう)したように、家族を巡る問題で誰もが納得できる結論にたどり着くのは難しい。生殖医療の進歩で血縁関係のない親子が誕生するなど、家族関係は複雑化している。にもかかわらず、生殖医療と家族のあり方に関する法整備は、法制審議会(法相の諮問機関)が検討した10年前から進んでいない。

     賛否が分かれた判断だが、どちらの意見も「親子関係の問題は、立法によって解決されるべきだ」との点では一致した。改めて国会で議論を進めるべきだろう。(社会部 森下義臣)

     ◆性同一性障害 身体的な性と意識上の性が一致しない状態。2004年施行の性同一性障害特例法により、性別適合手術を受けた人は、家裁の審判で戸籍上の性別を変更し、変更後の性別で婚姻や養子縁組もできるようになった。同法に基づく性別変更は3584人(12年末現在)。性別変更した夫の妻が出産したケースは39件あり、子どもはいずれも「婚外子」とされている。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20131212-118-OYTPT00151
     

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  7. どうやったら「国家」を溶解させることができるかに日夜頭をつかうヒトビトが繰り出す「訴訟」に姿を借りたキチガイじみた「制度」破壊工作…
     

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  8. 婚外子 平等相続の判決…東京地裁 最高裁決定受け
    2013年10月29日3時3分 読売新聞

     結婚していない男女間の子(婚外子)である東京都内の40歳代男性が、結婚した夫婦の子と同額の相続を求めた訴訟で、東京地裁(花村良一裁判長)は28日、婚外子の相続分を半分とした民法の規定を「違憲・無効」とした9月の最高裁決定を踏まえ、男性の請求を認める判決を言い渡した。最高裁決定を基に、婚外子に平等な相続を認めた判断は初めてとみられる。自民党内の反対などで、規定を削除する民法改正の動きが滞る中、司法が相続格差の是正を先行させた形だ。

     判決などによると、男性の父親は2006年に死亡。当時、男性は認知されておらず、父親の妻と3人の子供が遺産を相続した。後に男性は婚外子と認められ、11年に提訴した。

     最高裁は9月、和歌山県の女性らが起こした別の相続を巡る裁判で、民法の規定が遅くとも01年7月には、法の下の平等に反して違憲だったと判断。

     この日の判決は最高裁の判断に従って、「父親の死亡で相続が始まった06年時点では、規定は既に無効だった」として、男性が本来受けるべき相続分を、夫婦の子3人が分担すべきだと結論づけた。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20131029-118-OYTPT00066
     

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  9. 「婚外子への偏見根絶を」民法改正案閣議決定…裁判関係者ら歓迎の声
    2013年11月12日15時1分 読売新聞

     未婚の男女間の子(婚外子)の相続分は、結婚した夫婦間の子の半分とする規定を削除した民法改正案が12日、閣議決定され、1世紀以上に及ぶ相続格差が解消される見通しとなった。規定を「違憲」とした9月の最高裁判断から2か月余り。裁判に訴えた婚外子らは歓迎の声を上げ、「法改正が、まだ社会に残る婚外子への偏見の根絶につながれば」と期待を込めた。

     「自分の価値が半分ではないことを、ようやく法律が認めてくれる」。和歌山県に住む40歳代の婚外子の女性は、読売新聞の取材に安堵(あんど)した様子で語った。

     2001年に亡くなった父の遺産を巡り、自分の相続分が他の子の半分であることに納得できず、女性は裁判に訴えた。最高裁大法廷は9月4日、「規定は法の下の平等を保障した憲法に反する」と判断した。だが、自民党の保守系議員らから、「格差をなくせば、結婚制度を軽視する風潮が出かねない」などと規定削除に反対する声が出て、一時は法改正が危ぶまれた。

     女性はそうしたニュースを聞く度、「子どもには自分の出生に何の責任もないはず。本当に法改正は実現するのか」と不安になったこともあったという。法改正のめどが立ち、女性は「これをきっかけに、子どもは平等だとの考えを社会で共有できれば」と話した。

     
    戸籍法などに課題残る

     民法改正案が閣議決定され、明治時代から続く婚外子への遺産相続格差が是正されることになった。一方で、今国会に提出が見送られた戸籍法の改正や、今後検討される相続法制など、残された課題も多い。

     政府は当初、「民法改正で必要性が薄まる」として、出生届に夫婦間の子と婚外子を区別して記載させる戸籍法の規定を削除する改正案を検討していたが、自民党内の反発が強く了承を得られなかった。次期国会以降に提出できるかも不透明な情勢だ。

     自民党内では民法改正案にも、「伝統的な家族観が崩壊する」などとして異論が相次いだ。改正案を了承する条件として、自民党と法務省とで、〈1〉配偶者が自宅に引き続き居住する権利の保護〈2〉配偶者の貢献に応じて遺産分割するための措置――など、配偶者に配慮した相続法制について検討し、今後1年をめどに取りまとめることで決着した。法務省幹部は「民法を含めた様々な法律との関係を精査する必要があり、相当時間がかかる」と話しており、早急な取り組みと真摯(しんし)な対応が求められている。(政治部 高橋宏平)
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20131112-118-OYTPT00625
     

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  10. 婚外子格差是正を決定…民法改正案、成立へ
    2013年11月12日13時45分 読売新聞

     政府は12日午前の閣議で、未婚の男女間の子(婚外子)への遺産相続格差をなくす民法改正案を決定した。

     同日夕に国会に提出する。与党の自民、公明両党は了承しており、野党の民主党なども賛成する方向のため、今国会で成立する見通し。明治時代から続く格差規定が115年ぶりに改められることになる。

     改正案は民法900条の「嫡出でない子の相続分は、嫡出である子の相続分の2分の1とする」との規定を削除し、法律上の夫婦の子(嫡出子)と婚外子の遺産相続分を平等にするもの。

     婚外子の相続分を嫡出子の半分とする民法900条の規定は、法律での婚姻を尊重するなどのため、1898年(明治31年)に旧民法の中で設けられ、戦後の現民法にそのまま引き継がれた。規定の是非を巡っては、過去にも裁判で争われてきたが、最高裁は9月、法の下の平等に反するとして、初めて「違憲」の判断を示した。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20131112-118-OYT1T00449
     

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  11. 妾腹の子供も、正妻の子供も、遺産を相続するときは平等に扱うニダ…
     

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  12. 財産たっぷりもってる資産家財産家のみなさま、下半身の管理はかさねがさね厳重かつ慎重なふるまいが求められます(笑)。

    ま、広い心をお持ちの資産家の方は、みんなに薄く広くばら撒くつもりで、内外にたくさんの子供をつくるようせいぜい励んでください。
     

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  13. 女性の性欲障害…

    【医薬/米国】女性の性的欲求障害治療薬、FDAの却下に異議--スプラウト
    http://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1386821831/
    http://www.2nn.jp/word/%E6%80%A7%E7%9A%84%E6%AC%B2%E6%B1%82

    性欲減退って、治療すべき病気なんだろうか?

    相手がいないにもかかわらず、あるいは相手かまわず、常に「発情」してるってほうが病気っぽいけど…(笑)。
     

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  14. 生物的に雄に生まれているのに自分は男じゃない、雌に生まれているのに自分は女じゃない、そういう現実を受け入れられない精神状態のほうになにか問題があるだろうにね…。

    事実を認めない心象を抱くヒトビトというのは、頭がおかしくなってるか、もしくはとんでもない詐欺師ペテン師二枚舌口からでまかせの輩というほかない。

    平気で大うそをつくことができるあたまのおかしいやつはどこにでもいるものだ。
     

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  15. >裁判官 出身 判断
    寺田逸郎 裁判官 ○
    大橋正春 弁護士 ○
    木内道祥 弁護士 ○
    大谷剛彦 裁判官 ×
    岡部喜代子 学者 ×

    大谷剛彦氏って、大谷昭宏氏の実弟だから、きっと賛成してるんだろうな...と思ってたんですけど、意外にも反対だったんですね(笑)。

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  16. 大橋正春裁判官(弁護士出身 賛成)だけが補足意見を出してない?

    大橋正春
    https://www.google.co.jp/search?q=%E5%A4%A7%E6%A9%8B%E6%AD%A3%E6%98%A5

    大橋正春 - Wikipedia
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%A9%8B%E6%AD%A3%E6%98%A5

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  17. 大橋正春
    @Ohashi_Masaharu
    東京都千代田区
    https://twitter.com/Ohashi_Masaharu

    弁護士紹介 大橋 正春/東啓綜合法律事務所
    http://www.o2m-law.com/lawyers/ohashi.html

    第一東京弁護士会
    https://www.google.co.jp/search?q=%E7%AC%AC%E4%B8%80%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E5%BC%81%E8%AD%B7%E5%A3%AB%E4%BC%9A
     

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  18. 東京にはなぜ3つ弁護士会があるのですか
    http://www.shomin-law.com/bengoshitokyo3kai.html
     
    >東京弁護士会から第一東京弁護士会が独立した後、さらにその2つの弁護士会の対立を仲裁するという主張をする人々がさらに東京弁護士会から独立して新たな弁護士会を作りました。これが第二東京弁護士会です。このとき第二東京弁護士会の人々は別の名前にしたかったのですが、すでに第一東京弁護士会が「第一」と名乗っていたので、その先例から以後できる弁護士会はできた順に番号を付けるということにされて、第二東京弁護士会という名前になりました。
     

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  19. 木内道祥
    https://www.google.co.jp/search?q=%E6%9C%A8%E5%86%85%E9%81%93%E7%A5%A5

    木内道祥 - Wikipedia
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E5%86%85%E9%81%93%E7%A5%A5

    団塊世代が日本をおかしな方向に向かわせる?

     

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  20. 寺田逸郎
    https://www.google.co.jp/search?q=%E5%AF%BA%E7%94%B0%E9%80%B8%E9%83%8E

    寺田逸郎 - Wikipedia
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BA%E7%94%B0%E9%80%B8%E9%83%8E

    >広島高等裁判所長官などを歴任し、2010年から最高裁判所判事。法務省に勤務していた経験を持つ、いわゆる「赤レンガ組」の一人で、20年以上もの本省でのキャリアがある。この経歴から「ミスター法務省」とも呼ばれる[要出典]。父親は元最高裁判所長官の寺田治郎で親子二代の最高裁判事。

    昭和23年1月生まれ… 昭和22年組。
     

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  21. 【ボーダー その線を越える時】
    第2部 性(2)安易な手術 転換後は戻れず
    2011.2.20 17:40

     平成22年1月、男性から女性になる性別適合(性転換)手術のためタイに出国した関東地方の飲食店従業員、中野由佳(29)=仮名=に不安はなかった。

     性同一性障害と診断されてから約1年。全身麻酔による手術は約6時間に及んだ。目覚めて傷口の熱を感じたとき、「長い道のりが終わった」と安堵(あんど)した。

     患者の多くがタイに飛んでいる。タイでの手術をコーディネートする会社は複数あり、うち「アクアビューティ」(大阪市)は15年から22年2月まで約750件の手術を実現させた。

     背景にタイの手術件数の多さや技術の高さに加え、日本では手術までに時間がかかることが挙げられる。日本では性別を変える治療を慎重に行うためのガイドラインがあり、基準を満たして手術を行える医療機関は少ない。手術の順番待ちも長く、初診から手術まで平均3~4年かかる。

     中野は手術までの手順をガイドラインに従った。「手術で幸せになるとはかぎらない。外見や人間関係で不幸になる人もいる。ガイドラインは当事者が後悔しないために作られているから、従うべきだと思う」

    ■    □

     性同一性障害の治療の中でも、特に生殖機能を失い、性の境界を越える性転換手術の実施は、不可逆であるだけに慎重さが求められる。

     「胸がふくらんできたら違和感があって…。ホルモン剤、やめようと思う」
    http://sankei.jp.msn.com/life/news/110220/trd11022017430014-n1.htm

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  22.  数年前、岡山大学病院ジェンダークリニックの医師、中塚幹也(49)を訪ねてきた20代の男性は、困惑していた。男性は診断を待てず、インターネットで購入した女性ホルモン剤を服用していたのだ。

     性同一性障害は、同性愛や女装といった趣味の範疇(はんちゅう)と誤解されがちだ。中塚はいう。「性同一性障害は自分が男か女かという性自認が身体の性別と違うこと。性自認が揺らぐ人もおり、慎重に診断してから治療を始めなくてはいけない」

     ナグモクリニック名古屋院(名古屋市)を訪れた30代の男性は、性同一性障害の診断を得ていないが、「睾丸だけでも取って」と訴えた。同様の患者は毎日のように訪れるという。

     院長の山口悟(40)は「生殖機能が永遠に絶たれるということをよく考えて」と男性を諭した。

     だが、ネット上では「効果的に女性化」などと睾丸摘出手術の広告の文句が躍る。山口は「ガイドラインを無視した手術が横行している」と憂えている。

    ■    □

     埼玉医科大は10年に、国内で初めてガイドラインを順守した正当な医療として性転換手術を実施。大阪府立大准教授(ジェンダー研究)の東(ひがし)優子(44)はこの時期を転換期と位置づける。「性同一性障害は遠い世界の出来事だったが、医療問題として報道されることにより、『身近な存在で差別をしてはいけない』という認識が広まった」
    http://sankei.jp.msn.com/life/news/110220/trd11022017430014-n2.htm
     

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  23.  13年にはテレビドラマ「3年B組金八先生」で性同一性障害の女子生徒が登場。モデルとなったライターの虎井まさ衛(47)は「ドラマの力は大きい。10年たつのに『金八を見た』といわれる」と驚く。

     15年には戸籍の性別変更を認める性同一性障害特例法が成立。議員の説得に奔走したGID(性同一性障害)学会顧問で弁護士の大島俊之(63)は「国のお墨付きを得た意義は大きい」と振り返る。

     東はこんな見方を示す。「反対の性別を望む主張が、既存の『男らしさ』『女らしさ』の概念と衝突しないと受け止められ拒絶されなかった。性差があいまいになることへの社会の嫌悪は強い」  =敬称略

     ■診断と治療のガイドライン 日本精神神経学会が作った性同一性障害の診断・治療指針。医療機関側に順守の義務はないが、患者の後悔を防ぎ、スムーズな社会適応を促すために従うことが望ましいとされる。(1)2人の精神科医により診断を確定(2)精神科の治療を経ても性別違和感が続いた場合に身体的治療に移行(3)ホルモン治療は18歳以上、性別適合(性転換)手術は20歳以上が対象(4)医療機関は同手術の実施について医師や法曹関係者らで構成する判定会議で慎重に検討すること-などを求めている。
    http://sankei.jp.msn.com/life/news/110220/trd11022017430014-n3.htm

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  24. 【ボーダー その線を越える時】
    第2部 性(1)(上)上司、同僚…3年かけ「女に」
    2011.2.19 15:54

     仕事の打ち合わせが終わった深夜、上司に性同一性障害の診断書を見せた。

     「ゆくゆくは女性に性別を変えたいと思います」

     本田技術研究所(埼玉県和光市)の秋本紗戸子(さとこ)(57)は平成12年3月、初めて社内で打ち明けた。上司は受け入れてくれたが、「周りはダメかもしれないぞ」と案じた。

     上司、同僚、部下。約3年かけて1人ずつ説明し、最後は部署を統括する常務だった。食堂前で呼び止めると、常務は「聞いていたよ」とほほ笑んだ。「これで会社で働いていける」。涙があふれた。

     施設の一角には専用ロッカーが設けられ、改名と性別適合(性転換)手術を済ませた。18年9月には性同一性障害特例法に基づいて戸籍の性別も変更。本田技研工業広報部は「ホンダには国籍、性別にかかわりなく社員を平等に扱うフィロソフィー(基本理念)がある。特別なことはしていない」と説明する。

     性同一性障害と診断された時、秋本には結婚して20年の女性(58)がいた。その後に離婚したが、今も同居する。女性は「本人が悪いわけじゃないから怒りや憎しみはない。友達同士の同居人」と話す。

     周囲の理解の中、男と女の境界を踏み越えた秋本は「自分の恵まれた環境を伝えることで社会の偏見が少しでもなくなれば」と実名を出すことに応じた。
    http://sankei.jp.msn.com/life/news/110219/trd11021916010012-n1.htm

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  25.  埼玉医科大(埼玉県毛呂山町)が国内で初めて正式な性転換手術を実施した10年以降、性同一性障害に対する認識は広まっていったが、患者が戸籍の性別変更を求めた訴訟では敗訴が相次いでいた。

     患者や支援者の働きかけで、自民、公明など当時の与党3党のプロジェクトチームが、家庭裁判所で性別変更の審判を受けられるようにする性同一性障害特例法案をまとめ、15年に議員立法として国会に提案。衆参とも全会一致で可決・成立し、16年に施行された。

     21年度末までに1711人が同法に基づいて性別を変更した。しかし、社員の性別変更を受け入れた、ある上場企業の関係者は複雑な胸中を漏らす。

     「社員全員に理解があるとはかぎらないし、今後も同様に対応できるか分からない。当事者の職種、職場の状況次第だ」 =敬称略



     医療技術の進歩と法整備で、先天的であったはずの性別は今や、選択すらできる時代になったが、十分な診察もなく安易な手術が行われるなど看過できない事態も起きている。「男」と「女」という概念が溶解する中、両者の境界をめぐる性の現状を報告する。
    http://sankei.jp.msn.com/life/news/110219/trd11021916010012-n2.htm
     

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  26. 【ボーダー その線を越える時】
    第2部 性(1)(下)履歴書の性別欄が怖い
    2011.2.19 16:28

     本田技術研究所(埼玉県和光市)の秋本紗戸子(さとこ)(57)は平成15年11月、女性への性別変更に向けて会社で改名手続きを行った。名前が入った社内のメールアドレスも変更され、秋本は案内メールを同僚たちに送った。すぐに63人から返信がきた。

     「紗戸子さん、おめでとう」

     秋本はこれらの返信メールを印字して会社の机の引き出しで大切に保管する。

     「私にとって宝物です」

     性同一性障害を周囲に告白するかどうか悩む当事者は多い。必ずしも秋本のように理解が得られるとはかぎらないからだ。

    ■    □

     「仮にここで認められたとしても、これから先、変な先生を受け入れるところはないよ」

     15年、東日本の山あいにある村の夏祭り。地元小学校に勤務していた男性教諭(40)は肩の下まで髪を伸ばしていた。長髪を見とがめた教育委員会の教育長は教諭が性同一性障害と知り、不快感をあらわにした。「なぜ、採用試験の時に長い髪で受けなかったんだ。今になって伸ばすなんてズルい」

     職員数が10人に満たない小さな学校では同僚から病気への理解を得ていた。教諭はいったん髪を切ったが、性別変更への望みは強くなっていった。

     17年秋、「女性になりたい」と教委の幹部に相談すると、返答は「精神疾患として休職扱いにする。3年ぐらい休んで戸籍の性別も変えてほしい」。休職して見知らぬ土地に移り住んだ。スカートをはいて引っ越しのあいさつに回り、新しい人生が始まった。

     性別適合(性転換)手術と性別変更を終え、20年春に都会の養護学校に復職。一部の同僚には過去を打ち明け、受け入れられた。

     教諭は「学校は保護者と子供ありきだから、どこも私を引き受けたくなかっただろう。教委や学校がリスク覚悟で動いてくれたから、今も子供と向き合える」と感謝している。

     当事者らで作る一般社団法人「gid.jp」(東京)代表の山本蘭(53)はいう。「研究員、IT技術者など技術を生かせる仕事や公務員は受け入れられやすい。一方で就職できなかったり、職場で仕事を与えられなかったりする人も多い」
    http://sankei.jp.msn.com/life/news/110219/trd11021916310013-n1.htm
     

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  27.  大阪市の無職、山中あき(42)は履歴書の性別欄が怖い。名前と顔写真は女だが戸籍上は男。男に印を付けると書類選考で、女に印を付けると面接で落ちる。悩んだ末に「男・女」の「・」に印をつけた。やはり書類選考で落ちた。

     かつて食品メーカーの営業マンだった山中は男として働くことが苦痛で退社した。浴室で下半身に不安と吐き気を覚え、性同一性障害と診断された。貯金を切り崩しながらホルモン治療を進め、17年3月に改名した。

     それ以降、90社以上の求人に応募したが不採用が続いている。昨年2月に物流会社に女性として履歴書を出し、性同一性障害を伏せて採用されたこともあった。しかし-。

     採用から数日後。現場責任者と保険加入の手続きを進める際に性同一性障害を告白した。山中が「女性として生活している」と説明すると、責任者は顔をしかめた。

     「そういう人と分かっていたら採用しなかった。性別詐称なので、これです」。責任者は両手の人さし指で×印を作った。

     山中は生活保護を受けている。性転換手術と性別変更をして働きたいが、カネがない。家族とは疎遠という。「私は暗闇の中で孤独です」    =敬称略

     ■性同一性障害 心と体の性別が一致しない障害で原因は解明されていない。英語の「Gender Identity Disorder」の頭文字を取り、GIDと略される。患者は1万人以上と推定され、岡山大学病院の患者への調査では自殺を考えた人の割合が約6割に達した。性同一性障害特例法に基づき、(1)婚姻していない(2)未成年の子がいない(3)性別適合(性転換)手術を受けている-などの要件を満たせば、家裁で戸籍の性別変更の審判を受けられる。
    http://sankei.jp.msn.com/life/news/110219/trd11021916310013-n2.htm
     

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  28. 【ボーダー その線を越える時】
    第2部 性(1)(下)履歴書の性別欄が怖い
    2011.2.19 16:28

     大阪市の無職、山中あき(42)は履歴書の性別欄が怖い。名前と顔写真は女だが戸籍上は男。男に印を付けると書類選考で、女に印を付けると面接で落ちる。悩んだ末に「男・女」の「・」に印をつけた。やはり書類選考で落ちた。

     かつて食品メーカーの営業マンだった山中は男として働くことが苦痛で退社した。浴室で下半身に不安と吐き気を覚え、性同一性障害と診断された。貯金を切り崩しながらホルモン治療を進め、17年3月に改名した。

     それ以降、90社以上の求人に応募したが不採用が続いている。昨年2月に物流会社に女性として履歴書を出し、性同一性障害を伏せて採用されたこともあった。しかし-。

     採用から数日後。現場責任者と保険加入の手続きを進める際に性同一性障害を告白した。山中が「女性として生活している」と説明すると、責任者は顔をしかめた。

     「そういう人と分かっていたら採用しなかった。性別詐称なので、これです」。責任者は両手の人さし指で×印を作った。

     山中は生活保護を受けている。性転換手術と性別変更をして働きたいが、カネがない。家族とは疎遠という。「私は暗闇の中で孤独です」    =敬称略

     ■性同一性障害 心と体の性別が一致しない障害で原因は解明されていない。英語の「Gender Identity Disorder」の頭文字を取り、GIDと略される。患者は1万人以上と推定され、岡山大学病院の患者への調査では自殺を考えた人の割合が約6割に達した。性同一性障害特例法に基づき、(1)婚姻していない(2)未成年の子がいない(3)性別適合(性転換)手術を受けている-などの要件を満たせば、家裁で戸籍の性別変更の審判を受けられる。
    http://sankei.jp.msn.com/life/news/110219/trd11021916310013-n2.htm
     

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  29. 【ボーダー その線を越える時】
    (4)性の境界 「なぜ僕は父親になれないのか」
    2011.1.5 18:58

     長年、自分に違和感を与え続けてきた子宮が体内から取り出されたとき、高揚感はなく淡々としていた。

     性別適合(性転換)手術の分野で、世界有数の手術数と技術を誇るタイ・バンコクのヤンヒー病院。平成20年2月、病室のソファに腰掛けていた。手には摘出直後の子宮を撮影した写真があった。「ほんまになくなったんやな」

     その翌月、性同一性障害特例法に基づき、性別を男に変えた大阪府東大阪市の会社員、前田良(28)。女から男への境界を越えた実感は、「ようやく男に戻れた」という安堵感を生んだ。

     「なんで女なんやろ」。幼稚園のころから疑問を抱いていた。中学、高校と進学する中で違和感は増し、制服のスカートがたまらなくイヤだった。髪を少年のように刈り込み、周囲からは「男女(オトコオンナ)」と揶揄された。

     高校卒業後は警備会社に就職したが「制服のスカートを着る女」で居続けることに苦しみ数カ月で退職。「名前を男に変えたい」と両親に相談したが、母は泣き出し、父は「お母さんを泣かすな」と諭した。

     19歳の時から、親に内緒で男性ホルモンの注射を受け始めた。低く変わっていく声、生え出したひげ。体に変化が表れる分、親との距離が広がった。16年、心と体の性別が違う「性同一性障害」と診断された。特例法に基づき性別を変えるためには、性別適合手術を済ませる必要があった。
    http://sankei.jp.msn.com/life/news/110106/bdy11010610440003-n1.htm
     

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  30.  タイの病室では前田に寄り添う交際中の女性(29)の姿があった。術後は痛みでうなされる前田の背中をさすり、寝ずに介抱した。性別を男性に変え、この女性を妻にしなければ-。約2カ月後に結婚し、両家の家族が祝福してくれた。「ようやく普通の男として暮らせる」。だが、厳しい現実が待っていた。

     「子供が欲しい」と言い出したのは前田だった。手術を行い、ホルモン投与を続ける自分は長生きできないかもしれない。「僕が死んでも、妻を支えてくれる子供を残したい」

     生殖能力がない前田。夫婦が選んだ道は第三者の精子を使う非配偶者間人工授精(AID)だった。21年11月4日、体重2310グラムの男の子が産声を上げた。前田は病室で、出産を終えたばかりの妻と抱き合い、涙を流した。

     民法772条には「妻が婚姻中に懐胎した子は、夫の子と推定する」と規定。この一文から、不妊治療として行われるAIDで生まれた子は一般的に「嫡出子」として扱われる。

     前田も、当時住んでいた兵庫県宍粟(しそう)市の市役所に嫡出子として出生届を出そうとした。だが「生物学的に親子関係は認められない」と指摘され、父親の欄を空欄にして「非嫡出子」として届けるよう指示された。

     「国が男性と認めてくれたのに、なぜ一般の男性と同じに扱ってくれないのか。なぜ父になることを許してくれないのか…」
    http://sankei.jp.msn.com/life/news/110106/bdy11010610440003-n2.htm

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  31.  養子縁組の道もあったが、嫡出子扱いを求め続けた。22年1月には当時の法相、千葉景子が「改善に取り組みたい」と表明したが、その後の進展はない。生まれてから1年余りがたつ息子には、いまだに戸籍がない。

     日本精神神経学会などによると、19年末現在で性同一性障害と診断された患者数は約7000人に上り、未受診者を含めると1万人以上と推定される。16年7月の特例法施行後、21年度末までに1711人が戸籍上の性別変更を行った。

     「一番若い患者は2年前に5歳だった男の子。最初は短パンだったがスカートをはくようになり、会うたびに見た目やしぐさ、言葉遣いが女の子になっていった」。性同一性障害の診断を行う埼玉医科大かわごえクリニックの医師、塚田攻(おさむ)(60)は明かす。

     男児は今、小学2年生。経過観察中で性同一性障害の診断は下していないが、小学校側の理解もあり女児として扱われている。塚田が小学生に性同一性障害の疑いがあると診断したケースは十数例に及ぶが、そのうち数人が学校で望んだ性別として通学している。

     全国的にも、鹿児島県内の中学2年の女子生徒や、兵庫県内の小学校6年の男児が同様の扱いを受けている。塚田は「子供が引きこもりや不登校にならずに済んでいる」と歓迎する一方で、懸念も募らせる。

     「ひげが生えたり胸が膨らんだりする第2次性徴が表れたとき、周囲との人間関係に葛藤するかもしれない。その試練を乗り越えてくれればいいが」=敬称略
    http://sankei.jp.msn.com/life/news/110106/bdy11010610440003-n3.htm
     

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  32. [ボーダー その線を越える時]
    http://sankei.jp.msn.com/life/topics/life-14935-t1.htm
     

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  33. 【ボーダー その線を越える時】
    第2部 性(3)生殖機能も“移植”? 倫理的課題も
    2011.2.21 15:59

     昨年3月、車内でハンドルを握る妻に「子供がいてもいいかも」と話しかけた。驚いた妻は「いいの?」と聞き返した。8月、妻は第三者の精子を使う非配偶者間人工授精(AID)で妊娠した。

     かつて女性だった神奈川県の自営業の夫(35)は、性別適合(性転換)手術を経て性別を変更。同じ年齢の妻は以前から子供を産んで育てたいと思っていたが、「他人の精子をもらうことは夫を否定することになると思い言い出せなかった」。そんな妻の様子を感じ取った夫が切り出したのだ。

     妻のおなかの中では最近、毎日のように赤ちゃんが動く。妻は喜びをかみしめる。出産予定日は今年5月。夫は赤ちゃんの入浴方法などを学ぶ教室に通い、心の底から「俺の子供だ」と思っている。

    ■    □

     「戸籍がない状態を目の当たりにして、子供の存在も否定されている感じがする」。昨年12月、東京・永田町で開かれた記者会見。性別変更した関東在住の男性は言葉を詰まらせた。

     男性夫妻には昨年、AIDでもうけた乳児がおり、嫡出子として出生届を出そうとしたが受理されなかった。会見には同じ境遇で子供が無戸籍となっている大阪府の会社員、前田良(28)と、あの神奈川県の夫婦の姿もあった。
    http://sankei.jp.msn.com/life/news/110221/trd11022116020018-n1.htm

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  34.  民法772条には「妻が婚姻中に懐胎した子は、夫の子と推定する」と書かれており、夫婦の間に生まれた子供は嫡出子と認定される。法務省によると、772条はAIDによる出産を想定していないが、出生届を受ける窓口ではAIDによる出産か確認できず、嫡出子としての届け出が受理されるのが一般的だ。

     しかし、性別変更した男性が夫の場合は戸籍の記載で性別変更が分かるため、「夫の子でないことが明らかであり、今の法制では非嫡出子として受理する」(法務省担当者)という。

     「改善に取り組む」。平成22年1月、当時の法相、千葉景子は明言した。だが法務省は現在、「厚生労働省がAIDを含む生殖補助医療に関するガイドラインを定めた後、親子関係の法制に関する検討が進められる」との立場だ。

     ゲタを預けられた格好の厚労省は「生殖補助医療に関する法規制は行政機関ではなく、国会で議論されるべきだ」と主張。両省の主張はかみ合わず、無戸籍児への対応は棚上げ状態だ。

     この状況下、神奈川県の夫婦は子供を嫡出子として届け出るつもりだが、受理される見込みは低い。「AIDで生まれたほかの子供と平等に扱ってほしい」

    ■    □

     精巣や卵巣を摘出する手術は患者から生殖能力を奪う-。この常識を覆そうとしているのが、岡山大病院形成外科の准教授、難波祐三郎(50)だ。

     5年前からラットを使って精巣と卵巣の移植実験を始めた。異性間移植が成功すれば、性同一性障害を抱える患者が定期的に続けるホルモン投与をしなくて済むという発想が出発点だ。
    http://sankei.jp.msn.com/life/news/110221/trd11022116020018-n2.htm
     

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  35.  すでに雄ラット同士の精巣移植は成功しており、移植後の精巣からは新たに男性ホルモンと精子が作られている。

     性転換する女性に、男性から性転換する患者の精巣を移植し、自らの遺伝子を持った男性ホルモンと精子を形成する-。難波はそんな未来像を思い描いてこういう。「生まれてきた以上、自分の遺伝子を残したいのは本能だ」

     本来は不可逆である生殖機能を性転換患者に移植することは、“神の領域”への侵食とならないか。性の境界では今、新たな倫理的課題が人類に突き付けられている。   =敬称略

     ■非配偶者間人工授精 第三者の精子を妻の子宮に注入し、妊娠・出産を試みる生殖補助医療。英語の「Artificial Insemination by Donor」の頭文字を取り、AIDと略される。国内では昭和23年に初めて実施され、1万人以上が生まれたとされる。日本産科婦人科学会のガイドラインでは、(1)対象は法的に婚姻している夫婦(2)精子提供者は匿名とし、医師は提供者の記録を保存する(3)営利目的での精子提供を禁止-などを定めている。
    http://sankei.jp.msn.com/life/news/110221/trd11022116020018-n3.htm
     

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  36. 牛馬豚のストロー精子種付け、魚の人工産卵(受精)…

    「ストロー 精子」
    https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC+%E7%B2%BE%E5%AD%90
     

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  37. 「ようやく戸籍上も親子に」…最高裁決定 性別変更の男性会見
    2013年12月13日3時3分 読売新聞

     性同一性障害で女性から性別変更した兵庫県内の男性(31)と、人工授精で妻(31)が出産した長男(4)とを「父子」と認めた10日付の最高裁決定を受け、男性が12日、東京・霞が関で記者会見した。男性は「ようやく戸籍上も本当の親子になる。最高裁で大逆転の判断を勝ち取り、うれしさでいっぱいです」と語った。

     手術を受け、2008年に性同一性障害特例法に基づき性別を女性から変更した。09年に妻が長男を出産し、12年に夫婦の子(嫡出子)とする出生届を東京都新宿区に提出。しかし、「男性と長男に血縁関係がない」と認められなかった。

     長男の戸籍の父親の欄に、自分の名前を記載するよう裁判所に求めたが、1、2審で退けられた。長男誕生後の4年間、家族と過ごす幸せを感じつつ、「父親と認められず、息子に申し訳ない」と思っていた。周囲からは「もうあきらめたら」と何度も言われたが、最高裁に望みを託した。「信じ続けることの大切さを、子どもに教えたい」との強い思いがあったという。

     決定を知ったのは11日午後1時頃。弁護士から電話で「父と認められた」と告げられた。妻とハイタッチ。「やったー」と跳び上がって喜んだという長男には「愛情をさらに注ぎたい」と誓う。次男(1)との親子関係の確認も裁判所に求めており、「認められると信じている」と語った。

     性別変更した男性の妻が出産した例は04年以降で39件あるが、法律上の父子とは認められていなかった。男性の代理人の山下敏雅弁護士は「国には、過去のケースでも父子関係を認めるよう救済に取り組んでもらいたい」と話している。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20131213-118-OYTPT00151
     

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  38. いくら、形あるものを除去(切除)しようとも、生物のカラダ、細胞組織体はウソをつかないよ…

    動物としてのカラダ、細胞の一個一個までは変えられない。
     

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  39. 変わんなきゃいけないのは、人のアタマのほう…
     

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  40. 元女性実父認定 最高裁に行き過ぎはないのか(12月14日付・読売社説)

     生殖医療の進歩と現実の法制度の差を、いかにして埋めるべきか。議論の分かれる司法判断が示されたと言えよう。

     性同一性障害で女性から性別変更した男性の妻が、第三者の精子を使った人工授精で出産した子供について、最高裁が法律上の夫婦の子(嫡出子)と認める決定を出した。男性が実父と認定されたことになる。

     民法には「妻が婚姻中に妊娠した子は、夫の子と推定する」という「嫡出推定」の規定がある。

     性同一性障害を持つ人の性別変更に関する特例法が2004年に施行され、変更後は新しい性別で民法の適用を受けることが定められた。元女性が夫として結婚するのを認めた規定だ。

     最高裁は「婚姻を認めながら、その主要な効果である嫡出推定の規定の適用を認めないのは相当でない」と判断した。

     しかし、今回のケースが果たして「夫の子と推定」できるのだろうか。性別変更後の男性に生殖能力はない。この厳然とした事実があるだけに、最高裁による実父認定には疑問が拭えない。

     決定では、裁判官5人のうち2人が反対意見に回り、「民法の嫡出推定は、妻が夫により妊娠する機会があることを根拠としており、本件の場合は嫡出推定の根拠がない」などと述べた。

     多数意見のように本件を嫡出子と認めれば、「民法の枠組みを一歩踏み出すことになる」と主張した反対意見には説得力がある。

     子供はいずれ、法律上の父との間に血縁関係がない事実を知るだろう。その時の子供の苦悩に配慮すべきだと指摘する識者もいる。傾聴すべき見解と言えまいか。

     一方、代理出産を巡り、最高裁は07年、親子関係の成立を否定している。タレントの向井亜紀さん夫妻が自らの受精卵を使い、代理母に出産を依頼したケースだ。

     「民法上、妊娠・出産した女性が母親」と判断し、今回の実父認定とは逆に、血縁がありながら法的に母子と認めなかった。

     生殖医療の進歩に伴い、法が想定していない形態の「親子」が次々と生まれている。法整備が現実に追いついていない中では、法的な親子関係を認めるかどうかの判断を、その都度、司法に委ねるしかないのが実情だ。

     晩婚化などの影響で、不妊の夫婦は増えている。今後、生殖医療に頼るケースがさらに多くなるのは確実だとされる。混乱を防ぐためにも、法整備に向けた議論を急ぐ必要があろう。

    (2013年12月14日01時56分 読売新聞)
    http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20131213-OYT1T01368.htm
     

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  41. 【主張】性変更の父子認定 生殖医療の法整備怠るな
    2013.12.15 03:19

     最高裁は、性同一性障害で戸籍上の性別を変更した男性と、第三者からの人工授精で妻が産んだ長男との、父子関係を認めた。東京家裁と東京高裁は、父の欄を空欄とされた戸籍訂正の申し立てを退けていた。

     「やっと息子の父親になれた。たくさんの愛情で子育てしたい」と父子で喜びの会見を行う姿をみれば、最高裁も粋な判断をしたものだと思う。ただ留意すべきは、裁判官5人の意見が賛成3人、反対2人と分かれたことだ。

     僅差の多数意見は「特例法で婚姻を認めながら、血縁関係があり得ないことを理由に嫡出子としての推定が認められないとすることは相当でない」とした。

     これに対し、「特例法は親子関係の成否に触れていない」「本来的には立法で解決されるべき問題に、制度整備もないまま踏み込むことになる」といった反対意見には、十分な説得力がある。

     性同一性障害とは心と体の性別が一致しない疾患名で、平成16年に施行した性同一性障害特例法は、複数の医師の診断など一定の条件を満たせば戸籍上の性別を変更することを認めた。民法も変更後の性別が適用される。
    http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131215/trl13121503190000-n1.htm
     

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  42.  ただ反対意見にあるように、特例法には、人工授精による子供との親子関係を認める要件などの規定はない。

     本来は解釈を争うのではなく、法によって判断基準を示すべき問題である。

     民法はもともと、第三者の精子や卵子を使った生殖医療による出産を想定していない。一方で、夫の死後に妻が凍結精子を使用した体外受精や、第三者や肉親による代理母出産など、新たな事例が次々生まれている。

     家族観や倫理上の問題も含め、簡単に答えは出ないが、法の整備を放置してはおけない。子供に不利益が及ばないよう、議論を速やかに深めてほしい。

     また今回のケースの両親は、特例法により性別を変更した戸籍上の男性と女性による法律婚の夫婦である。最高裁の判断が、同性婚や事実婚を認めたものと受け止めるのは間違いである。

     法律婚によって築かれる家族が尊重、保護されるべき社会の最小単位であることに変わりはない。日本の伝統的家族観と、技術が進む生殖補助医療との共存を支える法の整備を進めてもらいたい。
    http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131215/trl13121503190000-n2.htm
     

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  43. 【性同一性障害】
    妻は涙、喜びのハイタッチ 父子判断で「信じ続ける大切さ 息子に」
    2013.12.12 21:20

     「戸籍上もやっと、息子の父親になることができた」。戸籍上の性別を女性から変更した男性と、第三者の精子を使った人工授精で妻が産んだ長男との間に法律上の父子関係を認めた最高裁決定を受け、当事者の男性(31)が12日、東京・霞が関の司法記者クラブで会見し、司法救済を訴えた日々を「家族のために、絶対あきらめたくなかった」と振り返った。

     「『父親と認める』という言葉で、うれしい思いがこみ上げてきた」。弁護士から決定を告げられた瞬間を、兵庫県宍粟(しそう)市の自営業の男性はこう振り返った。

     「最高裁、認めた」。たった一言告げると、妻(31)は涙を流し、ともにハイタッチして喜びを分かち合った。仕事に戻った後も、涙がこぼれそうになった。「これまでの悲しい涙でなく、心からの喜びの、うれしい涙でした」

     男性が、心と体の性別が異なる性同一性障害と診断されたのは平成16年。その後、性同一性障害特例法に基づき性別変更が認められた。21年11月、非配偶者間人工授精で長男(4)を授かったが、法律上の子である「嫡出子」として提出した出生届は生物学的親子関係がないことを理由に受理されず、長男の戸籍の父親欄は空欄とされた。
    http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131212/trl13121221210012-n1.htm
     

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  44.  「戸籍謄本を閉じたくなるような親子っているでしょうか。僕はこの子たちの父親なのに、なぜ国は僕の名前を書かないんだという悔しさ、悲しさがあった」と男性は話す。寝ている息子の傍らで「ごめんな」と涙を流した夜もあった。

     長男の戸籍に自分の名前を記載するよう求めた申し立てで最高裁は10日、「長男を男性の子と推定できる」と戸籍訂正を認めた。

     長男に「認められたよ」と伝えると、たちまち満面の笑みが浮かんだ。「やったー」と両手を挙げて飛び上がり、「パパ好き。パパ大好き」と身を寄せた息子を、きつく抱きしめた。

     男性は、「おかしいと思ったことには声を上げ、あきらめずに信じ続けることの大切さを、息子たちに伝えることができたと思う」と語った。
    http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131212/trl13121221210012-n2.htm
     

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  45. 強く念じれば願いはかなう、現実は変えられる、という信仰教義と信者たち…
     

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  46. 【性同一性障害】
    生殖補助医療の進歩、民法の想定外の事態に
    2013.12.12 21:20

     生殖補助医療の技術進歩に伴い、夫の生前に保存した精子や代理母を使った出産が現実になった。民法の想定しない妊娠や出産を経て、親子関係が認められるかを問うさまざまな裁判が起こされてきた。

     最高裁は平成18年、女性が夫の病死後に凍結保存した精子で体外受精し、出産した子について「法律上の父子関係は認められない」と判断。19年には、タレントの向井亜紀さんと元プロレスラーの高田延彦さん夫妻が米国人女性に代理出産を依頼し、血縁のある子をもうけたが、向井さんと子の母子関係を否定した。

     一方、今回の最高裁決定は、父子に血縁がないことが明白でも、家族としての実態を重視したことが大きな特徴。木内道祥(みちよし)裁判官は補足意見で生殖補助医療の進歩で民法の想定外の事態が生じているとし、「最善の工夫を盛り込むことが可能なのは立法による解決」と指摘した。
    http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131212/trl13121221230013-n1.htm
     

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  47. けっして一般化しない特殊なものを、一般化のほうにひきこむ愚…

    特例扱いしとけばいいものを…
     

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  48. 「生殖医療」なんて、どこまでいっても一般化することなんてないよ…
     

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  49. オルダス・ハクスリー『すばらしい新世界(Brave New World )』
    http://www.amazon.co.jp/dp/4061370014
    http://www.amazon.co.jp/dp/4334752721
    https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%83%80%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%BC+%E3%81%99%E3%81%B0%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%84%E6%96%B0%E4%B8%96%E7%95%8C
     

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  50. 「性同一性障害」のニュース
    http://www.2nn.jp/word/%E6%80%A7%E5%90%8C%E4%B8%80%E6%80%A7%E9%9A%9C%E5%AE%B3

    生まれてきたカラダ(の性別のほう)が異常なんだと思い込んでしまう頭(精神)の異常あるいは障害…

    カラダが異常なのか、アタマが異常なのか、それが問題だ…
     

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  51. 09時44分 ヤフー検索「判事 性別変更した性同一性障害者の子の戸籍記載 最高裁」
     

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  52. 男性に性別変更、4年待って長男と「父子」認定

     性同一性障害で女性から性別変更した兵庫県宍粟(しそう)市の男性(31)が、今月10日付の最高裁決定で、人工授精で妻(32)が出産した長男(4)との関係を「父子」と認められたのを受け、25日、同市に長男の戸籍の訂正申請などを行った。

     市は受理し、近く男性の本籍がある東京・新宿区役所に送る。

     申請後、男性は市役所内で記者会見し、「(父子関係が)まだ戸籍に反映されておらず、形になっていないので不安な気持ちもある。4年も待たされているので、一刻も早く訂正された戸籍謄本を見たい」と語った。

     そのうえで、性別変更した夫の妻が出産した子について「国は嫡出子(法律上の夫婦の子)と認める通達を(自治体に)出してほしい」と求めた。

    (2013年12月25日11時57分 読売新聞)
    http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131225-OYT1T00539.htm
     

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  53. 「戸籍」制度を内側から破壊(無化)する試み…

    その執着心執念たるや、きちがいじみた恐ろしいまでの尋常ならざる様相。
     
    「神の王国」に仕えるヒトビトなのかね…
     

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  54. 体外受精、事実婚カップルに拡大…日産婦方針

     不妊治療で広く行われる体外受精について、産婦人科医らで作る日本産科婦人科学会(日産婦)は、「結婚した夫婦に限る」としていた条件を外し、対象を事実婚カップルに広げる方針を固めた。

     昨年12月の民法改正で、結婚していない男女間に生まれた子(婚外子)に対する法律上の差別が撤廃されたことが理由だ。国も不妊治療の公費助成の対象を事実婚カップルに拡大することを検討する。

     対象拡大は、すでに日産婦理事会での了承を得ており、6月の総会で決定する。

     日産婦は、体外受精や受精卵の母胎への移植について「会告」の形で医師が守る自主ルールを策定。体外受精を結婚した夫婦に限定した規定は、国内で初の体外受精児が生まれた1983年に定めた。民法は、婚外子の遺産相続分について、結婚した夫婦の子どもである嫡出子の半分と規定していたため、生まれてくる婚外子の不利益に配慮した。

     しかし最高裁は昨年9月、家族形態の多様化や国民の意識の変化などを踏まえ、民法の規定を違憲と判断。これを受け、婚外子への遺産相続分を嫡出子と平等にする改正民法が、同年12月に国会で成立し、体外受精の対象を区別する必要性がなくなった。

    (2014年1月6日05時01分 読売新聞)
    http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140105-OYT1T00976.htm
     

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  55. この世はとかく商売商売、需要あるところに供給するのはもちろん、供給のためには需要を創造することも大事、世の中は金が回ってナンボの世界だ…

    倫理じゃ腹の足しにはなりゃせんよ、ってか…

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  56. 「背に腹はかえられぬ」
    https://www.google.co.jp/search?q=%E8%83%8C%E3%81%AB%E8%85%B9%E3%81%AF%E3%81%8B%E3%81%88%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%AC

    大切な金儲けを守るためには、背負ったつもりになってる理念信念信条信仰とか腹の足しにならないものは無視してかまわない…

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  57. 体外受精の治療、事実婚にも 学会が指針変更へ

     日本産科婦人科学会は6日までに、結婚している夫婦に限定している体外受精の治療対象を事実婚のカップルにも広げるよう会告(倫理指針)を変更する方針を固めた。これを受け、厚生労働省も不妊治療の公費助成対象を事実婚に広げるかどうかを検討する。

     会告の変更方針は、結婚していない男女間の子ども(婚外子)に対する法律上の相続差別が昨年12月の民法改正で解消されたことに伴う措置。すでに同学会理事会で了承を得ており、6月の総会で決定する。

    2014/01/06 12:20 【共同通信】
    http://www.47news.jp/CN/201401/CN2014010601000822.html
     

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  58. 公金おしゃぶりネタを拡張したがってるのはじつは役所組織の奥の院…
     

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  59. 「事実婚」カップルの体外受精容認へ
    1月6日 13時20分

    不妊治療で広く行われている体外受精について日本産科婦人科学会は、これまで結婚した夫婦に限るとしていた条件をなくし、婚姻届を出さないいわゆる「事実婚」のカップルにも認める方針を固めました。
    早ければことし4月の学会の総会で正式に決定する見通しです。

    全国の産婦人科の医師でつくる日本産科婦人科学会は、昭和58年につくった学会の自主的なルールの「会告」の中で体外受精の実施は、結婚した夫婦に限るとする条件を定めていました。
    これは、結婚していない両親の子ども、いわゆる「婚外子」の遺産相続を結婚した両親の子ども「嫡出子」の半分としていた民法の規定で婚外子が不利益を受けることを配慮するなどしたもので、去年12月、遺産相続を同等にする改正民法が成立したことなどを受け、変更を検討していました。
    婚姻届を出さないいわゆる「事実婚」のカップルにも体外受精の実施を認める新たな会告の案は、学会の理事会ですでに承認されていて、日本産科婦人科学会では、早ければことし4月に開かれる学会の総会で正式に決定する見通しです。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140106/k10014284511000.html
     

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  60. 性転換も自由、同性婚も自由、事実婚も自由、体外受精(卵子精子提供)も自由…

    男女関係からも親子関係からも家族関係からも自由…

    げにおそろしきジェンダー真理教…

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  61. 性同一性障害の男性 戸籍上も父親に
    1月8日 20時55分

    「性同一性障害」で戸籍の性別を変えた男性を子どもの父親と認めた最高裁判所の決定を受けて、長男の父親の欄に新たに男性の名前を記載した戸籍が作られ、8日、兵庫県の自宅に届けられました。

    「性同一性障害」で戸籍の性別を変更した兵庫県宍粟市の31歳の男性について、最高裁判所は、去年12月、第三者から精子の提供を受けて妻が出産した子どもの父親と認める決定を出しました。
    この決定を受けて、男性は、長男の戸籍の訂正を地元の市役所に届け出て、本籍地で手続きが行われた結果、これまで空欄だった長男の父親の部分に新たに男性の名前を記載した戸籍が作られ、8日、自宅に届けられました。
    男性は、NHKの取材に対し、「ようやく父親として名前が書かれてほっとしました。これまでは戸籍を見て悲しくて泣いてきましたが、きょうは嬉しくて泣きました」と話しました。
    今回の最高裁の判断を受けて、法務省は、同じようなケースで産まれた子どもの戸籍について対応を検討しています。
    男性には、同じように第三者から精子提供を受けて生まれた次男がいることから、同じように父親と認めるよう、近く東京家庭裁判所に申し立てる方針です。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140108/k10014358431000.html

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  62. ネットで精子提供持ちかけ 妊娠・出産も
    2月27日 19時12分

    不妊や未婚の女性に匿名で精子の提供を持ちかけるインターネットのサイトが数多く存在し、医療機関を介さない精子の受け渡しが行われて、妊娠や出産に至ったケースもあることが、NHKの取材で分かりました。
    日本産科婦人科学会は、医学上のリスクが高く倫理的にも問題があると指摘し、厚生労働省も、「感染症の予防策が十分とは言い難いといった問題があると考えられる」としています。

    夫以外の第三者からの精子提供について、日本では、産科婦人科学会のガイドラインに従い、不妊症に悩む法律上の夫婦だけを対象に、精子を洗浄して凍結保存し、半年後に改めて感染症の検査を行うことなどを条件に、一部の医療機関で実施されています。
    ところが、こうした医療行為とは別に、妊娠を希望する女性に匿名で自分の精子の提供を持ちかけるインターネットのサイトが数多く存在することが、NHKの取材で明らかになりました。
    このようなサイトは、40余り確認され、このうち11のサイトの提供者から直接、話を聞くなどした結果、実際に医療機関を介さない精子の受け渡しが行われ、妊娠や出産に至ったケースもあることが分かりました。
    提供を受けた人の中には、不妊に悩む女性のほか、未婚の女性も含まれていて、結婚しなくても子どもを授かる方法を探していたところ、サイトの存在を知り、提供者の素性や経歴に不安を感じながらも利用を決めたとしています。
    ほどんどの場合、金銭の要求はなく、精子を入れた容器を、シリンジと呼ばれる針のない注射器と共に受け渡されることが多いということです。
    個人による精子提供について、日本産科婦人科学会は、ガイドラインで医療機関に課せられている洗浄や検査などが行われず、相手の女性が感染症などにかかるリスクが高いことや、匿名で行われるため生まれた子どもにとって父親を確認する手段がなく、倫理的にも問題があることを指摘し、女性が利用しないよう呼びかけることにしています。
    また、厚生労働省は、「医療機関で行われる場合と比べて、感染症の予防策が十分とは言い難く、提供者が疾患を抱えているかどうかが分からないといった問題があると考えられる」としています。

    ガイドラインと法制化への動き
    夫以外の第三者からの精子提供については、日本産科婦人科学会のガイドラインに基づき、「人工授精」として15か所の医療機関で実施されています。
    対象は、不妊症に悩む法律上の夫婦に限られ、精子を洗浄して凍結保存し、半年後に改めて感染症の検査を行うことや、提供者の記録を保存することなどが義務づけられています。
    日本産科婦人科学会によりますと、こうした方法で生まれる子どもは、ここ最近、毎年100人前後で、これまでに1万人以上に上るとみられています。
    第三者の精子などを使う生殖補助医療については、10年前に厚生労働省の審議会が、「法整備を含めた制度の整備が必要だ」とする報告書をまとめましたが、法制化には至っていません。
    こうしたなかで、自民党の作業チームが、現在、生殖補助医療を適正に行うために必要な事項を定める法案の提出を目指し、議論を進めています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140227/k10015588941000.html

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  63. 厚労相 精子提供サイトで妊娠出産は問題
    2月28日 11時37分

    田村厚生労働大臣は、不妊や未婚の女性に匿名で精子の提供を持ちかけるインターネットのサイトが存在し、実際に精子の受け渡しが行われて妊娠や出産に至ったケースが明らかになったことについて、感染症予防などの観点から問題があるという認識を示しました。

    夫以外の第三者からの精子提供について、日本では、産科婦人科学会のガイドラインに従い、不妊症に悩む法律上の夫婦だけを対象に、精子を洗浄して凍結保存し、半年後に改めて感染症の検査を行うことなどを条件に一部の医療機関で実施されています。
    ところが、こうした医療行為とは別に、妊娠を希望する女性に匿名で自分の精子の提供を持ちかけるインターネットのサイトが数多く存在し、実際に精子の受け渡しが行われて、妊娠や出産に至ったケースもあることが分かりました。
    これについて、田村厚生労働大臣は閣議のあと、記者団に対し「個人の契約の自由はあるのかもしれないが、医療機関を通さないとなると健康管理上、衛生上どうなのかという課題があり、非常に難しい問題だ」と述べ、感染症を予防する観点などから問題があるという認識を示しました。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140228/k10015603281000.html
     

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  64. 自民 代理出産の限定的容認を
    2014年3月7日 0時35分 NHKニュース

    不妊症の夫婦に対する生殖補助医療の法整備を検討している自民党の作業チームは、子どもを産めない女性が、ほかの女性に代わりに子どもを産んでもらう、いわゆる代理出産は限定的に認めるなどとする法案のたたき台をとりまとめました。

    不妊症の夫婦に対する生殖補助医療は、関連する学会のガイドラインに従って、一部の医療機関が実施しているものの、国内法がないことから、自民党の作業チームが法整備を検討しており、6日の会合で、これまでの議論を踏まえ3つの法案のたたき台が示されました。
    それによりますと、いずれの案も、子どもを産めない女性が、ほかの女性に代わりに子どもを産んでもらう、いわゆる代理出産は、自分たちの精子や卵子で、妻が子どもを妊娠できない場合に限って認めるとしています。
    ただ、第三者による卵子の提供の是非や親子関係の定義、それに、法律上の夫婦だけでなく、事実上のカップルにも認めるかなどについては、案によって見解が分かれています。
    一方で、精子や卵子などの売買はいずれの案でも禁止し、罰則規定を検討するとしています。
    作業チームでは、たたき台を基に、今後、法案のとりまとめを進めたいとしていますが、党内には、生殖補助医療の法整備そのものに対する慎重論もあり、意見集約は難航することも予想されます。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140307/k10015781121000.html

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  65. 狂ったか?自民党… 養子縁組で対応すりゃいいだけなのに…

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  66. 新たな親子関係で3案=代理出産、許容範囲で区別-自民PT

     自民党の生殖補助医療プロジェクトチーム(座長・古川俊治参院議員)は6日、第三者が提供した精子による人工授精や代理出産の許容範囲や、こうした生殖補助医療で生まれた子と親の法的な位置付けを体系的に整備する関連法案のたたき台をまとめた。代理出産を限定的に認め、分娩(ぶんべん)者を母とするなど3案で、これらを基に党内でさらに議論を重ねる。 

     認められる生殖補助医療の範囲について、A案は、法律婚の夫婦の精子または卵子によって妻が妊娠できない場合に限定した上、夫の精子と第三者の卵子による代理出産を認める。B案は、代理出産を夫婦自らの精子と卵子を用いたケースに限定し、事実婚カップルには認めない。C案は、夫婦自らの精子と卵子を用いた場合に限定した上、さらに家庭裁判所の許可を得ることを条件とした。

     法的な親子関係について、3案は生殖補助医療による分娩者を「母」と明記。ただ、C案は代理出産の場合に限り、依頼した夫婦を「父母」とした。また、3案とも、第三者からの精子提供による妻の妊娠に同意した夫は嫡出否認できず、精子提供者も子を認知できないと定めた。

     最高裁は昨年12月に、性同一性障害の女性が性別を変更して男性になり、第三者の精子提供を受けて妻との間で生まれた子について、父子関係を認めることを決定。これを受けて自民党は新たな親子関係に関する法整備の議論を進めている。(2014/03/06-13:27)
    http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014030600436
     

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  67. 「代理出産」≒女性は産む機械…

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  68. 認められる生殖補助医療の範囲について、

    A案は、法律婚の夫婦の精子または卵子によって妻が妊娠できない場合に限定した上、夫の精子と第三者の卵子による代理出産を認める。

    B案は、代理出産を夫婦自らの精子と卵子を用いたケースに限定し、事実婚カップルには認めない。

    C案は、夫婦自らの精子と卵子を用いた場合に限定した上、さらに家庭裁判所の許可を得ることを条件とした。

    A案「夫の精子と第三者の卵子による(他者の)代理出産」
    B案「夫婦自らの精子と卵子を用いた代理出産(事実婚は認めない)」
    C案「夫婦自らの精子と卵子を用いた場合に限定、さらに家庭裁判所の許可制」

    次は「代理母」登録制度…
     

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  69. 精子提供で生まれた男性 遺伝上の父開示を
    3月7日 19時13分

    不妊治療の精子提供で生まれた横浜市の男性が、遺伝上の父親を知りたいと、治療を行った東京の慶応大学病院に対して、精子の提供者の情報を開示するよう文書で求めました。
    精子提供で生まれた子どもは少なくとも1万人に上るとみられていますが、専門家によりますと、遺伝上の父親が知りたいと情報開示を求めるのは初めてです。

    精子提供は、夫の精子では子どもができない場合、第三者から精子の提供を受けて人工授精で妊娠を試みる治療で、国内では、東京の慶応大学病院が中心になって戦後まもなく始まりました。
    この治療で生まれた子どもは、ここ数年は毎年100人ほどで、これまでに少なくとも1万人に上るとみられています。
    今回、情報開示を求めたのは、横浜市の医師、加藤英明さん(40)で、医学生だった11年前に授業で行ったDNA検査で父親と血のつながりがないことが分かり、母親から慶応大学病院で精子提供を受けたことを打ち明けられたということです。
    加藤さんは、その直後、病院の医師を訪ね、提供者を教えるよう求めましたが、病院側は提供者の匿名を条件に治療を実施しており、両親も同意したとして回答は得らませんでした。
    加藤さんは、この10年間、当時の医学部生が提供したとみて、卒業名簿から自分に似た人はいないかなど遺伝上の父親を探し続けてきましたが、手がかりは得られませんでした。
    このため、7日、病院の医師に対して提供者の情報を開示するよう求める文書を郵送しました。
    開示されなかった場合、法的な手続きも検討しているということです。
    専門家によりますと、遺伝上の父親が知りたいと情報開示を求めるのは初めてです。
    海外では子どもが遺伝上の親を知る権利を法律で認めている国もありますが、国内では、平成9年に日本産科婦人科学会が精子提供者のプライバシー保護のため、提供者は匿名とするというガイドラインを示しています。
    加藤さんは「これまでの人生がすべてうその上に成り立っていたと感じ、自分の中に穴が空いているような感覚が消えず、遺伝性の病気があるかどうかも分からない。自分と同じ苦しみを味わう子どもたちがこれ以上増えないよう、すぐにでも提供者の情報開示を認める制度を整備してほしい」と話しています。
    これについて慶応大学病院で精子提供の治療を担当している吉村泰典医師は「古い資料はほとんど残っていないが、そもそも提供者を匿名とするルールになっており、開示するのは難しい」と話しています。

    「出自を知る権利」国内の現状

    国内には、子どもが遺伝上の親を知る権利「出自を知る権利」を定めた法律やガイドラインはありません。
    平成9年に日本産科婦人科学会が精子提供について定めたガイドラインでは、医師に対して精子提供者の記録を保存するよう求めたものの、プライバシー保護のため提供者は匿名とするとしており、出自を知る権利は認められていません。
    一方、平成15年に厚生労働省の審議会が、精子のほか卵子や受精卵の提供を受けて行う不妊治療の条件についてまとめた報告書では、出自を知る権利の重要性を認め、15歳以上になった子どもが望めば、名前や住所など提供者を特定できる情報を知ることができるとしました。
    報告書では制度の整備を求めましたが、その後、国会での議論はされず、いまだに法整備されないままになっています。
    こうしたなか、去年11月、自民党が第三者が関わる生殖補助医療の法整備について検討する作業チームを設置し、議論を始めています。
    作業チームでは、ことし中の法案の提出を目指していますが、出自を知る権利を認めるかどうかなど詳しい内容は決まっていません。

    海外の現状は

    海外では15年ほど前から子どもが遺伝上の親を知る権利「出自を知る権利」について議論が活発に行われるようになり、先進国を中心に法律で認める動きが広がっています。
    法律で権利を認めている国では、提供者の情報は公的な機関で管理されていて、子どもが一定の年齢に達した場合、情報開示を求めることができる仕組みになっています。
    提供者の情報をどこまで開示するかは国によって異なっていて、このうちイギリスやニュージーランドなどでは提供者の名前や住所など提供者を特定できる情報が開示されることになっています。
    また、スペインやギリシャなどでは、提供者の国籍や病歴、それに遺伝的情報などの提供者が特定されない情報に限って開示するとしています。
    一方、フランスやデンマークでは、日本と同じように提供者のプライバシー保護の観点から、一切の情報開示を認めていません。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140307/k10015806611000.html
     

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  70. 精子提供で生まれた医師、「父」の情報開示請求
    2014年3月7日22時44分 読売新聞

     不妊治療の精子提供で生まれた横浜市の医師、加藤英明さん(40)が、遺伝上の父親を知りたいとして7日、治療を行った慶応大病院(東京都)に対し、精子の提供者に関する情報開示を文書で求めた。

     海外では、こうした子供が遺伝上の父親を知る権利を認める国もあり、この権利を巡り議論を呼びそうだ。

     加藤さんは医学生だった2002年、授業で行ったDNA検査がきっかけとなり、自分が慶応大医学部生とみられる男性から精子提供を受け、同病院で生まれたことを知った。同病院産婦人科の吉村泰典教授を訪ね、提供者を教えるよう求めたが、「提供者を匿名にすることが治療の条件。両親も同意している」として回答は得られなかった。

     加藤さんは、その後も同大の卒業生名簿を頼りに提供者を捜し続けたがかなわず、この日、情報開示を求める文書を同病院に郵送。「遺伝上の父親が分からず、ずっと苦しみ続けてきた」と訴えている。吉村教授は「保存期間を過ぎてカルテも廃棄されており、調べようがない」としている。

     匿名の第三者による精子提供は、日本では大学病院を中心に行われ、1949年以降、1万人以上が誕生したとされる。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140307-118-OYT1T01239
     

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  71. >慶応大病院産婦人科の吉村泰典教授…

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  72. ラベル 吉村泰典
    http://koibito2.blogspot.jp/search/label/%E5%90%89%E6%9D%91%E6%B3%B0%E5%85%B8
     

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  73. 吉村泰典:
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E6%9D%91%E6%B3%B0%E5%85%B8

    2013年3月、第2次安倍内閣の内閣官房参与に就任。少子化対策・子育て支援について内閣総理大臣に情報提供・助言することなどを任務とする
    -------------------

    首相官邸(平成25年3月13日):
    http://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/201303/13_p.html

    「野口英世アフリカ賞受賞者決定」と吉村泰典氏の「内閣官房参与」任命。

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  74. 徹底追跡 精子提供サイト(クローズアップ現代):
    http://www.nhk.or.jp/gendai/yotei/index_yotei_3469.html

    出演者吉村 泰典 さん
    (日本生殖医学会 理事長)

    徹底追跡 精子提供サイト(NHK NEWS WEB):
    http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2014_0303.html

    「個人による精子提供の実態」NHKクローズアップ現代がまたおかしな宣伝をやっている!:
    http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/159.html

    何か、怪しげ...。
    戸籍や家族制度の崩壊が目的なのでしょうか?

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  75. 団まりなさん(元大阪市立大教授)が死去
    2014年3月17日9時25分 読売新聞

     団まりなさん 73歳(だん・まりな、本名・惣川まりな=そうかわ・まりな=元大阪市立大教授)13日死去。告別式は16日に行われた。喪主は夫、徹氏。

     専門は発生生物学。「細胞の意思」などの著書で知られる。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140317-118-OYT1T00135

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  76. 男性不妊治療に助成拡充を…石川医師

     男性不妊が専門の石川智基医師が21日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、男性不妊の実態や治療について解説した。

     不妊症の原因の半数に男性が関係している。石川医師は、射出した精液に精子のない「無精子症」の場合、精巣を切開して精子を採取し、体外受精を行うなどの方法があると説明。こうした治療に三重、福井県は2014年度、助成制度を始める予定で、石川医師は「自治体の取り組みが国を動かし、助成拡充につながれば」と訴えた。

    (2014年3月21日23時11分 読売新聞)
    http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20140321-OYT1T00795.htm
     

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  77. 慶大病院側が「資料ない」と回答 精子提供者の情報要求に対し

     第三者の提供精子を使った人工授精で生まれた横浜市の医師加藤英明さん(40)が、治療を実施した慶応大病院(東京)に「遺伝上の父」の情報開示を求めたのに対し、病院側は1日までに「資料は残っていない」と文書で回答した。

     加藤さんによると、文書は病院側の責任者だった吉村泰典教授(産婦人科)名で、3月26日付。精子提供者の記録も、加藤さんの両親の治療記録も見つからなかったという。

     加藤さんは「病院が責任を持って管理すべき物が廃棄、不明になっている。当時、(不妊治療で生まれた子どもの)出自を知る権利が一切考慮されていなかったことは非常に問題だ」と指摘した。

    2014/04/01 15:57 【共同通信】
    http://www.47news.jp/CN/201404/CN2014040101001962.html

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  78. 【政治】代理母出産、産んだ女性を母に 自民PTで一致
    http://ai.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1396453947/

    「代理 出産」
    http://www.2nn.jp/search/?q=%E4%BB%A3%E7%90%86+%E5%87%BA%E7%94%A3&e=

    ★ニュース速報+ 14/03/06 22:38 12res 0.4res/h ▽
    【政治】新たな親子関係で3案=代理出産、許容範囲で区別-自民PT
    ★ニュース速報+ 13/12/07 22:19 66res 1.5res/h ▽
    【社会】産科学会「代理出産原則禁止を」 法整備に向け意見確認
    ★ニュース速報+ 13/11/19 02:12 372res 2.7res/h ▽
    【政治】自民党が「代理出産」容認へ?…法整備進める方針 画像あり
    ★ニュース速報+ 13/11/11 15:05 94res 1.3res/h ▽
    【医療】代理出産、自民に容認論…生殖補助法PT検討案

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  79. [論点]生殖補助医療 法案検討 代理出産 明確ルールで 根津八紘氏
    2014年4月10日3時0分 読売新聞

     代理出産など生殖補助医療に関する法案を自民党のプロジェクトチームが検討している。代理出産については、限定的に容認することが検討されている。

     生殖補助医療を巡っては、厚生労働省の審議会が2003年に「法制化を含めた制度整備が必要」という内容の報告書をまとめた。だがその後、具体的な議論は進まず、治療を待ち望む人たちへの扉は閉ざされたままである。ようやく法制化へ動き始めたことで、一条の光が差してきた。

     法制化に向け、どのような視点が必要か、代理出産などに取り組んできた者として考えを述べたい。

     一般的な不妊症なら、医療機関で行われている通常の不妊治療により、子どもを持つことが期待できる。

     ところが、子宮がなかったり、精子や卵子ができなかったりする夫婦は、通常の不妊治療によって子どもを持つことは不可能である。こうした人々は、一般的な不妊症とは区別し、「生殖障害者」と位置付けるべきだと考える。

     多くの障害者が医療や福祉制度の支援を受けて社会生活を送っているように、生殖における障害者にも社会が支援の手を差し伸べる必要があるのではないか。

     「生殖障害者」という言葉に対して、「差別的」と感じる人もいるかもしれない。だが、決してそうではない。私の病院を受診する夫婦に「皆さんは生殖障害者なのです。支援を受けて、子どもを手にする権利があります」と話すと、「そのような考え方で対応してもらえると、救われる思いがする」という反応がほとんどである。

     そうした声を聞くと、生殖障害者たちが従来の不妊治療を受けることができず、現行の医療の中で、いかに排除されてきたかを痛感させられる。

     私は、そうした夫婦が子どもを手にするための選択肢として、精子、卵子の提供による体外受精や代理出産を実施してきた。精子、卵子の提供や代理出産に協力するボランティアの力を借りて行うので、「扶助生殖医療」と呼んでいる。

     私の病院での代理出産では、これまで全員が無事に出産した。特に、実母が代理母になったケースでは、11組のうち10組が子どもを手にしている。

     ただ、協力者である代理母の身体への危険性(これは一般的な出産でも起きうるものである)を考慮し、国の方針が出されるのを待って、現在は実施を見合わせている。協力者に後遺障害が起きた場合などの補償制度がない現状で、深刻なトラブルが起きれば、将来、代理出産に道を開く際の大きな支障になりかねないと考えるからである。

     生殖補助医療の法制化にあたっては、商業的な金銭の授受を禁止するとともに、違反した場合の処罰規定や、代理母ら協力者にトラブルが起きた際の補償制度を設ける必要がある。

     生殖障害者に治療の選択肢がない現状を、これ以上放置すべきではない。明確なルールのもとで、生殖障害者が安心して子どもを手にすることができるよう、法整備が実現することを願わずにいられない。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140409-118-OYTPT50549

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  80. ひとの弱みゆえの夢や希望や願望欲求につけこむアコギで残酷極まりない偽善者香具師という生き物がいる…

    自分たちがやっていることのむごさに自覚もないのか?

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  81. [医療ルネサンス]性同一性障害<1>心は女性…手術を決断
    2014年4月16日3時0分 読売新聞

     東京都の会社員(43)は、物心ついたころから、男性として生まれた体に違和感を覚えていた。大好きな遊びは、女子とのお手玉とあやとりだった。

     小学校高学年になると、いじめが怖くて、無理をして男子の輪に入った。付き合いでプラモデルを買っても作らず、自宅には未開封の商品があふれた。

     思春期には、ひげやわき毛、すね毛を丁寧に処理する毎日だった。

     バブル絶頂期の1990年ごろ、テレビで、男性が女装をして働くニューハーフの世界を知った。化粧をしてドレスをまとう華やかな姿にあこがれた。

     だが当時は、性別に違和感を持つ人への治療体制は整っておらず、戸籍の性別変更もかなわなかった。「いくら望んでも女性にはなれない」と、大学卒業後は一般企業に就職、男性として生きる道を選んだ。

     転機は2004年、「性同一性障害特例法」の施行だった。性同一性障害は、「体の性」と「自認する心の性」が一致しない病気。診断後にいくつかの条件を満たせば、戸籍の性別変更が可能になった。

     「もう今さら遅い」「会社は性別変更を受け入れてくれないのでは」。そんな思いの一方で、男のふりをしようと努力しても男らしくはなれず、「生きづらさと決別したい」という気持ちもあった。何年も悩み続けた末、やっと「女性として生きるのが本当の幸せ」との気持ちが固まった。

     07年、東京都内のクリニックで女性ホルモン注射の治療を始め、髪も伸ばした。09年には会社の保健師らに相談、会社側から「性別変更を理由に解雇することはない」との回答を得た。

     その後、性別違和感を持つ人が多く通う「はりまメンタルクリニック」(東京都千代田区)を受診、定期的に通院した。

     性別違和感は、統合失調症患者が抱く妄想でも起こるが、院長の針間克己さん(精神科)の診察や臨床心理士のカウンセリングを受けた結果、性別違和感が長く続いていることや他の病気でないことが確かめられ、性同一性障害と診断された。精巣摘出などの性別適合手術や家裁への手続きを経て、11年9月、女性への戸籍変更が認められた。

     今は、変更前と同じ職場で働く。同僚の戸惑いを感じる時は、積極的にコミュニケーションをはかり、女性として認めてもらうよう心がける。

     「ようやく自分らしく生きられるようになった。性別の違和感に苦しみ、本当の自分を取り戻したいと望む性同一性障害のことを、多くの人に知ってほしい」(このシリーズは全6回)
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140415-118-OYTPT50467

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  82. [医療ルネサンス]性同一性障害<2>手術に保険適用されず
    2014年4月17日3時0分 読売新聞

     「もっと若いうちに手術を受けたかった」

     東京都内の自営業者(52)は昨年9月、山梨大病院(山梨県中央市)で、男性から女性に近づける性別適合手術を受けた。「性同一性障害」と診断されてから5年かかった。

     性同一性障害の患者が戸籍の性別を変更するには、性別適合手術が必要になる。性同一性障害特例法に、〈1〉精巣や卵巣を摘出する〈2〉性器を望みの性に近づける――という条件が定められているからだ。

     男性から女性に近づける手術は、陰茎を切断し、精巣を摘出した上で、そけい部の皮膚や大腸などを使って 膣ちつ や外陰部を作る。女性から男性に近づける手術は、まず、乳房を切除する上半身の手術を行い、子宮・卵巣を摘出する。希望があれば陰茎を作る。

     だが、この手術に保険は適用されず、国内で実施しているのは10施設程度だ。

     国内での手術は、診断されてから年単位で待つケースも珍しくない。性別変更した患者の約6割が、待ち時間の少ない海外で手術を受けたとの調査もある。

     自営業者は海外の情報も集めたが、言葉の問題や安全性に不安を感じ、日本での手術を希望した。

     日本精神神経学会の指針は、まず、精神科医や産婦人科医、泌尿器科医らがチームで患者の心身の状態を確かめ、法律などの専門家を加えた判定会議で、手術がふさわしいかどうかを決める仕組みを作るよう求めている。

     山梨大が性別適合手術を始めたのは2012年から。中心となる形成外科特任准教授の 百沢ももさわ 明さんは、前任地の埼玉医大総合医療センターも含めて5年間、手術を行ってきた。

     その経験から、「手術は、戸籍変更や性別違和感の緩和だけではなく、自分が希望する性として社会から認められて生きていくためにも重要」と考える。

     希望者には、顎や頬、額の骨を削るなどして、より女性に見えやすい顔に整える手術も行う。男性の広く四角張った骨格を、丸くゆるやかな女性らしい骨格に修正する。

     今年3月、山梨大で下半身の手術を受けた都内の会社員(47)も、近く顔の手術を受ける予定だ。「第一印象は大切。パッと見て周囲から違和感を持たれては、女性として自信を持って生きていけない」と話す。

     ただ、下半身の手術だけで入院費を含め約150万円かかった。「費用が捻出できず、手術をあきらめる人もいる。性別変更に必須の下半身の手術は保険適用にしてほしい」と訴える。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140416-118-OYTPT50407

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  83. [医療ルネサンス]性同一性障害<3>海外で手術 不十分な対応
    2014年4月18日3時0分 読売新聞

     長崎市の 晴はる さん(32)は2010年夏、性同一性障害と診断された。国内で乳房切除手術を受け、男性ホルモンの注射を始めた。

     「一日も早く、(女性から男性に近づける)性別適合手術を受けたい」と、タイでの手術を決意。病院の予約や通訳を請け負う仲介業者と契約した。

     昨年2月までの1年間に計3回、渡航して手術を受けた。最初に子宮と卵巣を摘出。2回目は、立って排尿をするために小さな陰茎を作ったが、すぐに陰茎に穴があき、尿漏れが起きた。次の手術で、外陰部を切り開き、シリコーン製の人工こう丸を挿入、陰茎の穴もふさいだ。

     だが、帰国直後から再び穴があいた。外陰部の傷口も開き、人工こう丸がむき出しになってしまった。

     昨年4月、わらにもすがる思いで、性同一性障害の診療を専門的に行う岡山大病院(岡山市)ジェンダーセンター教授で形成外科医の難波祐三郎さんの外来を受診。人工こう丸を摘出し、陰茎の穴を塞ぎ、皮膚を補強する手術を2回にわたって受けた。その結果、今では男子トイレで立って排尿できるようになった。

     国内で性別適合手術を行う病院では、海外で手術を受けて帰国後に思わぬ合併症に苦しむ患者の受診が後を絶たない。

     どんな手術をしたのか、手術時間や出血量、術後の経過がわからず、再手術の方法を決める際に苦労する。滞在中に問題が起こっても、現地の医師に「問題ない」と押し切られて帰国した患者もいた。

     昨秋、同大と山梨大、関西医大で性同一性障害の診療に携わる医師がタイに渡航、日本人を多く手術している3病院を視察した。

     岡山大や山梨大では、性別適合手術に約2週間の入院が必要だが、タイの3病院とも術後の入院は4日間。手術直後に起こる合併症に関しては対応できるが、その後の対応は不十分な実態が分かった。

     現地の担当医らと意見交換し、退院後に合併症が起きて国内の病院を受診した際には、タイでの診療情報を提供するよう求めた。難色を示す病院もあったが、難波さんは「引き続きタイの病院と連携を深め、帰国後の患者を支援する対策を進める」と話す。

     ただ、タイで日本人の性別適合手術を行う病院はいくつもあり、仲介業者も10社以上ある。晴さんは、「大変な経験をしたのに、信頼できる病院や仲介業者をどう選べば良いか、今もわからない。海外で手術を受ける患者への支援とともに、国内で安心して手術を受けられる病院を増やしてほしい」と話している。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140417-118-OYTPT50435

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  84. [医療ルネサンス]性同一性障害<4>子どもの対応は早めに
    2014年4月21日3時0分 読売新聞

     西日本の小学3年生(8)は、言葉も上手に話せない頃から、男児なのに髪を伸ばしたがり、スカートをはきたがった。

     保育園から帰ると、「みんなが男の子だと言っていじめる」と泣いた。

     女の子として認めてほしい、との願いにどう応えるか。両親は精神科医に相談し、「願いを受け入れつつも、周囲に違和感を持たれない落としどころを見つけよう」と決めた。

     家庭では、女の子のパジャマやパンツで過ごしたが、保育園で着る水着は、本人が希望したフリル付きワンピースでなく、ピンクでもシンプルな上着と半ズボンのセットにした。

     小学校に入学すると、制服やトイレなど男女を意識せざるを得ない場面が増えた。クラスの児童が音楽や体育で移動する際に、わざと1人遅れてこっそりと男子トイレの個室に入った。男女一緒に遊ぶ機会は減り、1人で本を読み、絵を描く毎日。担任の紹介で岡山大病院への通院を始めた。

     2年生になると、提出するプリントに、男らしい自分の名前を書けなくなった。授業参観では、自己紹介の場面で名前を言うのが嫌で机の下に隠れた。

     両親は、女児として通学させる決断をした。同大の医師も、教員たちへの説明会を開き、児童に説明する資料作りの助言をした。

     そして2学期。制服をスカートにし、名前も漢字の読み方を女らしく変えた。学年集会では、教員がスライドで経緯を説明すると、「やっぱり女の子なんだ」と納得する声もあがった。

     今は、女の子の友達も増え、楽しく学校に通う。

     同大の精神科医の松本洋輔さんは、性別違和感を持つ子どもへの対応について「成長につれて違和感が消える人もいる。違和感の強さをはじめ、本人の性格や交渉力、学校や家庭の状況を踏まえ、より良い環境作りを支援する必要がある」と話す。

     心身が大きく変化する思春期の対策も欠かせない。性別違和感が強まり、不登校や自殺願望につながる。

     日本精神神経学会は、2012年に性同一性障害の診療指針を改定、男性らしさや女性らしさが表れる二次性徴が始まって間もない時期に、これを一時的に抑える薬物治療を認めた。治療を受ければ精神的に安定し、将来、性同一性障害と診断された後、ホルモン治療で容姿を希望する性に近づけやすい。

     二次性徴が進んでしまうと、抑える効果はない。同大の産婦人科医の中塚幹也さんは「子どもが性別違和感を持つことに気付いたら、早めに性同一性障害の診療を行う医療機関や学校に相談してほしい」と呼びかけている。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140420-118-OYTPT50233

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  85. [医療ルネサンス]性同一性障害<5>子を持つ望みあきらめず
    2014年4月22日3時0分 読売新聞

     「どんな夫婦でも、子どもを望むのはごく自然な気持ちではないでしょうか」

     那覇市の 澤岻たくし良心りょうと さん(32)、さおりさん(30)夫婦は、そう声をそろえた。

     良心さんは性同一性障害の当事者。2008年6月、戸籍の性別を男性に変更した。ほどなくして始めたバーに、良心さんの中学校の同級生と一緒に客として訪れたのがさおりさんだった。

     良心さんが性同一性障害だと告白した上で付き合いが始まり、1年後に結婚した。2人とも子ども好き。子どもを持つことや家族とは何かについて話し合ってきた。

     実は良心さんは、子宮と卵巣を摘出する性別適合手術の前に、自身の卵子と第三者の精子による受精卵を、米国のクリニックで凍結保存していた。

     夫婦は、この受精卵をさおりさんの子宮に移植するか、さおりさんの卵子と第三者の精子を使うかで、子どもを持つ道を考えた。

     「大好きな人の子どもを産みたい」とのさおりさんの言葉に、良心さんも、「大好きな人が自分の子を産んでくれるのはうれしい」と素直に思った。13年1月、夫婦で渡米して受精卵を移植する治療を受けた。

     だが、妊娠せず、同年5月、慶応大学病院(東京都新宿区)を受診、匿名の精子提供による人工授精(非配偶者間人工授精)を始めた。さおりさんは妊娠、この秋に出産予定だ。

     非配偶者間人工授精を巡っては、子どもが大人になって偶然事実を知って混乱したり、精子提供者を捜したりするケースがある。良心さんは、「子どもに隠すつもりはないし、将来、提供者を知りたいと思っても止めはしない」と話す。

     自らの経験から、当事者やそのパートナーに伝えたいことがある。

     「子どもを持つのは簡単ではないかもしれないけど、共に生きたいと願う2人が、子どもや家族について未来を楽しく描くことを無理だと思わないでほしい」

     精子や卵子の提供、代理出産をどんな夫婦に認めるか。生まれてきた子どもが提供者を知る権利をどう考えるか。国内でこうした不妊治療の議論は成熟せず、法律もない。法的な親子関係については、最高裁が昨年12月、男性に性別変更した夫と妻が非配偶者間人工授精で得た子を嫡出子として認めた。

     埼玉医大産婦人科教授の石原 理おさむ さんは「性別変更後の夫婦を特別視するのではなく、すべての不妊に悩む夫婦の治療がどこまで許されるのかの議論を深め、子どもに不利益が生じない法整備が急がれる。養子を迎えやすい仕組みも整える必要がある」と話している。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140421-118-OYTPT50545

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  86. [医療ルネサンス]性同一性障害<6>周囲の知識と理解も必要
    2014年4月23日3時0分 読売新聞

     性同一性障害の治療や当事者を巡る課題について、GID(性同一性障害)学会理事長の中塚幹也さんに聞きました。

     ――性同一性障害はどのような病気ですか。

     「心の性が体の性と異なる状態で、自分の体が自分の物でないような違和感に苦しみます。数千人に1人の頻度ともされています」

     ――どんな治療が必要ですか。

     「心の性を無理に変えようとすると、うつや自殺につながるおそれがあります。性ホルモンを投与したり、子宮や卵巣、精巣の摘出などの性別適合手術を行ったりして、体を心の性に近づけます」

     ――担当するのはどの診療科ですか。

     「心の性は、幼少時からの経過や、性別違和感の程度、それがどのぐらいの間続いているかなどから、精神科医が診断します。体の性は産婦人科医や泌尿器科医が判定します。治療を希望するなら、形成外科医を含む医療チームと学識経験者から作る適応判定会議での検討が行われます」

     ――どこでも治療ができるのですか。

     「国内で治療できる病院は限られています。ホルモン治療や性別適合手術に保険が適用されない点が、大きく影響しています。高額な費用が払えず治療を断念したり、待ち時間が短い海外での手術を選んだりする患者も相当数おり、保険の適用が急がれます」

     ――ほかに課題はありますか。

     「戸籍上の性別変更を認めた性同一性障害特例法が施行され、間もなく10年です。一度改正されましたが、今も、未成年の子がいる場合は性別変更が認められないなど、欧米の法律と比べても厳しい内容です」

     「子どもへの対応も求められています。特に思春期には二次性徴が起こり、恋愛や制服の問題も大きく、性別違和感が強まり、不登校や自傷行為のほか、自殺願望を抱きやすくなります。でも、多くは違和感を言い出せず隠しています」

     ――具体的にどんな支援が必要でしょうか。

     「昨年作成した冊子『学校の中の性別違和感を持つこども』では、トイレや制服、水泳など性別を意識する授業での対応や、学校に性同一性障害に関する本を置くなど相談しやすくする配慮を盛り込みました」

     「性別変更まで至ったとしても、それだけで生きづらさは解消できません。性同一性障害だと告白して仕事を解雇されたり、希望する性として扱われなかったりして苦しむ当事者がいます。自分らしく生きるという、誰もが普通に望むことを実現するには、周囲も正しい知識や多様な性のあり方を理解して認めることが大切です」

    (中島久美子)

    ◇中塚幹也さん・・・GID(性同一性障害)学会理事長

     1986年岡山大医学部卒業。2007年より同大大学院保健学研究科教授。産婦人科医。専門は生殖医学。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140422-118-OYTPT50386

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  87. 性は天与でなく「選択」するものという「ジェンダーフリー」思想の亜種…

    カラダの「性」の現実を受け入れるのではなくて、頭の中の「性別」に合わせてカラダを改変する「自由」意思…

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  88. 「性同一性」のニュース
    http://www.2nn.jp/word/%E6%80%A7%E5%90%8C%E4%B8%80%E6%80%A7

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  89. 卵子求め海外へ渡る女性たち
    http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/reproductive_technologies/?1398589831

    「卵子提供」進まぬ法整備、「卵子」求めて海外へ渡る女性たち
    産経新聞 4月27日(日)16時0分配信

    「2人きりの人生もいい。でも、卵子提供という選択肢もあると思うんだ」

     昨年1月、神戸市の自営業、岩沢聡子さん(45)=仮名=は、夫の正さん=同=に切り出した。

     37歳で結婚。1年後から不妊治療を始めたが子供は授からなかった。「もう限界かもしれない」。そう感じていた折、雑誌で卵子提供に関する記事に触れた。

     夫の精子を第三者が提供した卵子に体外受精させ、妻の体内で育む手段。聡子さん自身の遺伝子は継がれないが「夫を父親にしてあげたい」と強く思った。正さんは「そこまでしないといけないのか」とためらったが、それ以上に子供がいる3人の生活を夢見た。

     昨年夏、タイで卵子提供を受けた。ドナーは現地の女性。生まれ来る子供が、一般的な日本人の子供とは微妙に容貌(ようぼう)が異なる可能性もあるが、同じアジア人であり、不安は感じていないという。

     安定期に入り「3人になったらどこへ行こう」と計画を立てる。新しい家族が増える日が待ち遠しい。

     ■年間千人が卵子求めて渡航

     卵子提供は、国内では病気など医学的理由で妊娠できない女性に限り一部の医療機関で実施されており、高齢出産を望む人への不妊治療としての実施には否定的だ。根拠となっているのは厚生労働省の部会が平成15年にまとめた条件付き一部容認の報告書だ。

     昨年1月には、民間団体による国内初の卵子バンク「OD-NET」(神戸市)が発足。10組の卵子提供が決まったが、いずれも病気理由のケースだった。

     卵子提供には、生まれてくる子供の法的な地位や、遺伝的な出自を知ろうとする権利にどう対応するのか、将来的に親子関係に支障をきたさないかという倫理的な慎重論が伴う。しかし、法制化の議論が進まないまま、不妊治療としての卵子提供が一般化している米国やタイなど海外で卵子提供を受け、国内で出産する女性の数は増えている。

     厚労省研究班が平成24年度に行った調査では、卵子提供により国内で誕生した子供の数は、21年の約3倍の年間300~400人と推計された。出産した女性の平均年齢は45・2歳。主任研究者の吉村泰典慶応大教授は「妊娠率を考えると、年間千人近い女性が卵子を求めて渡航している可能性がある」と推測する。

     昨年10月、自民党内で生殖補助医療に関するプロジェクトが立ち上がり、法整備を視野に入れた議論が始まった。自身も米国で卵子提供を受け、男児を出産した野田聖子総務会長らが主導し、法律の私案を作成。不妊治療としての提供を認める内容で、「第三者の卵子で出産した場合、出産した女性が母」とする民法の特例規定も設ける内容だ。

     民法では、母子関係は「妊娠・出産の事実で生じる」とされているが、生殖補助医療の格段の進歩は想定外だった。現状でも、卵子提供で生まれた子供にはこの民法規定が当てはまるが、遺伝的な根拠など、あいまいさは残っている。

     「不妊治療患者が振り回される状況でいいのか。どこででも同じ医療を受けられるよう法整備すべきだ」と野田氏。海外の法体系に詳しい松川正毅大阪大教授(民法)は「海外に比べて、日本は法整備の面で20年以上の遅れがある」と指摘する。

     ■「結婚相手が私でなければ」

     神戸市の医療職、鈴木知子さん(52)=仮名=は、延べ20年にわたる不妊治療を経て卵子提供を選択した。夫に対し「結婚相手が私でなければ…」と申し訳なさを感じ、離婚まで考えた末の決断だった。

     当初はある仲介団体を通じての卵子提供を考えたが、「日本人ドナーを紹介するなら100万円程度の手数料が必要だ」と言われ、「出産を金もうけに利用している」と嫌悪感を覚えて断った。その後、信頼できるタイの病院を独力で探し当て、中国系タイ人のドナーから提供を受けた。

     出産直後の元気な産声に安堵してから1年。長男はつかまり立ちをしたり、言葉を発したりと、日に日にできることが増えていく。街で「ママに似ているね」と声をかけられることがあり、たまらなくうれしい。

     鈴木さんは、長男に優しいまなざしを向けながら、しみじみと語った。「この子は私が産んだ、私たちの子供です」

     ◆卵子提供 病気などで妻の卵子が使えない夫婦が、第三者から卵子の提供を受けて妊娠・出産を目指す手法。厚生労働省の部会は平成15年、医学的理由があるケースについて「匿名の第三者からの提供に限って認める」とする報告書をまとめたが、明確な規制法はなく、海外に渡航して行われることが多い。昨年秋、不妊治療として卵子提供で子供をもうけることを認める法整備を検討する自民党のプロジェクトチームが発足。ただ、卵子提供を法的に広く認めれば、家族関係が複雑になるなどとする慎重意見も根強く、議論が難航する可能性もある。
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140427-00000512-san-sctch

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  90. 社説 生殖医療法案 代理出産を巡る議論深めたい
    2014年5月12日1時43分 読売新聞

     代理出産など生殖医療の急速な進歩に法整備が追いついていない。与野党は、国会で議論を尽くしてもらいたい。

     生殖医療に関する自民党のプロジェクトチームが、生殖補助医療法案をまとめた。夫婦以外の第三者から提供された卵子や精子による体外受精や、代理出産を限定的に容認するもので、今国会に提出する。

     法案によると、卵子や精子のあっせんは、国が指定した非営利団体が行う。実際の体外受精は、厚生労働相が認定した医療機関が実施する。卵子や精子の売買は罰則付きで禁止する。

     焦点の代理出産については、生まれつき子宮がないか、病気で子宮を摘出した女性に限って認めるとしている。

     インドなどに渡航して代理出産に踏み切るケースが、後を絶たない。低所得の女性に、有償で代理母になってもらっている。こうした現状を変えるには、日本でも一定の制約下で代理出産を認める必要があると判断したのだろう。

     しかし、自民党内には代理出産への反対論がなお根強い。

     出産は産婦の命にかかわる場合もあり、そうしたリスクを第三者に負わせるのは倫理的に問題だ、といった理由からだ。

     依頼した夫婦が生まれた子供に障害があるとして引き取らなかったり、逆に代理母側が引き渡しを拒んだりすれば、子供の成育に重大な支障が生じよう。

     生殖医療には、親子関係が複雑になるという問題もある。代理出産の場合、生まれてきた子供には、出産した「産みの母」と、依頼者である「遺伝上の母」という2人の母親ができる。

     この点に関しては、関連法案で「出産した女性を母親とする」と規定する。だが、これだけでは、子供を巡るトラブルが起きた際、誰が責任を持って育てるべきか明確にできないのではないか。

     生殖医療で生まれた子供が成長して事実を知り、ショックを受ける事態も予想される。子供が出自を知りたい時、どう対応すべきか。生殖補助医療法案は明確にしていないが、出自情報の開示制度を設けるべきだとの声もある。

     生殖医療を巡っては、2003年に厚生労働省の審議会が法整備を求める報告書を公表した。その後10年以上も、規制がない状態で第三者からの卵子、精子提供による体外受精が行われている。

     生殖医療の法整備が進む先進各国の例も参考に、国会は制度作りを急がねばならない。

    参考記事
    政治自民PT、代理出産の限定的な容認法案まとめる 4/24 20:42
    政治代理出産「賛成・反対」2案が最終案…自民PT 4/15 12:37
    解説連載[論点]生殖補助医療 法案検討 代理出産 明確ルールで 根津八紘氏 4/10 3:00
    生活医療代理出産3案提示 要件厳格な2案追加…自民PT 3/7 15:16
    生活医療がん治療と妊娠・出産シンポ 12/19 15:02

    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140511-118-OYT1T50165

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  91. [顔]第三者の精子提供で生まれた体験を実名で出版した…石塚幸子(さちこ)さん 34
    2014年5月24日3時0分 読売新聞

     戦後間もなく始まった第三者の精子を使った非配偶者間人工授精(AID※)で、国内では1万人以上が生まれたとされる。今月出版した「AIDで生まれるということ」( 萬よろず 書房)に体験をつづった。

     父親の重い病気が遺伝していないか悩んでいた23歳の時、母親から事実を告げられた。「自分の人生は親のうその上に成り立っていたのか」。ショックで夜は眠れず、一人になると涙が止まらなくなった。親と顔を合わせるのがつらく、2か月後に家を出た。会社勤めの傍ら、会合などで子ども側の思いを匿名で発言してきた。しかし、自民党のプロジェクトチームによる生殖補助医療法案に、AIDなどで生まれた子どもが、提供者について知る権利が盛りこまれていないのを懸念。多くの人にこの問題を知ってもらおうと、実名に切り替えた。

     「自分の半分がどこから来たのか分からない苦しみや、親との信頼関係が崩れるつらさを味わう。法律を作るなら、出自を知る権利の保障は絶対に必要です」(医療部 加納昭彦)

     ※AID=Artificial Insemination with Donor semen

    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140523-118-OYTPT50538

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  92. >父親の重い病気が遺伝していないか悩んでいた23歳の時、母親から事実を告げられた。「自分の人生は親のうその上に成り立っていたのか」。ショックで夜は眠れず、一人になると涙が止まらなくなった。親と顔を合わせるのがつらく、2か月後に家を出た…

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  93. 親子関係家族問題という局所(部分)事案と、生殖医療代理出産卵子精子提供問題という社会制度の全体事案と…

    部分問題と全体問題は、それを敷衍俯瞰したり帰納したりするときに、常に飛躍する危うさを内包する…

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  94. 上野千鶴子的「男女」問題は、アレは「家族」「親子」問題が根っこに横たわっているだろ…

    それを「社会」学にしてしまうチカラワザは見事だが、所詮は飛躍に基づいた、至極瑣末な指摘問題を大仰に展開、妄想肥大させたものにすぎないということだ。

    だからそれもまた「文学」であって「社会学」というには、あまりにも私小説的過ぎるきらいがある。ま、上野婆さんの存在を含めたエンタメとしてみておけば、けっこう楽しめる題材だといえる。

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  95. 上野婆さんは、イヴァン・イリイチみたいにはなれないのさ。

    「イヴァン・イリイチ」
    https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%A4%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%82%A4%E3%83%81

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  96. 「イヴァン・イリイチ 医原病」
    https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%A4%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%82%A4%E3%83%81+%E5%8C%BB%E5%8E%9F%E7%97%85

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  97. AID:第三者からの精子提供、出自知る権利を訴え
    毎日新聞 2014年05月25日 20時14分

     夫婦以外の第三者による精子・卵子提供や代理出産を限定的に容認する法制化が検討される中、第三者からの精子提供による人工授精(AID)で生まれた人たちが25日、東京都内でシンポジウムを開き「社会としてこの技術を受け入れて広めていくべきかどうか、改めて考えてほしい」と訴えた。

     AIDは国内では60年以上前から、男性不妊の治療技術として行われ、1万人以上が生まれたとされるが、子供にその事実を知らせるルールはない。

     シンポジウムでは、AIDで生まれた会社員の石塚幸子さん(34)らが、親の病気などをきっかけに突然、その事実を知らされたものの、精子提供者を知る手段がない苦しみを報告し、出自を知る権利を求めた。【下桐実雅子】
    http://mainichi.jp/select/news/20140526k0000m040052000c.html

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  98. 性別適合手術「入院可能な施設で」…学会が指針
    2014年5月31日15時8分 読売新聞

     日本精神神経学会は30日、性同一性障害の治療指針を一部改訂し、公表した。

     体を心の性に近づけるための性別適合手術を行う施設について、「麻酔科医が麻酔を担当し、入院可能な医療機関で行われるべきだ」と明記した。

     入院設備の整っていない施設でも手術が行われており、合併症の予防や対応が不十分と指摘されていることを受けた措置。

     性別適合手術は、戸籍の性別変更のために必要な条件の一つで、子宮や卵巣、精巣の摘出などを行う。術中の大量出血や、術後に筋肉が 壊死えし したり神経がまひしたりするコンパートメント症候群などの合併症が起こりうる。

     性同一性障害の当事者団体「gid.jp日本性同一性障害と共に生きる人々の会」(東京)の山本蘭・代表は、「一歩前進だが、患者が安心して手術を受けられる体制の整備を急いでほしい」と話している。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140531-118-OYT1T50104

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  99. 生物的性別はウソをつかないのに…

    ウソをつくのはヒトの頭の妄想の方…

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  100. 事実婚夫婦の体外受精を正式容認
    6月22日 6時44分

    不妊治療で広く行われている体外受精について、日本産科婦人科学会は、これまで法律上の夫婦に限るとしていた学会のルールを改め、婚姻届を出さないいわゆる事実婚の夫婦にも認めることを正式に決めました。

    これは、全国の産婦人科の医師で作る日本産科婦人科学会が21日開いた総会で決めたものです。
    学会は昭和58年に定めた会告で、体外受精を行えるのは法律上の夫婦に限るとしていました。
    しかし、夫婦の在り方が多様化し、婚姻届を出さない事実婚も広く受け入れられるようになってきたことなどから、事実婚の夫婦についても体外受精の実施を認めることを正式に決めました。
    また、卵子や受精卵の凍結保存についても、同じように事実婚の夫婦にも認めることになりました。
    学会の倫理委員会の苛原稔委員長は「多様な夫婦関係があるなかで、子どもを持ちたいという希望に応える必要がある。大事なのは、生まれる子どもの福祉に責任を持つということだ」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140622/k10015407651000.html

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  101. ごくごく常識的なことを見失った、まるで日本人じゃないヒトビトに牛耳られてしまっているかのよう…

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  102. 事実婚も体外受精可能に…日産婦が正式決定
    2014年6月22日13時1分 読売新聞

     日本産科婦人科学会(日産婦)は21日、東京都内で総会を開き、不妊治療で広く行われている体外受精について、「結婚した夫婦に限る」とした指針の条件を外すことを、正式に決めた。

     日産婦は、婚姻届を提出しない男女のカップルが増えるなど家族形態の多様化が進み、社会の意識が変化していることなどを受け、指針の変更を検討していた。これにより、体外受精や受精卵の母胎への移植といった不妊治療は、事実婚の男女のカップルでも受けることが可能になる。

     総会後の記者会見では、日産婦が日本産婦人科医会と共同で、子宮 頸けい がんワクチンについて医師向けのマニュアルを作成し、接種医に配布する方針も明らかにされた。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140622-118-OYT1T50000

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  103. ★ニュース速報+ 14/06/22 17:22 15res 34res/h □
    【医療】事実婚も体外受精可能に、日本産科婦人科学会が正式決定
    ★ほのぼのニュース+ 14/06/22 10:10 18res 2.3res/h □
    日本産科婦人科学会 事実婚夫婦の体外受精を正式容認
    ★ニュース速報+ 14/06/21 19:18 22res 1.3res/h □
    【社会】体外受精、事実婚カップルも…産科婦人科学会が正式容認
    ★ニュース速報+ 13/12/23 18:56 171res 1.0res/h □
    【社会】中国企業の出生前診断「由々しき事態」 日本産科婦人科学会が緊急声明
    ★科学ニュース+ 13/01/19 22:12 17res 0.0res/h □
    【医療】OD-NET(卵子提供登録支援団体)による第三者の卵子提供の仲介、日本産科婦人科学会が法整備を国に求める
    ★科学ニュース+ 12/12/16 08:41 51res 0.0res/h □
    【医療】妊婦血液で出生前ダウン症検査 「体制整った施設に限定を」 日本産科婦人科学会が指針案 画像あり
    ★ニュース速報+ 12/12/15 23:20 80res 3.3res/h □
    【社会】ダウン症出生前診断、登録施設のみ…産婦人科学会指針案
    ★ニュース速報+ 12/11/14 18:19 1001res 221res/h □
    【医療】「子供がダウン症であっても不幸ではないと考える人もいる」 出生前診断巡り公開討論会 日本産科婦人科学会★2
    ★ニュース速報+ 12/11/14 00:24 625res 5.2res/h □
    【医療】採血だけでダウン症診断、年内にも実施に向けた指針を策定…日本産科婦人科学会
    ★ニュース速報+ 12/10/03 00:54 15res 0.3res/h □
    【社会】産婦人科学会、新出生前診断について12月にも指針
    ★ニュース速報+ 12/09/01 20:48 63res 0.5res/h □
    【社会】新型出生前診断、取り扱い慎重に…産婦人科学会
    http://www.2nn.jp/search/?q=%E7%94%A3+%E5%A9%A6+%E5%AD%A6%E4%BC%9A&e=

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  104. 女子アスリートの健康調査へ=無月経や疲労骨折、東京五輪に向け

     体重を減らすため無月経や疲労骨折を起こしやすいとされる女子アスリートとその指導者を対象に、月経異常や骨折の頻度を尋ねる調査を、日本産科婦人科学会が22日までに始めた。2020年東京五輪・パラリンピックを前に、実態を把握し治療指針を作るのが目的。

     調査はトップ選手300人、大学の選手1700人、選手の指導者300人を対象に実施。比較のため一般の大学生ら1300人も調べる。既に調査用紙を作成した。回答の締め切りは9月末で、11月に中間結果を公表する。

     学会によると、マラソンやフィギュアスケートのように体重を減らす傾向がある競技を中心に、女子選手は無月経に至ることがある。無月経の状態では骨密度の維持に関わる女性ホルモン「エストロゲン」の分泌が低下しており、疲労骨折を引き起こして競技活動に影響する恐れもあるという。(2014/06/22-19:08)
    http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014062200090

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  105. ★ニュース速報+ 14/06/22 20:45 9res 79res/h □
    【社会】女子アスリートの健康調査へ、無月経や疲労骨折の頻度 産婦人科学会調査へ
    http://peace.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1403437514/

    「産 婦 学会」
    http://www.2nn.jp/search/?q=%E7%94%A3+%E5%A9%A6+%E5%AD%A6%E4%BC%9A&e=

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  106. [世界深層]精子提供、国境超える 独身女性、同性カップルら 「規制緩い」デンマークへ  
    2014年7月5日3時0分 読売新聞

     欧州で、妊娠を望む女性が第三者の提供精子を外国に求めるケースが増えている。国によって法律の厳しさが異なるため、規制が比較的緩い国に希望者が集中する。晩婚・非婚が増え、各国で同性婚の合法化も進む中、需要は急増中だが、問題も表面化している。(パリ支局 三井美奈、写真も)

    遺伝上の親は匿名。「自分の半分、何者か分からない」

     世界最大の精子バンクが、デンマーク中部の大学都市オーフスにある。赤れんがの雑居ビルでこのバンク「クライオス」を運営するオレ・シュコール社長(60)は「年間約2500件の妊娠を実現した。受注は毎年20%ずつ伸びています」とほほ笑む。

     保冷庫を開けると白い冷気が上がり、精子を収めたストロー状の容器がびっしり詰まっているのが見えた。内部の温度はマイナス196度だ。

    0.5ミリ・リットル8000円から

     デンマークでは政府の後押しで不妊治療が浸透し、同性カップルや独身女性も精子を入手できるため、各国から希望者が集まる。ドナー(提供者)の髪や目の色、身長、職業などに応じて精子を選ぶことができる。子供時代の写真を見ることも可能だ。値段は0・5ミリ・リットルで59~399ユーロ(約8000~5万5000円)。1人のドナーを独占する場合、権利料として1万2000ユーロ(約170万円)かかる。

     同社からドナーへの報酬は1回500クローネ(約9300円)で、大学生が小遣い稼ぎにやって来る。同社は1987年に発足。現在は米国にも拠点を構え、欧州のほか香港、インドなど約70か国・地域の病院や個人に輸出している。

    子供99人の「父」も

     欧州には、精子ドナーの「ボランティア」もいる。オランダの観光ガイド、エド・ハウベンさん(44)は12年前から採取精子を無報酬で希望者に提供。判明しているだけで99人の子供がいる。「英国やドイツなど各国から希望者が来る。半数は40歳前後の独身女性。経済力があり『出産が難しくなる前に産みたい』という人ばかり」という。

     同性カップルも多く、女性パートナーと同居中のルクセンブルク人ダニエルさん(44)は2年前に娘を産んだ。「国が同性婚を合法化したら2人の正式な子供にする」つもりだ。デンマークだけでなく、ベルギーも同性カップルや独身者への精子提供を認めており、規制の厳しいドイツや英国など近隣国から希望者が集まる。

     欧州ヒト生殖医学会の調査によると、欧州で近隣国に第三者による精子・卵子提供や体外受精などを求める「不妊治療ツーリスト」は年推計1万1000~1万4000人にのぼる。

    遺伝疾患対策 親知る権利 EUは法バラバラ

     欧州連合(EU)は加盟国に拘束力を持つ指令で、公的機関によるバンクの監督、履歴管理を定めている。大枠にあたるものだが、各国法になるとばらばらだ。

     特に姿勢が分かれるのは、ドナー情報開示の是非。フランスやスペインは「ドナーは匿名」と定めるが、提供精子で生まれた子供たちが「遺伝上の親を知る権利」を主張し始めた。

     「自分の半分は何者か分からない。この不安を子供に伝えるのはつらい」

     パリの弁護士オドリー・ケルマルベゼンさん(33)はこう訴え、仏政府を相手取って法廷でドナーの父の情報開示を求めている。仏では公的機関がバンクを管理しているためだ。29歳の時、両親から「第三者の精子提供で生まれた」と明かされた。夫(31)も精子ドナーの子。結婚前、DNA検査で互いに血縁関係がないことを確認した。「親の病歴や体質、ほかに兄弟がいるのかもわらかない。これが代々続くかと思うと……」と嘆く。

     一方、スウェーデンは1985年、提供精子で生まれた子供が親を知る権利を世界で初めて法制化。オランダや英国が続いた。89年採択の国連「子どもの権利条約」が「できる限り父母を知る権利」を明記したためだ。ただ、「匿名制」を廃止した国ではドナーが減り、近隣国へのドナー探しが加速した。

     遺伝疾患をどう食い止めるかも問題となる。

     一昨年、デンマークのバンクを通じて、疾患遺伝子を持つ同一ドナーの精子がベルギーなどの10か所以上の病院で不妊治療に使われ、43人の子供が生まれていたことが発覚。視神経などに腫瘍を生じさせる神経線維腫症1型の原因遺伝子で、少なくとも5人の子供に保有が確認された。事件を機に、デンマーク政府は同一ドナー精子による妊娠上限を12人と定めた。フランスは子供は10人まで、ベルギーは同一人物からの精子提供は女性6人までと定めるなど、ばらつきがある。

     欧州の不妊治療事情に詳しいベルギー・ヘント大のフェルレ・プロフースト教授(生命倫理)は、「国の文化や宗教観により、生殖補助への意識は異なる。EU加盟国の法統一は極めて難しい」と話す。

    日本「提供、夫婦に限る」

     日本では厚生労働省の厚生科学審議会生殖補助医療部会が2003年の報告書で、精子・卵子や胚の提供を受けられるのは「法律上の夫婦に限る」とした。また、提供精子で生まれた子が15歳以上であれば、氏名や住所等、提供者を特定できる内容を含めて開示請求できるとしたが、法制化されていない。自民党プロジェクトチームは、夫婦以外の第三者から提供された卵子や精子による体外受精を限定的に容認する生殖医療補助法案の国会提出を目指している。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140705-118-OYTPT50022

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  107. 罪作りな「技術」だこと…

    基本できなきゃ、それであきらめればよいものを、夫以外の精子で産もうとする女の精神がわからんし、同性婚で子を欲すること自体が、生物的に間違いの元…

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  108. 精子や卵子を提供してもらって、それで産んで自分たちの子だという錯覚を正当化することも間違ってるだろ。

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  109. やっていることの本質は、卵子提供なら代理出産だし、精子提供なら婚外子を産んでいるのと同等のことをやっているだけ…

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  110. ひとって、そういうこともしゃあしゃあとやれるだけ偽善な生き物…

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  111. 職員の同性婚を広く認める方針 国連
    7月8日 17時05分

    国連は、事務局で勤務する同性愛者の職員が同性婚を合法とする国で結婚した場合、異性の夫婦とほぼ同等の待遇を与えることを新たに決め、同性婚を広く認めていく方針を明らかにしました。

    これは、国連のハク次席報道官が7日、ニューヨークの国連本部で開かれた定例の記者会見で明らかにしたものです。
    それによりますと、パン・ギムン事務総長は国連の事務局の職員に通達を出し、これまでは職員が国籍を持つ国が同姓婚を合法化していない限り、国連としても同性同士の婚姻関係は認めてきませんでしたが、新たな通達によって結婚した国が同性婚を合法化していれば、国連としてもカップルの婚姻を認め、異性の夫婦とほぼ同等の手当てや保険が受けられるようになるとしています。
    ハク報道官によりますとパン事務総長は「人権の擁護が国連の役割であり職員の待遇の改善につながる措置を大変誇らしく思う」とその意義を強調しているということです。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140708/k10015837401000.html

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  112. 国際リベラルという共産主義者の総本山…

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  113. 国連 職員の同性婚を認める - 2014/7/8
    Yahoo!ニュース・トピックス「同性愛」
    http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/homosexual/

    国連、同性婚者への待遇を異性婚者と平等に
    朝日新聞デジタル 7月8日(火)10時31分配信
     国連は7日、同性婚をしている事務局職員に対し、異性婚の場合とほぼ同じ待遇を保障すると発表した。職員が結婚した国で同性婚が法的に認められていれば、異性婚とほぼ同じ条件で、健康保険制度などを適用する。

     この日の定例記者会見でハク次席報道官が発表した。ハク氏によると、潘基文(パンギムン)事務総長が全ての事務局職員(約4万3千人)に今回の待遇改善を通知。潘氏は「人権尊重は国連の使命の中核。私は全職員のさらなる平等な待遇を支持する」とし、同性愛者への嫌悪や差別を拒絶するよう職員に呼びかけた。

     国連や職員団体によると、これまでは、職員が国籍を持つ国が法的に同性婚を認めていない場合、その職員が同性婚をしても、配偶者が健康保険に加入できず、配偶者としてのビザも取れないなどの差別があった。

     今回の待遇改善を受けて、ゲイやレズビアンの職員の待遇改善を求めてきた職員団体「UN―GLOBE」は「長く放置されてきた課題の歴史的達成であり、完全な平等への一歩だ」とする声明を出した。(ニューヨーク=春日芳晃)
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140708-00000014-asahi-int

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  114. 【社会】DNA鑑定で父子否定、判決へ 17日に最高裁、子の利益優先か
    2014年7月14日 19時07分

     最高裁第1小法廷は14日までに、四国に住む男性がDNA鑑定で血のつながりがないと分かった子との父子関係取り消しを求めた訴訟の上告審判決を17日に言い渡すと決めた。17日は北海道、近畿の当事者らによる同種訴訟の判決も予定され、計3件について判断が示される。
     四国の訴訟では、男性が妻との結婚中に生まれた子2人についてDNA鑑定をしたところ、いずれも血縁が否定されたため、父子の不存在確認を求めた。一審は、民法の規定に基づき「子の利益を考えれば、法的に確定した父子関係をDNA鑑定で覆すことは許されない」と訴えを退け、二審高松高裁も支持。男性が上告していた。

    (共同)
    http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014071401001837.html


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  115. わざわざ「DNA鑑定」で判別しなきゃいけないほど、面倒臭い夫婦関係、親子関係なのか?

    正直、DNA鑑定もほとんどアテにならんぞ(笑)。

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  116. 母親が妊娠直前当時、ほうぼうで発情しまくって乱交状態だったのかよ…

    そんな野合ケダモノ衆に、いちいち制度をいじられるなんてのは、まったくばかばかしい話だ…

    勝手にやってろよ。男も女もみなマトモじゃないな。

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  117. 血縁より法律上の親子関係を優先する判決
    7月17日 18時13分

    父親と子どもの間に血縁関係がないことがDNA鑑定で分かった場合、法律上の親子関係を取り消すことができるかが争われた裁判で、最高裁判所は「生物学上の親子関係がなくても子どもの身分の安定を維持する必要があるので、親子関係を取り消すことはできない」などという初めての判断を示し、父親と子どもの関係について、血縁よりも法律上のつながりを優先する判決を言い渡しました。

    民法には結婚している妻が妊娠した場合、子どもの法律上の父親は夫と推定するとした「嫡出推定」の規定があります。
    しかし、父親と子どもの間で血縁関係がないことがDNA鑑定によって分かった場合、法律上の親子関係を取り消すことができるのか、北海道と関西、四国の3組の夫婦や元夫婦が裁判を起こしていました。
    それぞれの裁判のうち、北海道と関西のケースでは、夫側が「血縁がなくても自分の子どもだ」と主張したのに対し、四国のケースでは夫側が「血のつながりがない以上、親子関係を取り消すべきだ」と全く逆の主張をしてしました。17日の判決で、最高裁判所第1小法廷は白木勇裁判長は「夫と子どもの間に生物学上の親子関係がないことが科学的証拠により明らかで、子どもが妻と血縁関係にある父親の下で順調に成長しているという事情があっても、子どもの身分の法的安定を維持する必要がなくなるわけではないので、『嫡出推定』が及ばなくなるとは言えず、親子関係を取り消すことはできない」という初めての判断を示しました。
    そのうえで、3件の裁判について、いずれも子どもと血縁関係のない夫や元夫を父親とする判決を確定させました。
    判決は父親と子どもの関係について、血縁よりも法律上のつながりを優先させるもので、5人の裁判官のうち2人は反対していて、最高裁判事の間でも判断が分かれる形になりました。

    原告の1人は

    北海道のケースの元夫は、判決の言い渡し後、「やっと胸をはって子どもがいると言えるのでうれしいです。今後は時間がかかるとは思いますが、それは覚悟しているので時間をかけて親子関係を築いていきたいです」と涙で声を詰まらせながら思いを述べました。
    そして、「家族にはいろいろな形があっていいと思いますが、血縁だけで親子関係が築けるのではなく、愛情と時間の蓄積だと思っています。子どもにどう伝えるか、今すぐには分かりませんが、きちんと答えたいと思います」と話していました。

    専門家「子どもの視点欠けた判断」

    最高裁判所の判決について、家族法が専門の早稲田大学の棚村政行教授は「極端に血縁を重視したり、DNA鑑定を偏重することに一定の歯止めをかけようとした判断だと考えられる。その一方で、血縁のある親と安定した暮らしをしているなど子どもが現在置かれているさまざまな事情を考慮せずに形式的に判断している点で、子どもの視点が欠けた重大な疑問のある判決だ」と批判しています。そのうえで、「裁判官によっても意見が分かれていて、家族関係が多様化する中で司法が個別の事件で判断するのは限界がある。今後は、子どもが混乱しないように早急に民法を改正して親を決めるルールをしっかり示すことと、DNA鑑定に一定の規制をかけるなどガイドラインづくりを進める必要がある」と指摘しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140717/t10013092531000.html

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  118. 世の中は、「DNA真理教」におつむをおかされちゃってる人が多数派になっちゃってんのかな?

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  119. 「生物学上の親子関係」って何だ?(笑)。

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  120. 「生物上の親子」と「法律上の親子」と、親子関係には二通りあるらしい(笑)。

    「親子」って何?(笑)。

    ・・・ジェンダー教の連中は、「親子」関係すら無化しそうな勢いでいるのかもな。

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  121. DNA鑑定で父子関係取り消せず - 2014/7/17
    Yahoo!ニュース・トピックス
    http://news.yahoo.co.jp/pickup/6123551

    <DNA鑑定>法律上の父子関係取り消せず 最高裁が初判断
    毎日新聞 7月17日(木)15時11分配信
     DNA型鑑定で血縁関係がないと証明されれば法律上の父子関係を取り消せるかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁第1小法廷(白木勇裁判長)は17日、父子関係は取り消せないとの初判断を示した。科学的鑑定より法律上の父子関係を優先させることが確定した。

     科学的証拠に基づいて夫と子との血縁関係が否定された場合に、民法772条の「妻が結婚中に妊娠した子は夫の子と推定する」(嫡出推定)規定の例外となるかが争点だった。

    【関連記事】
    <「血縁」か「法律」か>訴訟の内容を詳しく
    <どれぐらい身近なものに?>DNA 親子鑑定最前線
    <漫画で解説>DNAで親子鑑定!?
    <血縁より家族重視>性別変更の「父」認定
    <曹操の子孫、DNA鑑定で確認>しかし曹操の「遺骨」の真偽は…
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140717-00000049-mai-soci

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  122. 祖父の精子で誕生118人 長野の病院 体外受精、17年間で
    2014年7月28日3時0分 読売新聞

     夫婦以外の卵子や精子を使った非配偶者間体外受精の実施を国内で初めて公表した諏訪マタニティークリニック(長野県下諏訪町、根津八紘やひろ院長)は、これまでに夫婦79組が、夫の実父から精子提供を受け、118人の子どもが誕生したとする結果をまとめた。31日、東京都内で開かれる日本受精着床学会で発表する。

     同クリニックによると、1996年11月から昨年末まで、夫に精子がない110組が、夫の実父(50歳代~70歳代)の精子と妻の卵子で体外受精をした。子どもを得た79組中19組が2回以上出産した。移植1回当たりの妊娠率は38%だった。

     非配偶者間体外受精に関する法規定はないが、日本産科婦人科学会(日産婦)は体外受精を夫婦間に限っている。一方、厚生労働省審議会は2003年、匿名の第三者からの体外受精を認める報告書を出し、兄弟姉妹らからの提供は人間関係が複雑になりやすいなどの理由で当面は認めないとした。

     匿名の第三者の精子を妻の子宮に注入する非配偶者間人工授精では、国内で49年以降、1万人以上が生まれたとされる。日産婦も97年に追認している。

     国内の多くの医療機関では、精子がない夫婦が子どもを望む場合、選択肢として非配偶者間人工授精と養子縁組のみを示している。

     根津院長は「身内からの提供を望む夫婦は少なくない。カウンセリングを重ねて、慎重に行っている。血のつながりがあった方が、提供者家族も含めて良好な家族関係を築きやすい、出自が明確になるという面もある」と話している。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140728-118-OYTPT50181

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  123. 祖父の精子で体外受精、17年で118人誕生
    2014年7月28日7時54分 読売新聞

     夫婦以外の卵子や精子を使った非配偶者間体外受精の実施を国内で初めて公表した諏訪マタニティークリニック(長野県下諏訪町、根津八紘やひろ院長)は、これまでに夫婦79組が、夫の実父から精子提供を受け、118人の子どもが誕生したとする結果をまとめた。

     31日、東京都内で開かれる日本受精着床学会で発表する。

     同クリニックによると、1996年11月から昨年末まで、夫に精子がない110組が、夫の実父(50歳代~70歳代)の精子と妻の卵子で体外受精をした。子どもを得た79組中19組が2回以上出産した。移植1回当たりの妊娠率は38%だった。

     非配偶者間体外受精に関する法規定はないが、日本産科婦人科学会(日産婦)は体外受精を夫婦間に限っている。一方、厚生労働省審議会は2003年、匿名の第三者からの体外受精を認める報告書を出し、兄弟姉妹らからの提供は人間関係が複雑になりやすいなどの理由で当面は認めないとした。

     匿名の第三者の精子を妻の子宮に注入する非配偶者間人工授精では、国内で49年以降、1万人以上が生まれたとされる。日産婦も97年に追認している。

     国内の多くの医療機関では、精子がない夫婦が子どもを望む場合、選択肢として非配偶者間人工授精と養子縁組のみを示している。

     根津院長は「身内からの提供を望む夫婦は少なくない。カウンセリングを重ねて、慎重に行っている。血のつながりがあった方が、提供者家族も含めて良好な家族関係を築きやすい、出自が明確になるという面もある」と話している。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140727-118-OYT1T50138

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  124. 根津某ってやつは、ほんまもんの生殖「革命」家だな…

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  125. 研究会で課題検討 子宮移植 まずは倫理指針…編集委員 鈴木あづさ
    2014年7月11日3時0分 読売新聞

     生まれつき子宮がない女性や、がんなどで子宮を失った女性に第三者の子宮を移植する「子宮移植」について検討する研究会が発足した。7月中に倫理指針をまとめる計画だが、国内での実施には、提供者の健康面への影響や倫理的課題も指摘されている。

     「子宮がなくても、自分で子どもを産みたい」。そんな願いが現実のものとなる日が来るかもしれない。

     生まれつき子宮がないロキタンスキー症候群の患者や、子宮頸けいがんなどで子宮を摘出した人は国内に20~30歳代だけで推計6万~7万人。こうした女性に子宮移植は一つの選択肢となる可能性がある。

      ■成功へのハードル

     子宮移植は、女性の卵巣から卵子を採って夫の精子と体外受精させ、受精卵を凍結保存。提供者から子宮を移植した後、受精卵を戻して妊娠、出産を目指す。

     子宮移植に関する国内の研究は2009年から始まった。慶応大などのチームが実験を重ね、13年に子宮を一度摘出して、再び移植し直したサルを出産させるのに成功。この実験を踏まえ、今年3月、産婦人科医らが「日本子宮移植研究会」を発足させた。

     しかし出産までに越えなくてはならない幾つかのハードルがある。

     海外では00年から11例の子宮移植が行われているが、出産に至った例はない。12年からスウェーデンで実施された移植で、初の出産が期待されているが、成功率を高めるために必要な技術の解明はこれからだ。

     子宮の提供者の身体面、精神面のケアも課題だ。生体移植の場合、提供者の子宮を摘出する際、周囲の血管を長めにとって通常より広く摘出するので身体への負担が大きい。

     研究会の代表幹事を務める慶応大学産婦人科の木須伊織助教は「提供者には、子宮を失うことによる精神的な負担もかかる。十分なカウンセリングが欠かせない」と話す。

     生まれる子どもへの影響を心配する声もある。子宮を移植された女性は、拒絶反応を防ぐため妊娠中も免疫抑制剤を飲み続けなければならないためだ。

     日本移植学会の理事長を務める大阪大学の高原史郎教授は「免疫抑制剤の服用で、奇形を持った子どもが生まれる可能性が若干高くなるというデータはあるが、今は他の臓器を移植した後に健康な子どもを出産している例も多い。一方で、移植後の子宮が胎児にとって安全な環境となり得るのか、懸念もある」と話す。

      ■歯止め必要

     倫理的な問題が生じないように歯止めが必要だ。研究会が作成中の指針では、自分の卵子で受精卵が作れる女性を対象とし、提供者は、移植を希望する女性の母親など親族をはじめ、通常の移植同様、心停止や脳死となった人とすることが検討されている。

     研究会理事長の菅沼信彦京都大教授(生殖医学)は「移植を望む患者の母親が子宮の提供を暗に強制されたりするなど、社会的な圧力がかかる恐れがある。子宮移植は養子縁組や代理母なども含め、あくまでも選択肢の一つととらえてほしい」と話す。

     子宮移植が一つの選択肢となり得るのか。医療関係者だけでなく市民を交えた慎重な議論が求められる。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140710-118-OYTPT50500

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  126. ブタでこさえたヒトの子宮を、子宮を失った女性に「臓器移植」する時代が、もうあたかも目前にあるかのような邪悪でおぞましい演出(笑)。

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  127. 「臓器移植」詐欺師どもの大躍進のステージとなる大いなるフロンティア(笑)。

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  128. 代理出産で障害児 引き取り拒否に議論
    8月3日 4時46分 NHKニュース

    タイ人の女性が代理出産した男の子に障害があったため、依頼したオーストラリア人の両親が子どもの引き取りを拒否したことが明らかになり、代理出産の是非や規制の在り方を巡って大きな議論を呼んでいます。

    オーストラリアメディアの報道によりますと、代理出産の依頼を受けたのは21歳のタイ人の女性で、去年12月、オーストラリア人の両親から日本円でおよそ150万円の報酬を受け取り、双子の男女の赤ちゃんを出産しました。
    このうち、男の子はダウン症だったため、オーストラリア人の両親は引き取りを拒否し、障害のない女の子だけを引き取りました。
    残された男の子は先天性の心疾患などもあり、病院での治療の必要もあるということですが、タイ人の女性が引き取り、自分の子ども2人と共に育てているということです。
    借金を抱え貧しいというタイ人の女性は報酬のため、代理出産の依頼を受けたということですが、残された男の子については「愛しており、見捨てることはできませんでした」と話しています。
    この問題について、オーストラリアのアボット首相が「生殖ビジネスの落とし穴を浮き彫りにしている」と述べたほか、世界各地のメディアも大きく取り上げており、国際的なビジネスとして進められている代理出産の是非や規制の在り方について大きな議論を呼んでいます。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140803/k10013507601000.html

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  129. 伊、出産女性が母親と判断 取り違え受精卵問題で

     【ローマ共同】ローマの病院で体外受精した際、手違いで別のカップルの受精卵を移植された40代のイタリア人女性が今月3日に双子を出産し、双子の実の両親との間で親権をめぐり争っている問題で、ローマの民事裁判所は双子の養育権を求めた実の両親側の訴えを退けた。イタリアのメディアが11日までに報じた。

     裁判所は「出産した女性と子供との間には既に親子のつながりができている」と判断した。一方で、医学の進歩などで新たな妊娠の選択肢が生まれ「遺伝的、生物的な家族のつながりから形態が変わりつつある」とも指摘した。

     実の両親側は上訴する見通しで、法廷論争が続くとみられる。

    2014/08/11 22:12 【共同通信】
    http://www.47news.jp/CN/201408/CN2014081101002030.html

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  130. 「赤ちゃんの取り違え」と混同錯誤しちゃってんだろうな…

    っていうかそういう風に仕向けてる連中がいるのね。

    「産む(産んだ)」という「事実」を重んじれば、そういう錯誤はおこらない。

    「遺伝的」どうこうは捨象してかまわない事象なんだよ(笑)。

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  131. DNA配列じゃ個人識別なんかできっこないんだよ。

    インチキ医科様分子生物学者の真っ赤なウソなのさ(笑)。

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  132. 訪問時間2014年8月12日 14:34:38
    ホスト名101.110.15.4
    サービスプロバイダーSOFTBANK TELECOM Corp.
    組織SOFTBANK TELECOM Corp.

    Yahoo!JAPAN「性別変更父子認定 読売新聞」 で検索
    http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E6%80%A7%E5%88%A5%E5%A4%89%E6%9B%B4%E7%88%B6%E5%AD%90%E8%AA%8D%E5%AE%9A+%E8%AA%AD%E5%A3%B2%E6%96%B0%E8%81%9E

    a. [IPネットワークアドレス] 101.110.15.0/24
    b. [ネットワーク名] MOJ
    f. [組織名] 法務省
    g. [Organization] Ministry of Justice
    http://www.iphiroba.jp/ip.php

    moj.go.jp @Chiyoda
    https://www.google.co.jp/search?q=moj.go.jp

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  133. 子宮移植に倫理指針 慶大・京大など 営利斡旋認めず
    2014年8月16日3時0分 読売新聞

     子宮がなくて出産できない女性への「子宮移植」を検討している慶応大や京大などのプロジェクトチーム(PT)が、実施に向けた国内初の倫理指針をまとめたことが明らかになった。17日に公表する。海外では早ければ年内にも子宮移植による初の出産が期待されており、国内でも早い段階で環境整備が必要と判断した。

     移植対象者は、生まれつき子宮がなかったり、子宮がんなどの病気で子宮を摘出したりした女性。国内に20~30歳代だけで推計6万~7万人いるとされる。

     指針は10項目。〈1〉提供者は、心停止した人や脳死者のほか、母親など親族も想定〈2〉生体移植では自発的な意思決定による提供とする〈3〉営利目的による斡旋あっせんなどを行わない――などとした。

     子宮移植は、体外受精させた受精卵を凍結保存しておき、移植後に受精卵を戻して妊娠、出産させる。

     海外では2000年から11人に移植が行われている。関係者によると、うち7例が成功したスウェーデンでは年内にも出産する可能性があるという。日本では慶応大などのチームが12年、子宮を一度摘出し、再び移植し直したサルで出産に成功している。

     指針は、今年3月に産婦人科医らが発足させた「日本子宮移植研究会」や関連学会などで討議される予定だ。

    医学・倫理面で幅広い議論を

     生まれつき、または、病気で摘出して子宮がない女性が我が子を抱ける方法には代理出産と養子縁組がある。日本で原則禁止されている代理出産は、海外でビジネス化されるなどして問題となっている。その中で、子宮移植は新たな選択肢となる可能性がある。

     しかし、実施までにはまだ多くの課題が残る。臓器を移植した場合、拒絶反応を防ぐために投与する免疫抑制剤の影響など今後解明すべき点もあり、まずは移植した子宮内で安全に子どもを育てる方法の確立が急務だ。また、臓器移植法など現行の法律を適用するのか、議論はこれからだ。子宮は心臓のように命に関わる臓器ではないため、生殖のための臓器移植が妥当なのか議論もある。子宮移植を望む患者の母親が、子宮の提供を暗に求められる危険性もある。

     医学的、倫理的に問題をはらむ移植だけに、一般市民も参加した幅広い議論が必要だ。(編集委員 鈴木あづさ)
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140816-118-OYTPT50192

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  134. 「子宮移植」実施へ倫理指針…営利目的認めず
    2014年8月16日7時14分 読売新聞

     子宮がなくて出産できない女性への「子宮移植」を検討している慶応大や京大などのプロジェクトチーム(PT)が、実施に向けた国内初の倫理指針をまとめたことが明らかになった。

     17日に公表する。海外では早ければ年内にも子宮移植による初の出産が期待されており、国内でも早い段階で環境整備が必要と判断した。

     移植対象者は、生まれつき子宮がなかったり、子宮がんなどの病気で子宮を摘出したりした女性。国内に20~30歳代だけで推計6万~7万人いるとされる。

     指針は10項目。〈1〉提供者は、心停止した人や脳死者のほか、母親など親族も想定〈2〉生体移植では自発的な意思決定による提供とする〈3〉営利目的による斡旋あっせんなどを行わない――などとした。

     子宮移植は、体外受精させた受精卵を凍結保存しておき、移植後に受精卵を戻して妊娠、出産させる。

     海外では2000年から11人に移植が行われている。関係者によると、うち7例が成功したスウェーデンでは年内にも出産する可能性があるという。日本では慶応大などのチームが12年、子宮を一度摘出し、再び移植し直したサルで出産に成功している。

     指針は、今年3月に産婦人科医らが発足させた「日本子宮移植研究会」や関連学会などで討議される予定だ。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140815-118-OYT1T50179

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  135. 人体版3Rプロジェクト…但し、随所に手品が仕込んである…

    >体外受精させた受精卵を凍結保存

    受精卵という「細胞」を生きたまま凍結保存させておくというのは確立された技術なのかね?

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  136. そして他人の「臓器移植」…

    さらには「異種移植」すら射程において…

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  137. 死んだ人、あるいは性転換した人の人体臓器の再利用…

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  138. 子宮移植のガイドライン公表 今後議論へ
    8月17日 17時37分

    がんで子宮を摘出するなどした女性に親族などから提供された子宮を移植する「子宮移植」の手術を研究している慶応大学などのグループは、将来国内で手術を実施する場合のガイドラインをまとめ公表しました。
    海外ではすでに10例以上が行われているということで、今後関連する学会で議論されるということです。

    子宮の移植手術は、生まれつき子宮がなかったりがんの治療のため子宮を摘出したりした女性が対象で、対象者は国内に推計6万人から7万人いるとされています。
    ガイドラインは、将来子宮移植の実施を検討している慶応大学と京都大学などのグループが作成し、17日都内で開かれた研究会で公表されました。
    それによりますと、子宮の提供者は母親などの親族などを想定したうえで、自発的な意思により提供することや営利目的のあっせんは行わないことなど10項目が定められています。
    グループによりますと、子宮移植は海外ではすでに10例以上が行われ、ことし中にも移植手術を受けた女性の初めての出産が見込まれているということです。
    ガイドラインは、今後日本産科婦人科学会など関連する学会で検討されるということです。
    ガイドラインを作成した京都大学の菅沼信彦教授は「子宮は生命の維持に必要な臓器ではない一方で、女性にとっては非常に重要なものだという考え方もある。幅広い議論を続け社会的な合意を得ていきたい」と話していました。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140817/k10013868261000.html

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  139. できもしないものを、あたかもできることとして話をすすめてしまうと、その先にあるのは、すべてウソまやかしの世界…

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  140. 頭は雄でも体は雌のクワガタ - 2014/8/22
    Yahoo!ニュース・トピックス
    http://news.yahoo.co.jp/pickup/6128110

    頭の一部が雄で体は雌のクワガタ 山形の中1が発見
    山形新聞 8月22日(金)18時46分配信

     頭の一部が雄で、体が雌という珍しいノコギリクワガタが山形市内の須川沿いで見つかった。発見したのは同市城西町5丁目、山形二中1年の菊池翼君(13)。雄の特徴である角のような大顎が片側だけにある。専門家は「県内で確認されたという話は聞いたことがない。非常に珍しい」と話している。

     菊池君は17日午後7時すぎに父の利也さん(47)と一緒に同市飯塚町の飯塚橋北側の須川沿いにカブトムシを探しに出掛けた。樹液に集まる虫を十数匹採取し、帰宅。自宅で確認したところ、5センチほどの大きさの変わったノコギリクワガタに気付いた。「最初は片方の角が折れているのかな、と思った」と菊池君。昆虫好きの利也さんも驚き、「もしかしたら雌雄同体ではないか」と話し合った。

     山形昆虫同好会事務局長の横倉明さん(57)=同市久保田3丁目=によると、雄と雌の細胞が混在する「雌雄モザイク」と言われる個体とみられる。横倉さんは「頭の一部が雄、それ以外は雌。全国的に発見されるケースはあるが、県内で見つかったという報告は聞いたことがない」と話し、貴重な発見だとする。受精の際に何らかの刺激が加わり遺伝子に異常が生じた可能性があるが、原因の特定は難しいと言う。2~3カ月生きる通常の個体に比べ、長くは生きられないとみられ、菊池君は「標本として残すことも考えたい」としている。
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140822-00000460-yamagata-l06

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  141. 20代男性、女子大に入学認めて 「違憲」と提訴へ

     公立福岡女子大(福岡市)に入学願書を受理されなかった福岡市の20代男性が、大学の対応は不当な性差別に当たり違憲だとして、不受理処分の取り消しや慰謝料などを求め、福岡地裁に12月にも提訴することが14日、分かった。

     男性の代理人弁護士は「かつて女子大には、教育機会を得にくかった女性を優遇するという側面があったが、その意味は失われている。国公立の女子大の存在が憲法上許される根拠はない」としている。同種の提訴は初めてという。

     訴状によると、男性は福岡女子大の食・健康学科の2015年度入学試験の社会人枠を受験するため、14年11月に入学願書を提出。

    2014/11/14 20:50 【共同通信】
    http://www.47news.jp/CN/201411/CN2014111401002024.html

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  142. ジェンダー的「男女平等」意識がいきすぎると、そういう権利の乱用というかもはや「錯乱」状態というほかないところに陥るらしい…

    その調子で、御茶ノ水女子大共学化や、ほかの有名女子大にも攻めていくのかな?(笑)。

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  143. セックスレス夫婦 45%に増加
    1月14日 20時11分

    結婚していて1か月以上、性交渉のない、いわゆる「セックスレス」の人の割合は45%に上り、10年前に比べ13ポイント近く増えたとする調査結果を、日本家族計画協会がまとめました。

    この調査は、妊娠や出産を巡る問題に取り組む医師らで作る日本家族計画協会が、去年9月、全国の16歳から49歳の男女614人を対象に行ったものです。
    その結果、結婚していて1か月以上性交渉のない、いわゆる「セックスレス」の人の割合は44.6%と、平成24年に行った前回の調査より3.3ポイント増えていました。
    また、10年前の平成16年に行った最初の調査と比べると、12.7ポイント高くなり、増加傾向が続いています。
    性交渉に積極的になれない理由については、男性では「仕事で疲れている」が21.3%と最も多く、次いで「出産後何となく」が15.7%、「現在、妻が妊娠中か出産後すぐだから」が11.2%などとなっていました。
    一方、女性では、「面倒くさい」が最も多く23.8%、次いで「仕事で疲れている」が17.8%、「出産後何となく」が16.8%などとなっていました。
    調査を行った日本家族計画協会の北村邦夫理事長は、「夫婦間でもコミュニケーションがうまく取れていないことが、セックスレスという形で現れているのではないか。少子化の原因にもなる大きな問題だ。勤務時間が長いとセックスレスが増えるというデータもあり、社会全体としてワークライフバランスなどに配慮する必要がある」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150114/k10014682081000.html

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    1. 北村邦夫・日本家族計画協会理事長
      セックスレスは、けっして当事者夫婦間個別の個人的な問題ではなく、少子化の原因にもなる大きな社会問題である。

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    2. どこのセクロス教団の教義かと…(笑)。
      https://www.google.co.jp/search?q=%EF%BC%B3%EF%BC%A5%EF%BC%B8+%E5%AE%B6%E6%97%8F%E8%A8%88%E7%94%BB

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    3. セックスレス 最多45% 既婚男女 民間調べ…男性「仕事で疲れ」 女性「面倒くさい」
      2015年1月19日15時0分 読売新聞

       セックスレスの既婚男女が国内で44・6%と過去最高を更新したことが日本家族計画協会(北村邦夫理事長)の調査でわかった。

       調査は16~49歳の男女を対象に、2002年から2年に1回行われている。7回目となる今回は2676人に調査票を配り、1134人から回答を得た(有効回答率42・4%)。

       その結果、1か月以上異性との性的な接触がない既婚者は44・6%で、10年前と比べ12・7ポイント増え、過去最高となった。年齢別では、40~44歳の女性既婚者が最も多く、65・3%に上った。

       セックスに積極的になれない理由として、男性は「仕事で疲れている」(21・3%)、女性は「面倒くさい」(23・8%)を挙げた人が最も多かった。

       過去の調査ではセックスへの関心が低い「草食系男子」が増えていることが話題になったが、今回の調査でも、「セックスに関心がない・嫌悪」が25~29歳の男性では20・3%に、40~44歳の男性では20・9%と過去最高となり、増加傾向に歯止めがかからない実態も明らかになった。

       分析した北村理事長は、「勤務時間が週49時間を超えるとセックスレスが増えるのがわかっており、長時間勤務にならないような配慮が企業側にも必要だ。草食化は、異性とのコミュニケーションが苦手な人が増えていることも背景にある」と指摘している。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150119-118-OYTPT50288

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    4. 増えるセックスレス夫婦 解消されない欲求はどこに向かうか
      2015.02.03

       性の問題や家族計画に関する事業を行なう一般社団法人「日本家族計画協会」。同協会では2年に1度、性の実態を調査する「男女の生活と意識に関する調査」を行なっており、1月14日には、16~49歳の男女1134人から回答を得た第7回の調査結果が発表された。

       その結果、2004年の調査では31.9%だったセックスレスの割合が、今回は44.6%まで増加していた。

       セックスレスになる理由の多くは、「仕事で疲れている」、「面倒くさい」といったものだったが、今回、世帯年収1000万円以上の夫婦のセックスレスの割合が高いなど、興味深い結果も明らかになった。

       それでは夫婦間で解消されない性欲はどこに向かうのか。「不倫」という積極的な既婚者もいるにせよ、多くは密やかに自分の性欲を処理している。

       日本家族計画協会が2013年に行なった調査「ジャパンセックスサーベイ」(20~69歳の男女対象・有効回答数5570人)に興味深いデータがある。

       「この1か月間にマスターベーションをしたか」と訊ねたところ、40代男性の80.4%、40代女性の42.6%が「ある」と回答した。夫婦のセックスレスが進む一方、男女ともに性欲を自ら処理しているようだ。

       JR山手線の某駅前にある「ビデオ個室鑑賞」の店舗に入ってみるとそれはよく分かる。
      http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150203/dms1502031617009-n1.htm

       「平日の夜はスーツ姿のサラリーマンがメイン。終電時間までの2~3時間をAVを見ながら過ごされることが多い。オナニーグッズもよく売れています」(某店店員)

       妻も自宅で隠れて自慰行為をしている。

       「夫には隠していますが、ネット通販でハンディサイズのマッサージ器を買って、夫の帰りが遅い日にベッドの中でそっと太ももの奥に押し当てるんです。思い浮かべるのは、昔の彼だったり、憧れの男性タレントだったり……。夫の誘いは面倒でも、これはストレス解消になる」(埼玉県在住・40代主婦)

       行為にスマホを役立てる主婦もいる。

       「インターネットで“イケメン お尻”と画像検索したり、女性向けAVの無料動画を見たりしています。男の人でいう“オカズ”ですか? スマホのおかげでまったく困らなくなった」(都内在住・30代既婚OL)

       ※週刊ポスト2015年2月6日号
      http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150203/dms1502031617009-n2.htm

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    5. セックス離れ:若い男性、性の「絶食化」 3000人調査
      毎日新聞 2015年02月05日 09時52分(最終更新 02月05日 10時26分)

       若い男性の「セックス離れ」が進んでいることが、一般社団法人日本家族計画協会がまとめた「男女の生活と意識に関する調査」で分かった。夫婦の約半数がセックスレスという実態も判明。専門家は「男性は『草食化』どころか『絶食』傾向。若年層の労働環境の悪化など、社会背景も関係しているのではないか」と分析している。

       ◇10代後半の3割超

       調査は昨年9月、全国の16〜49歳の男女3000人を対象に実施し、1134人(男519人、女615人)から有効回答を得た。2002年から隔年の調査で、7回目になる。

       今回、特に目を引いたのが、29歳以下の男性の性行動を巡る事情だ。性交経験率が5割を超える年齢は「29歳」で、08年の「23歳」、10、12年の「26歳」と比べて一気に高年齢化した。一方、女性は「28歳」で、過去の調査結果(24〜27歳)より高かったが、男性ほどの変化はなかった。

       また、セックスについて、「あまり、まったく関心がない」と「嫌悪している」を合わせた男性の割合が18.3%で過去最高に。特に若年層ほど関心が低く、16〜19歳で34.0%▽20〜24歳で21.1%▽25〜29歳で21.6%−−となり、45〜49歳(10.2%)も上回った。

       若い男性のこうした傾向は10年の調査で初めて明らかになった。以降、「無関心」または「嫌悪している」割合が年々高くなり、今回は08年に比べほぼ倍増した。「草食男子」だった10代が20代半ばになっても草食のままで、かつこうしたケースが珍しくなくなってきたのかもしれない。なお、女性の場合、08年に比べすべての年齢層でセックスへの無関心・嫌悪の傾向が広がった。

       ◇学歴・収入負い目?

       なぜ若い男性の草食化が進んでいるのか。調査を分析した医師の北村邦夫・同協会理事長によると、異性との関わりを面倒と感じたり、結婚に利点がないと考えたりしている男性に、その傾向が強かったという。「相手との関係を築くには相応の時間とお金と労力がかかる。セックスに至るまでのコミュニケーションを難しいと感じる男性が増えているのではないか」。北村さんはこう話したうえで、「一般的に男性は相手より優位に立ちたいと考えがちだ。学歴や収入面で同年代の女性に負い目を感じれば、結果的に関わりを避けるのかもしれない」と分析している。
      http://mainichi.jp/select/news/20150205k0000e040142000c.html

       一方、夫婦の間で1カ月以上セックスのない、いわゆる「セックスレス」の割合は44.6%(男性36.2%、女性50.3%)で、年々増え続けている。セックスに消極的な理由は、男性では「仕事で疲れている」(21.3%)、「出産後何となく」(15.7%)、女性では「面倒くさい」(23.8%)、「仕事で疲れている」(17.8%)の順に多かった。「趣味など他にセックスより楽しいことがある」といった前向きな理由を選んだのは、男性4.5%、女性5.9%で少数派だった。

       北村さんによると、前回の調査では、1週間の労働時間が計49時間を超えるとセックスレスになる傾向が顕著だったという。また、総務省などによると、若年者(学生除く15〜24歳)の3分の1、30〜34歳の既婚男性の4分の1が非正規雇用に就いているというデータもある。「若年層を中心に非正規雇用が増え、精神的な余裕のなさも関係しているのではないか。男女ともにワーク・ライフ・バランスに配慮するなど労働環境の見直しが必要だ」と指摘する。【鈴木敦子、小川節子】

       ◇ピル避妊使用、少なく

       調査は、出産や中絶、避妊などについても聞いた。

       医学的な出産適齢期は35歳ごろまでとされているが、「最後の子どもを出産する理想年齢」を尋ねたところ、最も多かったのが「30〜34歳」で男性34%、女性41%だった。しかし、「35〜39歳」も男性25%、女性18%に上り、理想の年齢と適齢期の間にずれがあった。

       中絶経験率は、2002年は17%だったが、今回(14年)は13%と減少傾向だ。中絶の理由は「経済的余裕がない」(24%)、「相手と結婚していない」(23%)、「相手が出産に同意しない」(10%)などが続いた。中絶時の女性の気持ちは、胎児に申し訳ない46%▽自分を責めた15%−−などで、半数以上が否定的な感情だった。

       避妊している女性は、「コンドーム」の使用が86%で最多だった。認可から16年たつ低用量経口避妊薬(ピル)は5%で、認知度は02年67%、14年65%と横ばいだ。「使いたくない」は71%に上り、副作用が心配51%▽毎日飲むのが面倒9%−−などが理由だった。
      http://mainichi.jp/select/news/20150205k0000e040142000c2.html

       避妊に失敗した時、性交後72時間以内に緊急避妊ピルを飲んで妊娠を防ぐ「緊急避妊法」の認知度は、04年の21%から年々増え、今回は39%だった。また、日本では未認可だが、世界57カ国で承認されている「経口中絶薬」は、22%が「あれば使いたかった」と答えた。

       北村さんは「中絶手術より女性の体にダメージが少ない経口中絶薬の認可へ向け努力したい。また産婦人科医はピルの効果をきちんと説明し、性感染症はコンドーム、避妊はピルという意識を定着させなければならない」と話す。
      http://mainichi.jp/select/news/20150205k0000e040142000c3.html

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    6. 「日本家族計画協会」に関連するニュース
      http://www.2nn.jp/word/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%AE%B6%E6%97%8F%E8%A8%88%E7%94%BB%E5%8D%94%E4%BC%9A

      「セックス」に関連するニュース
      http://www.2nn.jp/word/%E3%82%BB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9

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    7. *[ジェクス]ジャパン・セックス・サーベイ 2013年版のデータについて
      日本家族計画協会 家族計画研究センターが行ったインターネットリサーチ。調査期間2013年12月13日~15日。調査対象は全国の20歳から69歳までの男女。有効回答数は5570人。そのうち47都道府県から各107サンプルを収集、合計5029人。男性2513人、女性2516人。

      【オトナの性の疑問&悩み】セックスって、いくつまでできるの?
      http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20150312/202142/

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  144. 池内ひろ美・夫婦問題評論家
    「妻が不倫に走るのは夫が女性として大切にしてくれないから。セックスではなくて恋がしたいんです」
    http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42674
    http://daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1421395522/

    「夫婦 セックス」
    http://www.2nn.jp/search/?q=%E5%A4%AB%E5%A9%A6+%E3%82%BB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9&e=

    そういうことおっしゃる人たちはさぞや豊かな…(笑)。

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    1. オスメス間のコミュニケーションしか頭にないのかなあ…

      不思議なヒトビトだ…

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  145. 英 別女性の卵子利用の治療承認
    2月4日 10時22分

    母親の遺伝子の変異が原因で子どもに伝わる病気を避けるため、イギリス議会は体外受精の際に別の女性の卵子などを利用する治療法を世界で初めて承認し、3人の遺伝子を引き継ぐ子どもが生まれることから生命倫理の面で議論になりそうです。

    細胞の中でエネルギーを作り出すミトコンドリアの遺伝子は、母親から子供に引き継がれますが、母親の遺伝子に変異があると子どもは脳や心臓などの重い病気になることがあります。
    こうした病気を避けるには、母親の卵子の核を移植した別の女性の卵子を使って体外受精を行うなどの治療法が有効だとされています。
    イギリスの議会下院は3日、この治療法を世界で初めて承認し、イギリスのメディアは早ければ年内にも、この治療法が実施され、イギリスで年間およそ150人が治療の対象になりえると伝えています。
    ミトコンドリアの遺伝子が子どもの遺伝的特徴に与える影響は、ごくわずかだとされているものの、この治療法で生まれる子供は3人の遺伝子を引き継ぐことになります。
    将来的には第3者の遺伝子を使って子どもに、親が望む容姿や学習能力などを持たせることに道を開きかねないとして反対意見も根強く、生命倫理の面で議論になりそうです。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150204/k10015200781000.html

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  146. 世田谷も「同性婚」施策検討 - 2015/2/15
    Yahoo!ニュース・トピックス
    http://news.yahoo.co.jp/pickup/6149783

    世田谷区も同性カップル認める施策検討 渋谷区に続き
    朝日新聞デジタル 2月15日(日)19時27分配信

     東京都世田谷区の保坂展人区長は15日、渋谷区が同性のカップルに結婚相当の関係を認める条例を目指すことを受け、「世田谷区としても具体的に何ができるか答えを出すべく準備している」と述べた。同区で開かれた性的少数者の成人式で明らかにした。

     保坂区長は朝日新聞の取材に、「(結婚に相当するという)証明書を出すだけならすぐにできるが、どういう形が望ましいか担当課に早急な準備を指示した」と語り、同性パートナーシップを保障する方策を検討する考えを示した。

     区長は昨年9月の区議会でも独自の支援策を検討する方針を述べていた。上川あや同区議は近く、世田谷区でも同性パートナーシップを認めるよう求める要望書を、区内在住の同性カップルなどとともに区長に提出する方針だ。(二階堂友紀)
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150215-00000029-asahi-soci

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    1. 制度上、どういうメリットがあるのだろう…

      税金対策?

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  147. 性的少数者問題で超党派議連

     性的少数者に関する課題を話し合う超党派議員連盟が17日、衆院議員会館で設立総会を開いた。議連には各党の約40人が参加。会長に就任した自民党の馳浩衆院議員は「地方自治体における取り組みに動きがある中で、立法府としても議論の土俵をしっかりとつくっていくべきだ」と指摘し、当事者からのヒアリングを行うほか、海外の関連法制も参考に対応策を検討する考えを示した。
     議論の対象は、レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(性同一性障害を含む心身の性別不一致)の頭文字を取って「LGBT」と呼ばれる性的少数者。議連は、同性カップルに「結婚に相当する関係」を認めるとする東京都渋谷区の条例案についても議論する予定だ。(2015/03/17-17:31)
    http://www.jiji.com/jc/c?k=2015031700772

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  148. 性役割からの自由や平等の精神を掲げるヒトビトが、あくまでも性にこだわる姿こそが「過剰」な意識の持ち方をしていて、けっして、「性」からの解放になっていないことこそがお笑いぐさでもある…

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    1. んなもん、生物的には繁殖と世代交代(更新)のためにあるとしかいいようがないものなのに…

      ほかの動物に比べて、ヒトはその面においてなんか劣化しているようにみえてしょうがない…

      ほかの動物は、制度や病院なんかなくても、つべこべいわず立派に繁殖生殖して世代交代している。

      えらいよ。

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  149. 「無戸籍」問題解決へ 議員連盟発足
    3月27日 23時14分

    離婚が成立する前に妊娠したといった理由から、出生届が出されず戸籍ががないまま暮らしている「無戸籍」の問題を解決しようと超党派の国会議員による議員連盟が発足し、27日開かれた総会で「無戸籍」で悩む当事者たちが「ふつうの生活がしたい」などと訴えました。

    法務省によりますと、出生届けが出されず戸籍がないまま暮らしている「無戸籍」の人は、今月10日の時点で全国で少なくとも567人に上っています。
    離婚が成立する前に妊娠した子どもや、離婚後300日以内に出産した子どもは前の夫の戸籍に入るため、こうした事態を避けようと「無戸籍」となっている人が多いとみられ、本人を証明する公的な書類がないため仕事や住む場所が限られるなど、不自由な暮らしを余儀なくされている人も少なくありません。
    こうした問題を解決しようと、超党派の国会議員が参加する議員連盟が発足し、設立総会では「無戸籍」の30代の女性3人が不自由な暮らしの現状や悩みを語りました。
    このうち、妊娠5か月だという女性は33年間無戸籍の状態で、学校にも通っていなかったということです。女性は、「学校に通えず苦しい思いをしてきました。普通の生活を手に入れて安心して赤ちゃんを迎えてあげたい」と涙ながらに訴えていました。
    議員連盟では今後、法律の改正や支援策などについて検討していくことにしています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150327/k10010030141000.html

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  150. 精子や卵子提供での出生 遺伝上の親知る権利を
    4月25日 15時47分

    夫婦の病気や体質などが原因で妊娠が難しい場合に、第三者から精子や卵子の提供を受ける不妊治療の課題について考える講演会が25日に東京で開かれ、精子提供で生まれた女性が遺伝上の親を知る権利を認めるべきだなどと訴えました。

    講演会は医師などが開いたもので、会場には第三者からの精子提供で生まれた子どもや医療関係者などおよそ60人が集まりました。
    はじめに、精子提供で生まれ、成人後に突然事実を知らされたという石塚幸子さんが、親が人に言えない方法で生まれたことにショックを受け、これまでの人生がうそだったと感じたなどと胸のうちを語りました。そのうえで、「精子という『もの』ではなく人が関わって生まれたことを確認したいので、遺伝上の親を知る権利を認めるべきで、相談する場所が必要だ」などと訴えました。
    また、世界各国の治療を研究しているニュージーランドの大学のケン・ダニエルズ特任教授が、多くの国で子どもにみずからの出自を知る権利が認められている現状を説明し、当事者だけでなくカウンセラーや弁護士などが連携すべきだと訴えました。
    日本では精子提供に関しては、日本産科婦人科学会が提供者のプライバシーを保護するため提供者を匿名にするガイドラインを示しています。主催者は今後も勉強会などを開いて、夫婦や子ども、それに提供者の権利をどう守るか議論を深めたいとしています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150425/k10010060801000.html

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  151. 性的マイノリティーの子への対応 文科省が通知
    4月30日 10時31分

    心と体の性が一致しない性同一性障害など、いわゆる性的マイノリティーの子どもにどのような配慮が必要か、文部科学省が対応の在り方を初めてまとめ、30日、全国の教育委員会などに通知しました。

    文部科学省が去年行った調査では、性同一性障害やその疑いがある子どもが全国の学校に少なくとも600人余りいることが分かり、文部科学省は、いわゆる性的マイノリティーの子どもにどのような配慮が必要か検討してきました。
    30日、教育委員会などに出した通知によりますと、性同一性障害については、子どもや保護者から相談を受けた場合、サポートチームを作って情報を共有し、医療機関とも連携しながら組織的に取り組むことが重要だとしています。
    医療機関で性同一性障害と診断されていなくても子どもの悩みに寄り添い支援を行うことや、卒業後に戸籍上の性別を変更してそれを反映した卒業証明書の発行を求められた場合は、戸籍を確認したうえで当事者が不利益を被らないように対応するとしています。
    また、同性愛などほかの性的マイノリティーの子どもに対しても、相談体制を充実させ、教職員が心ない言動をしないよう求めています。
    文部科学省児童生徒課の坪田知広課長は、「いじめ、不登校、自殺といった深刻な問題の要因にもなることから、すべての学校で適切に対応できるよう徹底していきたい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150430/k10010065571000.html

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    1. 偽善欺瞞に寛容な社会はパラダイスか?

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    2. 性同一性障害の子供に配慮・支援を…文科省通知
      2015年4月30日12時2分

       文部科学省は、心と体の性が一致しない性同一性障害などの児童生徒への配慮のあり方や支援策をまとめ、30日、全国の教育委員会などに通知した。

       具体的な支援として、心の性と一致した制服や体操着の着用や職員トイレの使用、通称の使用を認めることなどを例示している。

       同省が昨年6月に公表した全国の小中高生ら1369万人を対象とした調査では、性同一性障害とみられる児童生徒が少なくとも606人おり、その4割近くは、学校側が特に配慮をしていなかった。

       今回の通知は、学校に対し、子どもが性の不一致を秘密にしたい場合があること、子どもが自分の性に違和感を持っていることを打ち明けた場合も必ずしも性同一性障害とは限らないことなどを指摘。個別の事情に配慮したうえで教職員が情報を共有し、医療機関やスクールソーシャルワーカーなどと支援体制を組んで対応するよう求めた。

       また、子どもが相談しやすい環境を作るため、例えば戸籍上の男子が髪を長く伸ばしている、スカートをはいているといった場合に教職員が否定したりからかったりする「心ない言動」をしないよう注意している。

       戸籍上の性別を変更した卒業生から、就職時などに、変更後の性や名前で卒業証明書を求められた場合、校長の判断で卒業時点と異なる性や名前を書くことが可能だとする内容も盛り込んだ。

       ◆性同一性障害=生物学的な性別と心理的な性別が一致しない状態。2004年施行の性同一性障害特例法では、2人以上の医師の診断が一致している人と定めている。今回の文科省の通知では、医師の診断の有無にかかわらず、児童生徒本人が性別に違和感を持っている場合も対象。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150430-118-OYT1T50067

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    3. こういうのをけしかける連中ってのは、世の中になんかうらみつらみでもあるんかな?

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  152. 同性愛者など性の多様性考える集会 東京
    4月30日 17時46分

    同性愛者や性同一性障害の人などいわゆる性的マイノリティへの差別や偏見をなくそうと性の多様性について考える集会が30日東京都内で開かれ、自治体やNPOなどが行っている先進的な支援の取り組みが報告されました。

    これは、NPOと、おととし、同性愛者や性同一性障害の人など、いわゆる性的マイノリティに対する差別的な扱いを禁止する条例を施行した東京・文京区が開いたもので、まず、全国およそ100の自治体で差別を禁止するなどのさまざまな施策が進められていることなど、行政の取り組みの現状が紹介されました。
    続いて、各地の先進的な取り組みが紹介され、松山市ではNPOが中心となって性的マイノリティの人たちや家族が交流できるスペースが作られ、週末に交流会が開かれていることや学校やPTA、それに地域で勉強会を開き、理解の輪が広がっていることなどが報告されました。
    最後に、共催した文京区の担当者が区の男女平等センターでの相談窓口を周知する取り組みや窓口で区民の対応に当たる職員や福祉現場の職員向けに、携帯型の対応マニュアルを作成していることなどを紹介しました。
    性的マイノリティを巡っては先月、渋谷区が同性のカップルに「結婚に相当する関係」と認める証明書を発行する条例を採択し、注目を集めたほか、大手広告代理店の「電通」が行った全国7万人規模の調査で、性的マイノリティの割合がおよそ13人に1人という結果もでていて、文京区と共に集会を主催したNPOでは「学校や地域、企業にも理解者を増やしながら一緒に活動を進めていきたい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150430/k10010066121000.html

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  153. [医療ルネサンス]揺れる命 新しい家族の形<1>わが子は特別養子縁組
    2015年4月24日3時0分

     「ふうちゃん、弟だよ」。熊本市にある慈恵病院の一室。看護師が生まれたばかりの赤ちゃんを見せると、3歳の楓馬ふうま君がおっかなびっくりのぞきこんだ。「良かった。元気で生まれたね」。楓馬君を抱っこしたお父さんが安堵あんどのため息をもらすと、隣でお母さんが目をうるませながら楓馬君に話しかけた。「コウノトリさんが赤ちゃん運んで来てくれたね」

     幸せに満ちた新たな命の誕生。けれど、ここにいる4人に血のつながりはない。赤ちゃんは、予期しない妊娠をした女性から、病院を通じて夫妻に託された。

     奥田秀人さん(43)と初恵さん(38)は18年前に結婚。初恵さんが30歳の頃から4年間不妊治療を続けた。体外受精を7、8回試み、3回流産。流産や死産を繰り返す不育症と診断された。34歳の時に治療をあきらめて里親に登録した。楓馬君は生後6か月で、奥田さん夫妻の元にやってきた。

     昨年6月、楓馬君の3歳の誕生日を期に、告知を始めた。「ふうちゃんは、ママのおなかが壊れていたから、毎日神様にお願いしていたら来てくれたんだよ」。理解しているかはわからないが、乳児院の前を通るたび、楓馬君に「赤ちゃんの家。ふうちゃんはここにいたんだよ」と話す。

     奥田夫妻は特別養子縁組制度を使って子どもたちを迎えた。特別養子縁組は、何らかの事情で生みの親と暮らせない6歳未満の乳幼児が、血縁関係のない別の夫婦と親子関係を結ぶ制度。実子として戸籍に載る。

     秀人さんは「この前、楓馬が『それやめなさいよ、あなた!』って妻に言ったんです。僕そっくりの口調で。一緒に住んでいると顔まで似てくる」と話す。赤ちゃんを抱っこしながら、初恵さんがほほ笑んだ。「血のつながりに関係なく、当たり前にそばにいて日々の生活の中で形作っていくのが家族じゃないでしょうか」

     厚生労働省によれば、年間の出生数約100万人に対し、中絶は約18万6000件に達する。乳児院に預けられた子どもは約3000人、児童養護施設には約2万8000人が暮らす。一方、不妊治療を受けているカップルは30万組。40代半ばを過ぎても、あきらめきれずに治療を続ける人も多い。精子や卵子提供といった技術が、半分だけ血のつながった子どもを産むことをも可能にした。医療技術の進歩が「血のつながったわが子を」という思いを加速させている面もある。わが子とは何だろう。血縁を超えた新しい家族の形を考える。(このシリーズは全6回)
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150423-118-OYTPT50371

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    1. [医療ルネサンス]揺れる命 新しい家族の形<2>体外受精 姉が卵子提供
      2015年4月27日5時0分

      1983年に国内初の体外受精による赤ちゃんが誕生してから30年あまり。晩婚、晩産化が進み、日本は生殖医療大国となった。2012年には、世界最多の約32万6000件の体外受精が行われた。27人に1人が体外受精で生まれている。体外受精は、第三者からの精子や卵子で子どもを産むことも可能にした。

       東海地方に住むA子さん(32)は小学生の時、小児がんを患った。高校生になって、親から「放射線治療の影響で子どもが産めないかもしれない」と知らされた。夫のB之さん(30)との結婚を考えた時、悩んだ末、正直に伝えた。「私、子どもができないかもしれない」。「大丈夫、何とかなる」。明るいB之さんの言葉に救われた。

       二人の子どもがどうしても欲しいと、近くの病院で不妊治療を始めたが、A子さんの体に卵子は見つからなかった。「もう閉経したおばあちゃんに子どもが欲しいと言われても無理な話。あなたは考えが甘すぎる」。医師の言葉に、ただ一人車の中で泣いた。

       「卵子提供」という方法があることを知ったが、負担の大きい卵子の提供を第三者に頼むことは難しく、国内の医療機関では無理とあきらめていた。そんな時、インターネットで、姉妹間での卵子提供を受け入れている諏訪マタニティークリニック(長野県下諏訪町)の存在を知った。

       病気を知っている姉はできる限り協力すると言ってくれていた。相談すると、卵子提供を快諾してくれた。遠方に住む姉の心身の負担を考え、夫婦で「治療は一度だけ」と決めた。

       初めての面談時、院長の根津八紘ねつやひろさんが言った。「病気になったのはあなたのせいじゃない。自分を責めることは何もないよ」。温かい言葉に涙があふれた。

       「気持ちが楽になるのなら、いつでも連絡して」。治療への不安をカウンセラーや看護師が支えた。

       13年、姉から採取した卵子と夫の精子を体外で受精させ、二つの受精卵ができた。採卵から戻り、眠っている姉の姿を見て、本当にありがたく、涙がにじんだ。A子さんの子宮に受精卵を戻し、迎えた判定日。「妊娠してますよ」。医師の言葉に夫婦で号泣した。看護師たちも泣いていた。

       まもなく娘は1歳になる。「血のつながりよりも、一緒にいる時間でだんだんと家族になっていくのかなと思います」とB之さん。「今はこの子がいる毎日が当たり前だけど、当たり前じゃないんですよね。みんなが心から協力してくれたから、今の私たち家族がある」。A子さんはいとおしそうにわが子を見つめた。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150426-118-OYTPT50146

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    2. [医療ルネサンス]揺れる命 新しい家族の形<3>遺伝上の父を知る権利
      2015年4月28日3時0分

       「無精子症ですね」。4年前、医師の宣告に夫婦で号泣した。精巣の手術を受けたが、精子のもととなる細胞すら見つからなかった。「子どもが欲しい」と泣く夫のC男さんを見て、D美さんは必死で方法を探した。

       非配偶者間人工授精(AID)は、第三者から提供された精子で人工授精する。国内では1940年代から慶応大などで実施され、1万人以上が生まれたとされる。しかし、提供者のプライバシー保護や家族関係が複雑になることなどを理由に、精子提供は完全匿名なため、子どもは生物学上の親を知ることができない。

       D美さんは、血液型しか知らされない状態で子どもを産むことに抵抗があった。夫と血のつながった子どもが欲しかったが、「身内からの精子提供は禁止されている」と思っていた。

       ある日、D美さんは婦人科の医師から意外な事実を知らされた。身内からの精子提供は違法ではなく、諏訪マタニティークリニック(長野県下諏訪町)で実施しているという。初めてのカウンセリング後、C男さんが心からの笑顔を見せた。うれしかった。

       しかし、その後の面談は突然中断された。C男さんと両親のコミュニケーション不足が原因だった。「新しい家族を迎える治療なので、提供者となる父親、母親と深く話し合いができなければ先に進めません。家族の問題は子どもが生まれてからも重要です」

       クリニックの説明を受けて、2人は双方の両親と兄姉全員で話し合った。C男さんの両親に心配をかけたくないと本音を語ることを避けていたのが、逆に傷つけていたことがわかった。全員が2人に子どもが授かることを望んでいることも確認できた。面談は再開。義父の精子提供を受け、体外受精でD美さんは無事に妊娠した。

       近年、AIDで生まれた子どもたちが「親を知る権利を認めるべきだ」との声を上げている。国連の子どもの権利条約では「子はその父母を知り、かつその父母によって養育される権利を有する」と規定されている。しかし、英国やスイスでは18歳で情報請求ができる一方、フランスでは完全匿名が貫かれるなど、対応は分かれている。

       同クリニック院長の根津八紘さんは「子どもが事実を知りたいと思った時に情報が得られる公的な仕組みは必要。しかし、告知を一律に強制するのには反対」と話す。

       「精子提供のことを話すのは、この子を優しくまっとうな子に育てられた時かな」。腕の中で眠る1歳の娘にC男さんが目を細める。「その時がきたら、私たちには告知についても話し合える心強い家族がいます」。D美さんが笑顔を見せた。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150427-118-OYTPT50642

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    3. [医療ルネサンス]揺れる命 新しい家族の形<4>「血縁よりずっと強い絆」
      2015年4月29日3時0分

       「7代目の夫で血を絶やすわけにはいかない。男の子を産まなければ」。結婚して大分市に住むことになったE子さん(56)が心に期したのはそのことだった。「家」を大切にする夫の両親。43歳と遅い結婚だったので、すぐに市内の不妊治療クリニックに通い始めた。4年近く治療を続けたある日、いつものように排卵誘発剤の注射をお尻に打つと、腕が痛み出した。本来1週間から10日程度の注射だが、もう1か月近く打ち続けていた。

       「死んでしまいたい」。ある日、E子さんがクリニックの受付でつぶやくと、海外出張の予定だった担当医が駆けつけてくれた。「よく頑張ったね」。医師の言葉に泣き崩れた。「不妊治療をやめたい」と、夫と義父母に正直に話したら、肩の荷がすっとおりた。

       「養子をもらおう」。夫の言葉に、初めて児童相談所に足を踏み入れた。血がつながっていない子どもを育てられるのか。気持ちの整理がつかないまま、里親に登録した。児童相談所から電話がかかってきた2日後に、乳児院で生後5日目のF美ちゃんと対面。まだ目も開かないF美ちゃんに、感じるものがあった。47歳の新米ママ。毎日乳児院に通い、お風呂の入れ方やおむつの替え方を習った。

       「F美はたくさんミルクを飲み、よく眠る子でした。0歳の頃は主人に、1歳を過ぎてからは私に、2歳からは主人の妹にそっくりで」。E子さんは笑う。親戚の中には「血のつながった親戚の子をもらえば良かったのに」と言う者もいたが、E子さんは周囲にも、F美ちゃん本人にも、養子であることを隠さなかった。半年間の里親期間を経て、特別養子縁組が成立した。

       今、F美ちゃんは9歳。E子さんに怒られると「お母さん嫌い。産んでくれたお母さんだったらもっと優しくしてくれるのに」と言うようにもなった。生みの母親の連絡先は知っている。本人が望むなら、もう少し大きくなってから会わせてあげようと思う。

       「今は思うんです。血縁よりずっと強い絆がある、って」。ある時、寝たきりの義父に介護用のパンツをはかせようとしていたら、そばに来た3歳のF美ちゃんが、小さな手で義父の背中をトントンとたたいた。「ねんねんころりよ、おころりよ、おじいちゃんは良い子だ、ねんねしな」。赤ちゃんの頃、毎晩聞かせた子守歌だった。

       不妊治療を経て、養子をもらうまでには様々な葛藤があった。今でも毎日のように親子げんかをしては自己嫌悪に陥る。それでも毎晩、家族3人川の字で寝て、F美ちゃんの耳元でささやく。

       「お母さんの子どもになってくれて、ありがとう」
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150428-118-OYTPT50387

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    4. [医療ルネサンス]新しい家族の形<5>「産みたい」転じ「育てたい」
      2015年4月30日3時0分

       「どうじょ、どうじょ」。まもなく2歳になる晴斗はると君が、板の間で脱いだスリッパを持ってきた。「こら、ハル。鼻水出てる」。母親の森崎麻紀さん(38)がティッシュ片手に追いかける。夫の千春さん(41)は「ハルありがと」と、にこやかにスリッパを受け取った。

       晴斗君は2013年5月、熊本の慈恵病院で生まれた。兄の悠貴ゆうき君(6)は09年3月、愛知県の産院で誕生。2人とも「赤ちゃん縁組」で福井県の森崎家にやって来た。赤ちゃん縁組は、子どもを育てられない女性を妊娠中からサポートし、出産前から養親を探して、特別養子縁組を行う。

       2人は16年前に結婚。様々な不妊治療を試したが、検査の結果、千春さんは赤ちゃんを望めない体質とわかり断念した。

       麻紀さんは、病院で看護補助の仕事を始め、里親をしている人に出会った。8年前、夫婦で出かけた里親についての講演会で矢満田篤二やまんたとくじさん(80)に声をかけられた。「あなたたちも親になれますよ」。つらい不妊治療の末に、「産みたい」から「育てたい」という気持ちに変わっていた。

       矢満田さんは愛知県の元児童福祉司。個人的ネットワークを生かして、全国規模で赤ちゃん縁組を行ってきた。矢満田さんは「生みの親が育てられない赤ちゃんは、産院から直接乳児院へ、3歳になると児童養護施設へ移される。施設に行くと、子どもたちが抱っこ、抱っことせがむ。せがむことすら許さない施設もあった」と振り返る。1982年度から2013年度までに県の児童相談所は173組の養子縁組(名古屋市を除く)を仲介した。子どもの名前はできるだけ養親につけてもらい、生みの母親からの手紙や写真も渡す。

       しかし、赤ちゃん縁組は他の自治体には広がっていない。矢満田さんは「施設に入れるのに比べて、手間も時間も人手もかかる。他の自治体は『病気や障害がわかったらどうする』『実の親の気が変わったら困る』などと及び腰になっている」と話す。

       森崎家では、晴斗君が1歳を迎える前に特別養子縁組が成立。悠貴君と同じく、戸籍上も本当の親子となった。しかし2人が養子であることは隠していない。

       麻紀さんは晴斗君の手にアンパンマンを描きながら言った。「血のつながりはないけれど、私たちはそれ以上の絆で結ばれている。あなたたちは望まれて生まれてきた命。そう伝えたいと思っています」
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150429-118-OYTPT50222

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    5. [医療ルネサンス]新しい家族の形<6>血縁重視 進まない縁組
      2015年5月1日3時0分

       先月5日、特別養子縁組の説明会が都内で開かれた。養子としての体験を話した大木愛さん(39)は、生後2か月で養親の元にやってきた。4歳のとき弟ができたが、母親のおなかが大きくなっていないことに疑問を持ち、母親に尋ねて自分が養子だと知った。

       「私が来た時のお話をして」。何度も同じ話をせがんでは、ゆっくり心に落としこんだという。今は養親が営むファミリーホームを手伝う大木さんは話す。

       「お父さん、お母さんと呼べる人がいて、帰れる場所がある。子どもにとって大切なのはそれだけ。新しい家族に出会えるならば、血縁や時期は関係ない」

       厚生労働省によれば、養護が必要な子ども約4万6000人のうち、8割超が施設で暮らす。施設養育は英米では3割以下、豪では1割以下だ。厚労省の担当者は「今後15年間で、家庭での養育を全体の3分の1まで増やしたい」と話す。

       特別養子縁組は6歳未満の子どもが、家庭という永続的な環境で育つことを目指して1988年に導入された。だが、その数は年間300~400件に過ぎない。民間団体による縁組も増えているが、費用が課題になっている。日本財団の高橋恵里子・福祉特別事業チームリーダーは「英国や韓国では、養子縁組のコストは国の補助金でまかなわれていて、米国にも免税措置がある。子どもには恒久的な居場所が必要という考え方を児童福祉法に取り入れるべきだ」と話す。

       なぜ、養子縁組が広まらないのか。中央大学教授の山田昌弘さんは「これまで子どもは家業を継いだり、老親の介護を担ったりする機能的な存在だった。今は継ぐべき家業もなく、むしろ教育費の負担の方が大きい。子どもは親が自分のアイデンティティーを満足させるための存在になっている。だから血縁が重視されるんです」と指摘する。

       生殖医療が専門の埼玉医科大学教授の石原理おさむさんは「同質性を重んじる日本社会の特性がある上に、生殖医療の進歩が血縁の強化装置になってしまった。スウェーデンでは血のつながらない母親のことを『ボーナスママ』とポジティブに呼ぶ。日本も、血のつながりだけに縛られない柔軟な家族を目指すべきではないか。不妊治療と養子、里子の話はセットで語られるべきだ」と話す。

       不妊治療を経て子どものいない人生を選んだ夫婦、血がつながらなくても強い絆で結ばれた家族。家族の形に正解などない。けれど、そのありようは、私たちの社会を映し出す鏡に違いない。(鈴木あづさ)
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150430-118-OYTPT50385

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  154. 性的マイノリティーに該当 13人に1人
    5月6日 4時08分

    心と体の性が一致しない性同一性障害など、「LGBT」と呼ばれる性的マイノリティーに該当する人は13人に1人となることが、大手広告代理店が行ったアンケート調査で分かりました。

    調査は先月、大手広告代理店の電通がインターネットを通じて、全国の20代から50代のおよそ7万人を対象に行いました。それによりますと、性同一性障害など「LGBT」と呼ばれる性的マイノリティーに該当する人は全体の7.6%で、13人に1人となりました。
    自分が当事者かもしれないと気付いた時期については、「13歳から15歳」が最も多く18.6%、次いで6歳以下が17.2%、「10歳から12歳」が16%、40歳を過ぎてからという人も9.8%いました。一方で、当事者であることを誰にも明らかにしていないと答えた人は56.8%に上っていました。
    LGBTを巡っては、東京・渋谷区が同性のカップルに結婚に相当する証明書を発行する全国初の条例を制定するなど、自治体などの支援が広がっています。調査に当たった「電通ダイバーシティ・ラボ」の阿佐見綾香研究員は、「社会の理解が深まることで、当事者が生きやすくなるだけでなく、LGBTを意識した新たなサービスが生まれ、経済が活性化する可能性も秘めていると思う」と分析しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150506/k10010070851000.html

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  155. 「ステップファミリー」支援へ実態調査
    5月6日 6時48分

    「ステップファミリー」と呼ばれる、血縁関係のない子どものいる再婚家庭に特有の悩みに答えていこうと、支援団体が実態を把握するためのアンケート調査に乗り出しました。

    調査を始めたのは、再婚家庭の支援活動を行っているNPO法人「M-STEP」です。
    血縁関係のない子どものいる再婚家庭は「ステップファミリー」とも呼ばれ、親にも子どもにも特有の悩みがあるとされる一方、その実態はこれまであまり知られていませんでした。アンケートは親と子どもの双方を対象とし、このうち親には、周囲の人に打ち明けているかや、生活の変化、困ったことなどを尋ねています。また子どもには、親の再婚をどう思ったかや、新たに家族になった親や兄弟についてどう感じているかなどを尋ねていて、NPOは今年度末をめどに結果をまとめ、支援につなげたいとしています。
    「M-STEP」の新川てるえ理事長は「再婚者が悩んで相談機関を訪れても、初婚を前提に話をされるといった声もある。結果を基に、行政などに必要な支援策を訴えたい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150506/k10010070871000.html

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  156. 65歳女性が四つ子出産、17人の母に…ドイツ
    2015年5月23日10時8分

     【ベルリン=工藤武人】ドイツの民放テレビRTLは22日、ベルリン在住の女性教師(65)が四つ子を出産したと伝えた。

     65歳での四つ子の出産は世界最高齢という。

     この女性は、英語とロシア語を教えるアンネグレット・ラウニックさん。ラウニックさんは、55歳の時に産んだ娘に「弟か妹がほしい」と言われ、出産を決意。国外で人工授精を受けて妊娠し、妊娠26週目の今月19日に男の子3人と女の子1人を帝王切開で出産した。4人の体重は650グラム~960グラムという。ラウニックさんは今回の出産で、17人の子を持つ母親となった。孫も7人いるという。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150523-118-OYT1T50081

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    1. 父親はどこの誰?

      ひょっとしてみな父親の違う子供ばかり?

      あえて父無し子をつくる「子作り」マニアばあさん…

      なんか思想的背景が怪しげ…

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  157. 「同性カップル認定」世田谷区長が発表…世の中変える一歩に

     東京都世田谷区の保坂展人区長は4日の定例記者会見で、宣誓した区内在住の同性カップルをパートナーとして区が認定する取り組みを11月から始めることを正式に発表した。

     同性カップルから不動産契約や入院治療などの際、「配偶者として扱われない」など不満の声が上がっていただけに、保坂区長は「性的マイノリティーの人たちが生きづらい世の中が、変わっていく一歩になれば」と期待を込めた。

     新たな取り組みでは、20歳以上で区内在住の同性カップルが所定の宣誓書に署名して提出すれば、区が公式文書として10年間保管する。カップルには宣誓書の写しと受領証を手渡す。

     同性カップルを巡っては、渋谷区が今年4月、「結婚に相当する関係」と認め、証明書を発行する全国初の条例を施行した。渋谷区は今秋以降、証明書を発行する予定で、条例の趣旨に反した事業者には勧告や社名の公表を行う。世田谷区の認定制度は、区長の裁量で事務要綱を新たに定めるもので、事業者らへの罰則はない。保坂区長は「できるかぎり効力を発揮するようにしたい」と話し、関係団体に認定制度の趣旨をアピールしていくと強調した。

    (2015年8月5日 読売新聞)
    http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=122024

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    1. おそるべしジェンフリ真理教ドグマ(笑)。

      これが堂々と認められるようになると、わざわざ性別を変更するようなことをしなくてすむようになるな…

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  158. 「産んだ女性が母」法案了承、今国会へ提出目指す

     自民党の法務・厚生労働の合同部会は5日、卵子提供など、第三者が関わる生殖補助医療で生まれた子との親子関係を規定する民法の特例法案を了承した。

     今後、党内の手続きなどを経て、今国会の同法案提出を目指す。

     法案では卵子提供や代理出産により子どもを産んだ場合、産んだ女性を母とする。また、夫の同意を得て、夫以外から精子提供を受けて妻が妊娠した場合、夫は自分の子であることを否認できないとする。

     自民党内では2013年から、卵子や精子などの提供や代理出産を条件付きで認める生殖補助医療法案の検討を開始したが議論は進んでいない。一方、生殖補助医療で生まれる子どもは増えており、同時提出を検討していた民法の特例法案を先行させることにした。

     生殖補助医療法案については今後2年をかけ、規制のあり方などについて超党派で検討する。

    (2015年8月5日 読売新聞)
    http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=122035

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    1. 卵子提供幻惑を煙に巻く医科様テクを粉飾する制度…

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  159. 「再婚禁止は違憲」提訴 男女と無戸籍の子
    2015/10/15 13:25 【共同通信】

     離婚後の再婚を女性だけ6カ月間禁じた民法の規定は、法の下の平等を定めた憲法に違反するなどとして、静岡県の20代の男女とその間に生まれた無戸籍の子どもが15日、国に計300万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。
     訴えによると、2人は女性が前夫と別居していた2013年に知り合い、前夫と離婚が成立する直前の今年5月に男児が生まれた。離婚から6カ月過ぎていないため結婚できず、民法の別規定によって前夫の子となってしまうため男児の出生も届けられていない。
     2人が結婚できないことと、男児が嫡出子と認められないことなどへの賠償を求めている。
    http://www.47news.jp/CN/201510/CN2015101501001160.html

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    1. >2人が結婚できないことと、男児が嫡出子と認められないことなどへの賠償

      自分たちの身勝手で仕出かしたことの責任転嫁をしてるようでなんともすんなり理解できかねる…

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    2. そういうことは、ちゃんと離婚を成立させてからするものだ…

      アレはするなとはいわんが、ちゃんと避妊措置ぐらいは講じろ。

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    3. 「再婚禁止期間の規定は違憲」国を提訴
      10月15日 16時56分

      離婚した女性に6か月の間再婚を禁止する民法の規定は、不当に結婚を制約するもので法の下の平等などを定めた憲法に違反するとして、静岡県の男女と息子が国に賠償を求める訴えを東京地方裁判所に起こしました。

      訴えを起こしたのは、静岡県に住む20代の男女と生後5か月の息子です。
      民法には子どもの父親を定めるため、離婚した女性に6か月の間、再婚を禁止する規定があり、2人は女性が前の夫と離婚してから2か月後のことし7月に婚姻届を出したため受理されませんでした。また、2人の息子は予定より早く離婚の成立前に生まれ、民法の規定によって前の夫の子どもと推定されるため、出生届を出すことができず、無戸籍の状態だということです。
      訴えを起こした3人はこうした民法の規定は不当に結婚を制約し、子どもの幸せを妨げるもので、法の下の平等などを定めた憲法に違反するとして国に賠償を求めています。
      原告の男性は記者会見で「一緒に暮らしていて子どももいるのに、なぜ結婚ができないのか分からない。一日も早く円満に暮らしたいので法律が変わってほしい」と話しています。
      女性に6か月の間再婚を禁止する規定については、別の裁判も起こされていて、最高裁判所は、15人の裁判官による大法廷を開き、規定が憲法に違反するかどうか早ければ年内にも判断を示す見通しです。

      再婚禁止期間の規定 海外は廃止広がる

      離婚した女性に一定の期間再婚を禁止する法律の規定は、海外では廃止する動きが広がっています。
      婚姻の制度に詳しい専門家などによりますと、北欧のデンマークやフィンランド、ノルウェー、スウェーデンでは、離婚した女性に10か月の間再婚を禁止する法律の規定がありましたが、1968年から69年にかけて相次いで廃止されました。そして1980年代に入るとスペインやギリシャ、ベルギーなどでも廃止され、その後、1998年にはドイツで、2004年にはフランスで、同様の制限が廃止されました。さらに、日本と同じように6か月の間再婚を禁じていた韓国でも2005年に廃止されました。
      一方、イギリスやオーストラリア、カナダ、アメリカなどは、離婚の前に一定の別居期間が必要と定めていることから、再婚を禁止する規定はないということです。日本では平成8年に国の法制審議会が、子どもの父親を定めるには離婚後100日で足りるとして、再婚禁止期間の短縮を答申しています。しかし民法の改正は行われず、政府は国連の自由権規約委員会などから「女性差別にあたる」として規定を廃止するよう勧告を受けています。
      http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151015/k10010271001000.html

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    4. 再婚禁止期間巡り 最高裁で弁論
      11月4日 12時41分

      離婚した男女のうち、女性にだけ6か月間再婚を禁止する民法の規定が憲法に違反するかどうかが争われている裁判で、最高裁判所の大法廷で弁論が開かれました。原告側が「女性だけ婚姻の自由が制限されるのは差別だ」と主張したのに対して、被告の国側は「父親が誰かを巡る争いを防ぐには規定が必要だ」と反論しました。

      民法には、子どもの父親が誰なのか争いになるのを防ぐため、明治時代から「女性は離婚後、6か月を経過しなければ再婚できない」とする規定があり、岡山県の女性は、「憲法に違反する」として国に賠償を求める裁判を起こしています。
      4日午前、最高裁判所の大法廷で15人の裁判官全員が参加して弁論が開かれ、双方が意見を述べました。
      原告の女性の代理人は、「女性にだけ再婚禁止期間を設け、婚姻の自由を制限するのは差別だ。禁止期間を設けなくてもDNA鑑定の技術が発達したことで父親が誰かを巡る争いを防ぐことができる」と主張しました。
      一方、被告の国側は、「前の夫の子を妊娠したと気付かずに再婚して出産すると、父親を巡る争いが起きやすくなる。DNA鑑定は多くの国民が利用しているわけではなく、再婚禁止期間の合理性は失われていない」と反論しました。
      判決は早ければ年内にも言い渡される見通しで、明治時代から続く規定について、最高裁判所がどのような判断を示すのか注目されます。
      最高裁では4日午後から、夫婦別姓を認めない民法の別の規定が憲法に違反するかどうかが争われている裁判の弁論も開かれます。

      原告女性 手記で思いつづる

      原告の女性は、訴えを起こした思いをつづった手記をNHKに寄せています。手記によりますと、女性は前の夫と結婚した直後からDV=ドメスティックバイオレンスを受け続けて実家に逃れ、2年後に離婚が成立しましたが、民法の規定のため、今の夫とすぐに再婚できず、不安定な立場に置かれたということです。
      手記には、「やっとつかんだ幸せを、結婚という形にしたいと強く願っていました。6か月の期間再婚を禁止されていることはとても大きな悲しみでした。どんなにつらい思いをして過ごしたかは、ことばにできないくらいです」とつづられています。
      女性は、「夫婦関係が多様化し、家族観、夫婦観も多様化している現在です。私のようなつらい思いをする人が出ないような社会になることを心から願っています」と訴えています。
      http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151104/k10010293751000.html

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    5. 自分の身勝手な都合にあわせて「法令制度」を変えようとする傲岸不遜な態度…

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  160. 同性カップルに結婚相当の証明書 受け付け開始
    10月28日 11時32分

    東京・渋谷区が、同性のカップルに「結婚に相当する関係」と認めて発行する証明書の申請が28日から始まりました。

    渋谷区は同性愛や性同一性障害など、いわゆる性的マイノリティーの人たちの人権を尊重しようと、同性のカップルを「結婚に相当する関係」と認める証明書を全国で初めて来月5日から発行することにしています。
    28日から区役所で証明書の申請の受け付けが始まり、女性のカップルが訪れて書類を提出し、手続きを行いました。申請は住民戸籍課の婚姻などを届け出る窓口で行われ、カップルが希望すれば、個室で手続きすることもできるということです。
    渋谷区の「パートナーシップ証明書」の対象は区内に住む20歳以上のカップルで、原則としてお互いを後見人とすることや、愛情と信頼に基づく関係であることなどを明記した2種類の公正証書の提出が必要となります。憲法では同性の結婚を認めておらず、証明書に法的な拘束力はありませんが、区は、区内の事業者などに対して結婚関係と同等に扱うよう求めています。
    申請の手続きをした東小雪さんは「この日を、とても楽しみにしていました。窓口で区の担当者からも『幸せな気持ちを感じてくれたらうれしいです』と言われ、認められていると感じて、とてもうれしかったです」と話していました。また、増原裕子さんは「大きな一歩だと思いますが、同性カップルを築きたい人が、全国にもたくさんいることを多くの人に知ってもらい、証明書がなくても同性パートナーが不便なく生きられる社会になってほしいです。今は、生命保険の受け取り人にパートナーを指定できないので、発行されたらパートナーを指定するように保険会社に交渉したいです」と話していました。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151028/k10010285281000.html

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    1. 「ジェンダー・フリー」真理教カルト信者…

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    2. 渋谷区 同性カップル証明書 来月5日から発行
      10月23日 14時32分

      東京・渋谷区は、同性のカップルを「結婚に相当する関係」と認めて発行する証明書について、今月28日に申請の受付を始め、来月5日から全国で初めて発行することになりました。

      これは、渋谷区の長谷部健区長が記者会見で明らかにしたものです。
      渋谷区は、同性愛や性同一性障害など、LGBTと呼ばれる性的マイノリティーの人たちの人権を尊重しようと、同性のカップルを「結婚に相当する関係」と認めて証明書を発行することにしていて、今月28日に申請の受付を始め、来月5日から全国で初めて発行するということです。
      対象は、渋谷区に住む20歳以上の同性のカップルで、原則、お互いを後見人とするものと、信頼関係を示すものの2種類の公正証書の提出が必要となります。
      憲法では同性の結婚を認めておらず、証明書に法的な拘束力はありませんが、渋谷区の民間企業でも証明書を活用する動きが出てきていて、一部の保険会社では、証明書が発行されたカップルについて、パートナーを死亡保険金の受取人に指定することができるということです。
      長谷部区長は「証明書について住民や企業などから多くの反響をもらい、関心の高さを感じている。企業にもどんどん証明書を活用してもらって、LGBTに寛容なまちづくりを目指したい」と話していました。

      世田谷区では受領証を発行へ

      東京・世田谷区では、同性のカップルから宣誓書を受け付け、区が宣誓を証明する受領証を発行する取り組みを新たに始めることにしていて、来月1日に申請の予約を始め、来月5日から実施することにしています。
      http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151023/k10010279991000.html

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    3. われわれは全員、生物であるところの「オス・メス」からは、のがれることはできないのに…

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    4. 「性別」というものをなきものにしたい理念観念は一種の狂気である…

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    5. 同性カップルは「家族」 証明書第1号申請=東京23区プラス
      2015年10月29日5時0分

       同性カップルを「結婚に相当する」パートナーとして条例に基づいて認定する全国初の制度が渋谷区でスタートする。28日からは証明書の申請受け付けが始まり、区内で共に暮らす元タカラジェンヌの東小雪さん(30)と、会社経営の増原裕子さん(37)が第1号となる申請を行った。

       2人は2013年に結婚式を挙げた女性同士のカップル。日本では法律上、同性婚が認められていないため、昨年ハワイで結婚証明書を取得した。この日、午前8時半の開庁と同時に区役所で手続きを済ませた東さんは「受付の人に『幸せな気持ちを感じていただけたら』と言われ、うれしくなりました」と話し、増原さんは「証明書をお守りのように持ち歩いて『家族なんです』と伝えたい」と喜びをかみしめた。証明書は、書類審査を経てから11月5日の発行になるという。

       条例では、不動産業者や病院などに、証明書を持つカップルを夫婦と同等に扱うよう求めているが、法的な拘束力はない。世田谷区でも同日から、同性カップルに宣誓書を書いてもらう形式でパートナーとして認定する取り組みを始める。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20151029-119-OYTNT50031

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    6. 異性婚と類似性なし…バチカン「同性婚」認めず
      2015年10月26日10時17分

       【ローマ=青木佐知子】バチカンで開催中の「世界代表司教会議」は24日、各国から集まった約270人の司教たちの意見をまとめた「提言書」を承認した。

       カトリック教会がタブー視してきた同性愛については「不当な差別」を避けるべきだという従来の主張を踏襲したが、改革派の司教が理解を示す「同性婚」の主張は盛り込まれなかった。

       4日に開幕した会議は、「開かれた教会」を掲げるローマ法王フランシスコの意向で開催。会議は約3週間の期間中、「家庭」をテーマに議論が繰り広げられ、提言書には94項目が盛り込まれた。同性婚の取り扱いが注目されたが、伝統的な異性間の結婚と比べて「類似性は全くない」として退けた。今回の提言を踏まえ、法王は「家族」に関する文書をまとめる見通しだ。

       会議を巡っては、昨年の準備会合で、改革派が中間報告に「同性愛者は教会に貢献できる」とする内容を盛り込むことを主張。保守派が猛反発していた。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20151025-118-OYT1T50068

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    7. 大川 隆法 『職業としての宗教家』
      https://www.google.co.jp/search?q=%E8%81%B7%E6%A5%AD%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%AE%E5%AE%97%E6%95%99%E5%AE%B6

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    8. 同性カップル証明書 発行開始
      11月05日 10時44分

      東京・渋谷区が、同性のカップルを「結婚に相当する関係」と認める証明書の発行が5日から始まり、女性2人のカップルが第1号となる証明書を受け取りました。

      発行されたのは、渋谷区の「パートナーシップ証明書」で、区の新たな条例に基づき全国で初めて自治体が同性カップルを「結婚に相当する関係」として認めるものです。
      5日午前8時半に区役所の窓口が開くと同時に女性2人のカップルが訪れ、2人の名前が記載された証明書を受け取りました。
      証明書の対象となるのは渋谷区に住む20歳以上のカップルで、事前に公正証書を提出する必要があります。
      法的な拘束力はありませんが、区は区内の事業者などに対して、この証明書をもっているカップルには結婚関係と同等に扱うよう求めています。
      渋谷区の長谷部健区長は2人に「おめでとう」と声をかけ、「区としてもこれを第一歩に少しずつ取り組みを進めていきたい」と話していました。
      「パートナーシップ証明書」を受け取った増原裕子さん(37歳)は「職員から、おめでとうございます。末永くお幸せにと、あたたかい言葉をかけていただいてとても感動しました。自分たちが住んでいる町でパートナーのことを家族と認められたことにとても感激しています。自治体が同性カップルを公認する動きが日本でも出ていることをたくさんの人に知って欲しいし、同性カップルや同性愛者は家族、友人、職場に身近にいるのだということを知ってもらいたい」と話していました。
      また、増原さんのパートナーの東小雪さん(30歳)は「きょうから渋谷、世田谷で証明書の交付が始まるが、これを第一歩として日本全国に広がって欲しいし、性的マイノリティーの人たちは全国にいるので、その人たちが、どこに住んでいても暮らしやすい社会になってほしいと思います」と話していました。
      このあと2人は、発行されたばかりの証明書を手にJR渋谷駅のハチ公像の前に移動し、証明書の発行を記念して性的マイノリティーを象徴する虹色のたすきをかけたハチ公像の前で、記念撮影をしていました。
      http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20151105/3041521.html

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    9. 同性カップルに「証明書」発行始まる
      11月5日 10時55分

      東京・渋谷区が同性のカップルを「結婚に相当する関係」と認める証明書の発行が5日から始まり、女性2人のカップルが第1号となる証明書を受け取りました。

      発行されたのは渋谷区の「パートナーシップ証明書」で、区の新たな条例に基づき全国で初めて自治体が同性カップルを「結婚に相当する関係」として認めるものです。
      5日午前8時半に区役所の窓口が開くと同時に女性2人のカップルが訪れ、2人の名前が記載された証明書を受け取りました。
      証明書の対象となるのは渋谷区に住む20歳以上のカップルで、事前に公正証書を提出する必要があります。法的な拘束力はありませんが、区は区内の事業者などに対して、この証明書をもっているカップルには結婚関係と同等に扱うよう求めています。
      証明書を受け取った増原裕子さん(37)は「職員からおめでとう、お幸せにと言われ、住んでいる町でパートナーが家族として認められたことがとてもうれしい。この証明書を使って、これまでできなかった保険金の受取人の指定や家のローンを、共同で組むことにチャレンジしたい」と話していました。
      東小雪さん(30)は「渋谷区をきっかけに日本全国にこの取り組みが広がっていってほしい。そして、同性カップルも異性カップルも同じなんだということ、身近にいるんだということを少しずつでも社会に知ってほしい」と話していました。
      また、渋谷区の長谷部健区長は2人に「おめでとう」と声を掛け、「区としてもこれを第一歩に少しずつ取り組みを進めていきたい」と話していました。
      このあと2人は、発行されたばかりの証明書を手にJR渋谷駅のハチ公像の前に移動し、証明書の発行を記念して、性的マイノリティーを象徴する虹色のたすきを掛けたハチ公像の前で記念撮影をしていました。
      http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151105/k10010294841000.html

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    10. 同性カップルに「証明書」発行始まる
      11月5日 10時55分

      東京・渋谷区が同性のカップルを「結婚に相当する関係」と認める証明書の発行が5日から始まり、女性2人のカップルが第1号となる証明書を受け取りました。

      発行されたのは渋谷区の「パートナーシップ証明書」で、区の新たな条例に基づき全国で初めて自治体が同性カップルを「結婚に相当する関係」として認めるものです。
      5日午前8時半に区役所の窓口が開くと同時に女性2人のカップルが訪れ、2人の名前が記載された証明書を受け取りました。
      証明書の対象となるのは渋谷区に住む20歳以上のカップルで、事前に公正証書を提出する必要があります。法的な拘束力はありませんが、区は区内の事業者などに対して、この証明書をもっているカップルには結婚関係と同等に扱うよう求めています。
      証明書を受け取った増原裕子さん(37)は「職員からおめでとう、お幸せにと言われ、住んでいる町でパートナーが家族として認められたことがとてもうれしい。この証明書を使って、これまでできなかった保険金の受取人の指定や家のローンを、共同で組むことにチャレンジしたい」と話していました。
      東小雪さん(30)は「渋谷区をきっかけに日本全国にこの取り組みが広がっていってほしい。そして、同性カップルも異性カップルも同じなんだということ、身近にいるんだということを少しずつでも社会に知ってほしい」と話していました。
      また、渋谷区の長谷部健区長は2人に「おめでとう」と声を掛け、「区としてもこれを第一歩に少しずつ取り組みを進めていきたい」と話していました。
      このあと2人は、発行されたばかりの証明書を手にJR渋谷駅のハチ公像の前に移動し、証明書の発行を記念して、性的マイノリティーを象徴する虹色のたすきを掛けたハチ公像の前で記念撮影をしていました。

      証明書発行には公正証書が必要

      渋谷区が証明書発行の条件として提出を求めているのが公正証書です。
      公正証書は公証役場で長年、裁判官や検察官などを勤めた経験のある公証人に依頼して作成する法的な効力を持つ公文書です。一般的には遺産相続などの遺言書や、自分が認知症になった場合などを想定して、あらかじめ、後見人を指定する際などに作成します。
      渋谷区が証明書発行の条件として指定しているのは、お互いに後見人になることと、共同生活を送るための同意書という2種類の公正証書です。
      一方で、渋谷区以外の住民でも、こうした公正証書があれば、家族と同等の存在であることを証明する手段として有効だとされています。
      同性カップルを対象とした行政手続きのセミナーなどを開催している行政書士の永易至文さんは「渋谷区の証明書自体は形式的なものだが、その中身を担保しているのは公正証書なので、渋谷区に住んでいなくても、公正証書を作ることによって、さまざまな権利を守れることを知って欲しい」と話しています。

      渋谷区以外の同性カップルは

      渋谷区以外の自治体でも長年、一緒に暮らしてきた同性カップルが公正証書の作成に踏み切る動きが出ています。
      渋谷区以外の東京都内に住む40代と50代のレズビアンのカップルはパートナーとして、およそ20年間、生活をともにしています。一方が産んだ子どもを、共働きで協力して子育てをしています。
      渋谷区の条例制定をきっかけに、2人は老後のことや、一方の身に何かが起きた場合の子どもの養育のことなどを改めて話し合うようになったといいます。
      先月、行政書士のもとを訪ねた2人は病気などで判断能力が低下したときに備え、お互いをあらかじめ、後見人に決める「任意後見契約」や、一方が病気になった場合、医療機関で治療方針や病状などについて家族と同じように説明が受けられるよう、「意思表示」の書面を作って公正証書にすることなどを検討しました。
      40代の女性は「自分たちにとっては結婚同様、ともに生活してきた、およそ20年間の積み重ねを公的な書面にすることで、2人の関係を証明する根拠にしたい。公正証書を職場などにも必要に応じて示すことで周囲の理解を広めていきたい」と話していました。
      また、パートナーの50代の女性は「これまではパートナーに何かがあっても医療機関などで家族として接することができず、死別した場合は残された子どもと引き裂かれる恐れがあったので不安でした。公正証書と親族の理解があれば、そうした状況がおおむね、回避できることが分かり、安心しました」と話していました。
      http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151105/k10010294841000.html

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